2025年5月1日放送 23:06 - 23:55 テレビ東京

カンブリア宮殿
【GW旅の新たな楽しみ第2弾 新たな旅の提案!】

出演者
村上龍 小池栄子 
(オープニング)
オープニング

オープニング映像。

カンブリア宮殿 宿泊費は無料!? 新たな旅のスタイル
GW&夏休みにオススメ!バイトしながら全国を巡る

和歌山県・那智勝浦町ではクルージングを楽しむ旅行客の坂口さん。この旅はイルカやクジラに出会えるかもしれないと人気のクジラ。また宿泊するのは田辺市にあるわたらせ温泉 ホテルささゆり。

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わたらせ温泉 ホテルささゆりイルカマッコウクジラ田辺市(和歌山)那智勝浦町(和歌山)

坂口さんが宿泊するホテルは1泊2食月の一人3万円するワンランク上の温泉宿。本館から少し離れた場所にやってきたが、部屋に一人で宿泊する。チェックアウトする坂口さんはこの場所に一ヶ月滞在していたが、その料金はタダ。坂口さんの宿泊費がタダだった理由には、この旅館で働いているため。朝と夜の4時間ずつ、レストランで配膳などの業務を行う。それ意外の空き時間は自由に温泉に入り放題。さらに丸一日休みの日には観光もでき、地元の名所をまわることも。先ほどの部屋は従業員の寮で、食事が三食ついて食費もかからない。極めつけは20日間働いて17万円とバイト代もある。この驚きの仕組みを提供しているのがおてつたび。お手伝いと旅をかけ合わせた造語でお得に旅はしたい利用者と人手がほしい事業者をマッチングするサービス。おてつたびはシニア層からも大人気。子育てが一息ついたひとや定年退職した人などユーザーの4人に1人が50代以上。会員数は右肩あがりで7万5000人にも及ぶ。

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おてつたびわたらせ温泉 ホテルささゆりイルカマッコウクジラ田辺市(和歌山)那智勝浦町(和歌山)

おてつたびはサービスの名称だけでなく、社名にもなっている。マンションの一室がオフィスになっていてスタッフは30人。その社長は永岡里菜。その収益は受け入れる側の事業者がその地域の最低賃金以上で時給を設定。利用者が働いて稼いだアルバイト代の手数料を事業者がおてつたびに支払うという仕組み。永岡がこのビジネスモデルを通じて目指しているのはウィン・ウィン・ウィンな関係。利用者が旅を楽しみ、受け入れる事業者も助かり、地域まで元気になる三方よし。おてつたびの仕事はバラエティゆたか。ミカンの収穫や鮪の一本釣り漁まで普段はめったに経験できない貴重な仕事に溢れている。岐阜県高山市はインバウンド客で活気づいている。とあるホテルのロビーも賑わっていたがホテルアラウンド高山はそのほとんどが外国人観光客。花岡DINING and BARで働いているのは、富山からおてつたびを利用している立塚さん。普段は子育ての合間に美容サロンを運営している。この日は客の殆どが外国人というなかで英語が堪能な立塚さんが大活躍。結婚しスキルを活かせる場がなかったというが、このレストランの募集要項には国際交流が好きな人を募集しているところにひかれた。室内には電子レンジや冷蔵庫なども完備しているため手ぶらでもOK。

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hotel around TAKAYAMAおてつたび渋谷区(東京)花岡DINING and BAR高山市(岐阜)鳴門市

奈良県川上村はこれといった観光資源はなく、過疎化が進む一方だった。この地で150年以上続く朝日館。切り盛りしているのは辻さん親子。女将は一人息子の将来を案じていた。そんな時おてつたびを頼ったことで嬉しい出来事が会った。艶弥さんはおてつたびで朝日館にやってきて旅館で2週間働いた。その後晋司さんと交際に発展し、結婚し若女将に。今では夫婦二人三脚で旅館を支えている。徳島県・鳴門市にあるいちご農園。ここでもおてつたびの利用者を受け入れている。黙々と作業をする60代の川端さん。京都で教師をつとめていたが定年退職しこの場所にやってきたが、その理由は第二の人生の家を構えたくて探しているという。そこに鳴門市の藤瀬さんの姿が。移住を促進している。鳴門市の魅力をアピールしているが、鳴門市は2024年におてつたびと連携し事業者を様々な面でサポート。宿泊施設のない事業者に部屋を無償で提供し、さらにちょっとした移動に便利な自転車を無料で貸し出し。移住者の増加を目指し、その手応えは上場。市のサポートで実際に移住したという藤井さん。2年前におてつたびを利用して鳴門市の名産のらきょう農家で2週間ほど働いた。東京から鳴門市に移住しらっきょう販売の会社を起業。らっきょうをつかった様々な商品を開発した。それらを市内の店舗に売り出している。

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地方にお試し移住できる 今話題の「おてつたび」

永岡はおてつたびについて、受け入れる方も参加者には地域のことを知ってほしいと言う思いを持っている人も多いという。利用者の目的は何が多い?について永岡は、おてつたび参加者一人一人が全然違うストーリーを持っている事がとても面白いという。また一番良く聞くのは日本各地の地域をもっと知りたいという超え。その知られていない地域に行くきっかけを作りやすいという。またおてつたびきっかけで地方移住をする人も増えているという。また目指しているのは一緒に地域の経済を回してくれる人を増やすことと答えた。そんな中で嬉しい報告があると想定外で嬉しいと答えた。

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おてつたび
「どこそこ?」が起業の転機… 無名の地域にスポットを!

