- 出演者
- 望月麻美 荒木さくら
オープニングの挨拶をした。
アメリカのトランプ政権に対する有権者の評価が示される11月の中間選挙を前に、与党共和党の党大会が南部テキサス州で開幕した。党大会は、大統領選挙前の開幕が恒例になっているが、共和党が中間選挙を前に党大会を開くのはこれが初めて。トランプ大統領の支持率が下落傾向にある中、大統領が全面に出ることが共和党の候補の支持拡大に繋がるかが焦点となる。
共和党が党大会で銘打っているのが、Trumpapaloozaで、paloozaは熱狂的なパーティーを意味し、トランプ氏の熱狂的なパーティーという意味になる。連邦議会の議員と州知事を選ぶ中間選挙にトランプ大統領はでないが、トランプ氏の名前が投票用紙に記載されていると思って中間選挙の投票に臨むように呼びかけている。トランプ大統領は当初、2日目だけの登壇予定だったが、1日目の登壇することになり、トランプ大統領を最大限全面に打ち出し、投票を呼びかける戦略ということになる。ただトランプ大統領の支持率が低迷する中、これが吉と出るか凶と出るか注目が集まっている。物価高やイランへの攻撃によるガソリン高への不満が高まる一方で、MAGA派のトランプ氏への忠誠心は依然として高いが、トランプ氏が出ない中間選挙では関心が著しく低下し、投票にいかないため、Trumpapaloozaが行われている。一方、接戦となっている選挙区では、穏健な有権者からの指示を得ることが重要だとして党大会を欠席する候補も一部出ており、トランプ色が強まることを避けようとしているとも見られている。
トランプ大統領は8日、カナダからのオートバイやアルコール飲料などの一部の品目などについて、輸入を禁止するとの文書に署名した。アメリカとカナダの関税措置の欧州は激しさを増している。ドイツZDFは、双方が大きなダメージを被る貿易戦争の終わりは見えないと伝えている。
イギリスやフランスなど12か国がイスラエルが占領するヨルダン川西岸のユダヤ人入植地との物品取引を規制する方針を確認したことについて、イギリスのバーナム首相は「この困難で危険な世界でイギリスは明確な理念を掲げ、行動すべきだ」と述べてこの件でリーダーシップを示したと協調した。
ドイツで移民や難民に排他的な政策を掲げ、極右団体と認定された政党「ドイツのための選択肢」のワイデル共同党首が議席を大きく伸ばした州議会選挙後初めて連邦議会で演説し、政府の移民政策を厳しく批判した。これに対し、メルツ首相はドイツで働く移民が国外退去を余儀なくされれば、介護施設も病院もレストランも一つとして運営できないと反論し、激しい言葉の応酬になった。緑の党はAfDの活動禁止手続きを支持し、同時に自らの誤りも認めた。社会民主党議員団長も警鐘を鳴らし、「連立政権の改革と共同責任を支持する」と明言。AfDが勝利したという事実は大きな衝撃として多くの議員の中に強く残っている。
急速に性能が上がっている生成AIの危険性について、開発の当事者2人が警鐘を鳴らした。このうちアメリカの新興企業アンソロピックでAIの安全性を研究する責任者は今後10年でAIが人類を滅ぼす確率は10%を超えると指摘している。コクソン氏はAI開発競争を繰り広げるOpenAIとアンソロピックで生成AIの開発に携わっていたが退職し、「両社とも責任ある行動を取っていない。自らの改善が可能な超知能に向かって突き進み、我々の命を弄んでいる」と警鐘を鳴らした。AIが人の命令を無視する例はすでに起きており、今年7月、AIが情報を探す目的で自ら民間のシステムに侵入した。専門家はAIが何としてでも一つの使命を果たそうとする危険を指摘する。アンソロピック社での安全性の責任者はコクソン氏の指摘には現実味があると認めた。映画「ターミネーター」や「マトリックス」とまでは行かなくても、AIは病院や戦略的施設に侵入する可能性がある。開発競争に歯止めをかけるべきだという声が上がっている。今週、国連は人類存続の危機だとしてAIのガバナンスを呼びかけた。
