2025年8月14日放送 23:06 - 23:55 テレビ東京

カンブリア宮殿
【中古ブランド品で急成長!快進撃の舞台裏】

出演者
村上龍 小池栄子 
(オープニング)
オープニング

オープニング映像。

カンブリア宮殿 中古品の常識を覆した「コメ兵」革命
これが中古?客の想像を超える 異色のリユース店を続々展開!

渋谷区にとある店にはブランドもののバッグや高級ブランドのものが並ぶ。オメガの時計は四割安い。20万円するフランスのハイブランドのエルメスのデニムは、半額以下に。その値札には「USED」が。これらは中古ブランド品。リユース市場の規模は拡大し2023年には3656億円で5年間で1.4倍に拡大した。ブランド品リユース業界でトップシェアを誇るのがコメ兵。ここには他のリユースショップではまずお目にかかれない商品もあり、映画でアン・ハサウェイが着ていたシャネルのブレザーもあるが、希少なアイテムで120万円で売られていた。また有楽町には阪急メンズ東京があり、百貨店の一角にオープンし、リユーススニーカーだけを集めたスニーカーマーケットBY KOMEHYOが。リユースだけに全て1点もので1000足以上。定番の商品なら割安で購入が可能。中にはプレミアのものも。(リユース経済新聞調べ)

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さらに今年6月にオープンした大阪市にあるKOMEHYO 大阪心斎橋。コメ兵は今までと違った新店舗を続々とオープンし、快進撃を続けている。売り上げはほぼ右肩上がりで、昨年度は過去最高の1589億円を突破。店舗は309店舗まで拡大。

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名古屋本店は「まるで百貨店」高級バッグ…驚きの査定額は?

コメ兵のふるさとは名古屋市の大須商店街。400年の歴史を持ち、日本一元気な商店街おtも言われている。7階建てのビルはコメ兵の本店。1947年に創業し、1階はワンフロアは丸ごと宝石・貴金属の店。2階は時計を販売。5階6階はメンズファッションの店となっていて売り場にたつ店員もスーツを着こなし、丁寧な言葉で接客する。その社長の石原卓児は大事だという買い取りの行うフロアでは、コメ兵のすべての店舗に用意されているという。

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コメ兵の買い取り現場を紹介。買い取った商品はそのまま現場には並ばずに商品センターに発送される。その送り先にこそコメ兵最大の強みがある。

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“偽物”は見逃さない!「鑑定の砦」プロが見抜く瞬間に密着

コメ兵の商品センターは買い取った商品は全てここに送られてくる。棚には大量のブランドバッグがあり、年間170万点以上を超える商品が鑑定されている。コメ兵には社内試験に合格した鑑定士が900人いるが、その中でもベテランの目利きだけが商品センターに集められる。そもそも鑑定の回数については、まず店舗で購入する時に1回、商品センターで最低でも2回鑑定し、最後に販売する店舗で2回行い4重のチェックで本物と判断したものを売り場に並べる。実際に偽物が見つかるのか?するとエルメスの期間限定のバッグに関して店舗では本物と診断されたが違和感を感じたという。ベテランの鑑定人は偽物と判断した。さらにコメ兵は鑑定の精度をあげるための最新システムには、最近商品センターで見つかった偽物と判断されたシャネルの財布。本物と見比べても違いがわからない。そこでマイクロスコープを使用して、偽物のロゴを撮影すると、パソコンAI解析をする。AIの精度は99%。

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本物でも“基準外”…のワケは こだわり品質で信頼を掴む

商品センターでは新品同様に戻すクリーニングも行っている。時計などはオーバーホールまで行う。ルイヴィトンのバッグのチェックを始めた田中。気になる部分があると加工してあるような痕を発見した。これは修復されたバッグを判明したが本物でもこのバッグは店頭には出せないという。こうした取り組みで信頼を勝ち取っている。

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こんな状態でも買い取る!? 店頭に出ない商品の行方は…

コメ兵の買い取りブースではこの日グッチのバッグが持ち込まれた。しかしところどころ擦り切れていていい状態ではないが、持ち込まれたものは極力買い取るようにしているという。その商品のブランド席は中古ブランド品のオークション会場。コメ兵ではこうしたオークションも行っており、グッチの腕時計が競りに出されていた。競り落としたのは大黒屋。こうしたリサイクルショップのバイヤーが参加している。オークション会場では先程のグッチのような状態の良くない商品もスタンバイ。こうしたものも競り落とされるという。

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高く買って…安く売る “信頼”で稼ぐ儲けのカラクリ

コメ兵の社長の石原卓児はコメ兵ではいい状態で販売し付加価値をつけ人から人にずっと伝承され、物の価値を全うすることをリレーユースという呼び方をしているという。またコメ兵の創業精神については「高く買えば物が集まりやすく売れば人が集まる」を大事にしていると答えその時の相場で出していきたいとし、販売のときにはお客に喜んでもらえる販売価格をつけたいと答えた。2017年には偽物が精巧になってきており、そうしたものも止めるためにAIを当ニュ、いろいろな努力で買い取りしているという。