愛知県名古屋市で育った永岡。幼い頃に三重県尾鷲市で育ったが千葉大学に通っていた時のことだった。同級生に大好きな尾鷲市の事を伝えたが、それはどこなのか?と聞き返されてしまった。尾鷲の魅力を上手く伝えられない自分は歯がゆかったという。その後官民連携の事業に携わり、全国を飛び回った。その中で尾鷲のように知られていないだけで魅力的な地域があると知った。そうした場所に興味をひかれた永岡は思い切って退職。住んでいたマンションも解約した。一人で夜行バスを乗り継いで有名ではない地方の町や村を巡った。すると、そのような地域に人が集まらない原因がわかった。知られていない地域はインターネットにすらほとんどの情報がないためにそもそも観光地としての選択に上がりにくい。人が来ないと地域は元気を失い、より一層情報が少なくなるという負のスパイラルに。永岡が思いついたのは知られていない地域に働きに行くという動機づけをすること。アルバイトと旅をかけ合わせることで、地域に人が集まり、人手不足を解消できると考えた。2018年にはおてつたびを創業。永岡がまず取り組んだのは受け入れ先となる事業者を探すこと。地方の旅館や農家など片っ端から連絡を取った。しかし門前払いが続き100軒以上に断られてしまった。しかしそこに救いの手が。

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おてつたび千葉大学名古屋市(愛知)尾鷲市(三重)山ノ内町(長野)
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「どこそこ?」が起業の転機… 無名の地域にスポットを!

2018年におてつたびを創業した永岡。しかし当初は協力してくれる事業者探しに苦労した。そんな中、ついに救いの手が。長野県の山ノ内町にある癒やしの宿 幸の湯の井戸聞多さんは最初におてつたびを受け入れてくれた。この旅館で、おてつたびが行われた際には永岡も利用者に混じって参加した。自ら率先して宿の仕事に励んだ。自ら熱意をみせることで関係を築いた。こうして地道に協力してくれる事業者を増やし、今ではその規模を1900軒に以上に拡大した。永岡は愛する地元を友達に語ると、どこ?と聞かれた時に伝えられないもどかしさなどを感じたという。また、27歳の時に会社を辞め、東京の自宅も解約し、全国を回ったという。その間夜行バスの旅があがったという永岡。どうしたら尾鷲のような地域にスポットライトが当たる未来を作れるか、その思いだけで会社を辞めたと答えた。また農家のお手伝いをし、大変ながらもその地域の魅力を知ることが出来、それがずっと残っていたという。また最初は一人で事業を行っていたが100軒の事業者に連絡をして反応があったのはそのうち1軒のみ。しかしその1軒が嬉しかったと答えた。

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おてつたび山ノ内町(長野)志賀高原 癒やしの宿 幸の湯
人口減少が著しい日本の離島…「三宅島を盛り立てよう!」

おてつたびの新規の受け入れ先を開拓しているのは少数精鋭の営業部隊。現在得に力を入れて事業者を探している。営業が向かったのは三宅島。

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おてつたび三宅島調布飛行場
テレ東BIZ、U-NEXT

テレ東BIZ、U-NEXTで配信のお知らせ。

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人口減少が著しい日本の離島…「三宅島を盛り立てよう!」

東京・三宅島はおてつたびが力を入れている新たな開拓先。少数精鋭のおてつたびの営業が上陸。三宅島は未来の日本の地方を映し出す場所と言われている。島の人口はピーク時から半数近くにまで減少し、高齢者の割合は全国平均より1割多い40%。この数字は今から45年後の2070年に予測されている全国平均とほぼ同じ。まず向かったのは民宿。出迎えてくれたのは宿の主人の佐々木さん。人手不足に頭を抱えている。こんな状況におてつたびに興味を持ったという。労働力が確保できなければやりたくても事業を続けることができない。民宿つくばにやってきたがここもまた既に人手不足で営業するのが厳しい。また島の島産業のあしたばも農家が一人で行っている。肌でその大変さを体験するのもおてつたびが重要視している。しかし農家には宿がないという課題も。そこでホテルに空いている客室や従業員寮を受け入れ事業者に格安で貸し出せないかを提案。

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あしたばおてつたびホテル海楽三宅島民宿 姉妹民宿つくば調布飛行場
将来の観光業界を担う学生に「おてつたび」の特別授業を

観光系の大学でおてつたびの授業をしているという永岡。その大学の学生が10年から20年後に業界を担うはずなので一緒にいろいろな連携をさせてもらってると答えた。

先行き不透明な時代 サバイバルに必要なことは…

永岡は先行き不透明なこの時代に大切なのは世の中と対話し続けて変化することが大事と答えた。

編集後記

村上龍は今日の総括に27歳のとき、2社目を退職したが、自分だけ道から外れてしまいような恐怖があったらしい。定期的な収入もなくなる。自宅も引き払った。夜行バスを乗り継いで、全国を回った。1人だった。だが、環境が変わった。起業している人が身近に思えた。最初に出会ったのが、長野県上田市のトマト農家、夏の農繁期には朝5時から夕方6時までぶっ通しで働く。人手不足を肌で感じた。人手不足というのは、人と人が出会えryチャンスになる。2018年、起業。「夏休みは旅行?それとも「おてつたび」?」そう聞かれる日が必ず来る。とした。

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おてつたび上田市(長野)
次回予告

カンブリア宮殿の次回予告。

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