今年7月にはAIが自立的に判断しサイバー攻撃を仕掛けるという異例の事態が起きた。コクソン氏も携わっていたオープンAIが“開発中のAIモデルが意図しないかたちでサイバー攻撃を仕掛けた”と明らかにした。AIが目標達成のために人間の意図や常識から逸れて行動し、結果として現実社会に悪影響を及ぼす事態が実際に起き得ることが公になった事案だった。コクソン氏は人間の知能を超える超知能のAIの開発競争に警鐘を鳴らしている。France 2は開発競争に歯止めをかけるべきとの声が上がっていると伝えていた。米AI新興企業の幹部など1100人余は7月、AI開発ペースを調整する国際的な取り組みを米政府に支援を求める声明文を公表した。私たちの理解や制御能力を超えて能力開発が急速に進む現実的なリスクが存在するとしている。コクソン氏も声明文に署名している。AIが人間のコントロールから外れるリスクを訴える声が開発にあたってきた当事者たちの間で高まっている。
EU離脱は正しい選択だったのか。イギリス国民が離脱を選んだ歴史的な国民投票から今年で10年。当時、国の主権を取り戻す、EUのルールに縛られない国になると訴えた離脱派の主張は国民の支持を集めた。今年6月の世論調査では「離脱」に投票したのは「間違いだった」と答えた人が6割近くにのぼっている。イギリスはこの10年で何を得て何を失ったのか、現地を取材した。チーズメーカーで働くサイモン・スプレルさんは元は別のチーズメーカーの経営者だった。EU加盟国とも取引していたことから「離脱」に反対し、10年前の国民投票で「残留」に票を投じた。その事業はEU離脱によって一変した。EUへの輸出には新たな通関手続きや検疫の書類が必要になった。膨大な書類作成や確認作業が発生し、輸出コストは大幅に増加。会社は2年間で1億円あまりの損失を計上した。EU市場で築いてきた販路は縮小し、スプレルさんは離脱から2年あまりで会社の売却を決断した。現在は別のチーズメーカーで販路拡大にあたっているが、EU離脱についての考えは今も変わらないという。
EU離脱を支持した人たちは10年をどう見つめているのか。イギリス有数の漁港ブリクサムで水揚げされた魚の多くはEU向けに輸出されている。漁師のローレンス・ギルソンさんは10年前の国民投票で、EU各国の漁船による操業が制限されイギリスの海を取り戻せると期待し「離脱」に票を投じたが、現実は期待と異なった。離脱に関するEUとの交渉でEU加盟国の漁船による操業は継続されることになり、離脱後は期待したメリットを得ることはできなかった。地元の漁業団体も危機感を強めている。イギリスが譲歩を迫られる状況が続けば、産業そのものの存続が危ういという。離脱によって主権を取り戻したとされるイギリスだが、キングス・カレッジ・ロンドンのアナンド・メノン教授は離脱で被った経済的な影響は大きいと指摘する。
ロンドンから伝える。国民投票から10年が経ったが、多くの人が期待した成果を実感できなかったり失望を深めたりしているという印象を受けた。イギリスの調査会社ユーガブによると、EU離脱は「成功だった」と考える人は12%にとどまり、「失敗だった」と考える人の5分の1に過ぎない。EU向けの食品輸出量は離脱後の5年間で2割あまり減少するなど、経済への影響が続いている。イギリス政府は去年、EUとの間で輸出入手続きの簡素化の協議を進めることで合意した。その見返りとしてイギリス周辺海域でのEU加盟国漁船の操業を2038年まで認めることになり、漁業者からは反発が上がっている。EUとの協議を着地させたいイギリス政府だが交渉は継続中。離脱支持者はEUのルールに縛られず、独自の通商政策を進められることになったことや、主権を取り戻したと感じていることを評価している。10年前の国民投票でEU離脱を主導した政治家は現在、右派政党の党首となり、政党は高い支持を得ている。イギリス国内ではEUへの再加盟を求める声もある。ただ、今年7月に就任したバーナム新首相は国民投票の結果を尊重する立場で、再加盟の検討を提案することはないという考えを示している。