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ライバルも頼る“最強の鑑定力”なぜ?急成長フリマアプリに協力

リユース市場は個人間の取引は42.5%で、市場規模は3.1兆円。フリマアプリのヘビーユーザーの女性は手頃な日用品のものばかりを購入している。しかし楽天ラクマでブランド品を購入してみたが、それはシャネルのカードケース。 購入した背景には楽天ラクマで導入された最強鑑定。その鑑定を行ったのがコメ兵。その鑑定力が認められ提携し、去年10月からスタートしブランド品の鑑定を任された。コメ兵 商品センターではエルメスのかばんを査定するというがその価値は50万円。製品は問題ない商品だったという。もし偽物だった場合、商品は出品者に戻され、ネット上の取引は無効になる。鑑定料は楽天ラクマが負担し、ユーザーは無料で安心が手に入るという。この鑑定の導入後に楽天ラクマでブランド品を初めて購入する人は5割増えた。提携した背景に、長い目でみると流通されていないものを流通させることの方が重要だという。(リユース経済新聞調べ)。

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お客のひと言「この袋 恥ずかしい」“中古は偽物”偏見と闘った革命児

コメ兵は終戦まもない1947年に創業した。石原の祖父がイ開いた5坪の古着屋から始まった。石原は1972年にいずれコメ兵を継ぐ跡取り息子として誕生した。父の代に躍進したコメ兵は高度経済成長の波に乗った。家電なども扱い事業を拡大。しかし当時の中古品には偽物が紛れているのではという偏見も多かった。成長の立役者の父が急逝すると石原は大学を卒業後に、家電量販店で働いていたが呼び戻されて入社した。2004年にコメ兵は東京に進出し石原は新宿店の店長に。そこである客が購入した商品袋が恥ずかしいと言ってきた。

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お客のひと言「この袋 恥ずかしい」“中古は偽物”偏見と闘った革命児

2005年にコメ兵新宿店をオープンし石原は初代店長に就任した。リッチの良さもあり売れ行きは順調だったが。ある客の一言にリユースの現状を思い知らされる。それはコメ兵と書かれた袋では違う店に入りにくいと言われてしまった。それをひっくり返したいと石原は感じたという。中古品でも安心して購入してもらえる店にしなければと2012年に商品センターを開設。目利きできる鑑定士を一箇所に集め鑑定の砦を作った。コメ兵のHPで信頼の目利きがいるという鑑定力をアピール。店舗自体もデパートのような店舗にし、イメージを一新。また紙袋のデザインも変更した結果コメ兵のイメージは大きく変化し、社長就任から12年で売り上げは4倍以上に。石原は楽天ラクマとの提携については楽天から話があったが、画面でみただけでは本物か判別しにくい問題点があったという。また当時の中古品のイメージはCMの影響もあっていらないものを買って売っているというイメージが強くそう言われていたという。またショッピング袋が恥ずかしいと言われた際に、東京で商売するにまだまだだと感じたと実感したという。

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百貨店に“買い取り”カウンター“外商”顧客の「眠れるお宝」発掘

8月5日に松坂屋名古屋店でコメ兵は買い取りスペースを設けた。

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百貨店に“買い取り”カウンター“外商”顧客の「眠れるお宝」発掘

松坂屋名古屋店でコメ兵は買い取りスペースを設けた。MEGRÜSはJ・フロント リテイリングと合弁会社を設立し出店。石原の狙いは上質な買い物を体験されている人がものを売ると答え、コメ兵には直接こないようなお客に利用してもらえると答えた。年内に大丸など7店に出店予定。

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“タンスの肥やし”が“体験”に!目指す循環型社会の姿とは

石原は百貨店の買い取り店舗をおくと外商担当が回る富裕層もターゲットになるという。家に眠っている製品も扱えるチャンスにもなるという。また中古品を堂々と持ってきてもらい、現金に変化すれば物からコト消費に変えていけるなどとそういった手伝いができることがリユース店に求められていることだと語った。

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(エンディング)
先行き不透明な時代 サバイバルに必要なことは…

石原は先行き不透明なこの時代に必要なことは自分たちだけが良い時は長く続くとは思っていないと答え、良くないときは周囲の人と協力しあって乗り越えるのが大事だと答えた。

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編集後記

村上は今日の総括に、客から商品を買う。その場で真贋を含めてチェックする。商品センターで状態を確かめる。バッグはクリーニング、時計だった電池交換、提携先の業者に送る。戻ってきたらもう一度状態を確認。問題なしだったら、各店舗に並べる前にスタッフがチェックする。商品センターのハブは愛知県にあり、約200名が働いている。なぜ商品にこだわるのか。幼いころ、友だちに言われた。「中古品はこわれやすいだろう」「偽物もあるのか」その言葉が原体験となっている。店内は、百貨店の売り場よりも豪華だ。豪華さが信頼につながる。とした。

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次回予告

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