香港政府は1997年に香港が中国に変換されたあと、初代の行政長官を務めた董建華氏がおととい89歳で死去したと発表した。董建華氏は中国政府への敵対的な活動を取り締まる国家安全条例の制定を目指したものの、50万人規模の抗議デモが起きたため撤回するなど、香港に高度な自治を認めるとする一国二制度のもと、中国政府と市民の間で難しい舵取りを迫られた。董氏は董浩雲の息子だった。上海で生まれた董氏はリバプール大学で機械工学を学んだ。1982年に父親が亡くなり家業を継いだが1980年代半ば、海運業は世界的な不況に陥り、破綻寸前となった董氏の海運会社に手を差し伸べたのは中国政府だった。その後、中国本土で事業を拡大する一方、董氏は中国政府と良好な関係を続けた。香港の中国返還を控えた1996年、董氏は香港の初代行政長官選挙に立候補し、行政長官の座を確保した。董氏は香港の高騰する住宅問題に取り組むと約束したが、香港経済はアジア金融危機により大きな打撃を受けた。行政長官就任1期目は波乱含みだったが、2002年に行政長官として再選されると政府高官の説明責任を問う問責制度を導入した。董氏の政治生命は新型肺炎(SARS)が香港を襲った2003年、新たな試練に直面した。2003年、董氏は香港基本法23条に基づき国家安全条例の制定を目指したが香港市民が激しく反発し、50万人の抗議デモが起きたため廃案となった。董氏は2005年に健康面を理由に辞任を表明。辞任の2日後には中国の国政助言機関・人民政治協商会議の副主席に任命されると中国とアメリカの橋渡し役を務め、米中交流基金を設立した。2021年3月、董氏は北京で開催された全人代の開会式で転倒。公の場に姿を見せたのはこの年の7月が最後で、この年の9月に心臓の手術を受けたという。
先月亡くなったノルウェーのハラルド前国王の国葬が秋篠宮ご夫妻など各国のロイヤルファミリーや首脳が参列して9日、首都・オスロで行われた。皇室とノルウェー王室は古くから親交が深く、ハラルド前国王は2001年に国賓として日本を訪れている。ドイツZDFは「とてもオープンで国民に愛されていた」という市民の声を伝えている。葬列はオスロ第一聖堂に向かい、棺を乗せた車のすぐ後ろには息子のホーコン新国王の姿があった。オスロには数万人の市民が集まった。葬儀にはドイツのシュタインマイヤー大統領やウクライナのゼレンスキー大統領、イギリスのウイリアム皇太子などが参列した。ストーレ首相は「厳かなことを人間的に行った」と述べた。前国王の棺は王家の墓所に埋葬された。葬儀セレモニーのあと、ロイヤルファミリーが王宮のバルコニーに姿を見せた。
イギリスで行われた大規模な調査によると、65度以上の熱い飲み物を好む人は、そうでない人に比べて食道がんを発症するリスクが3倍になるという。しかし専門家は、食道がんの発症リスクは全体的には低いとしている。オックスフォード大学の研究は、非常に熱い飲み物にはリスクがあると警告している。1日に6杯以上飲む人もリスクが高まるという。専門家は飲み物の温度を下げればかなりの数の発症を防げる可能性があると指摘している。
アメリカのトランプ政権に対する有権者の評価が示される11月の中間選挙を前に、与党・共和党の党大会が南部テキサス州で始まった。
為替の値動きを伝えた。
アルプスの秋の訪れを告げる恒例行事が行われた。標高1320メートルにある山間の村・トゥルバッハ。農家では朝から牛たちのおめかしに大忙し。この地域では夏の間、牛を標高の高い牧草地で育てるが、きょうはふるさとに帰る日。途中の観光地では、この風物詩を見ようと約2000人の観光客が牛たちを出迎えた。
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