- 出演者
- 瀬戸康史
オープニング映像。
長崎県平戸は交通の拠点として早くから多くの国と関わる地域だった。西洋の菓子文化が伝わるのも早かったのだという。1550年に平戸にはポルトガル船が来航、この時宣教師が布教活動にお菓子を使ったという。18世紀の平戸にはお菓子屋さんが多く、魚屋さんに次ぐ多さだったという。平戸藩の藩主松浦熈は平戸のお菓子を後世に残そうと百菓之図という図鑑を編纂した。またここには別の地域で流行した菓子も記された。ここに記された「カスドース」というお菓子。平戸藩の殿様専用のお菓子だったという。カステラを固めに焼き、卵液に通す。さらに煮立たせた砂糖水に通し砂糖をまぶす。
カスドースを作っていく。砂糖と卵を混ぜて湯煎する。はちみつとサラダ油を湯煎し、卵と砂糖を混ぜたものを泡立てさきほどのハチミツと薄力粉を加える。生地をこして気泡を潰しておく。これを型に入れ、オーブンで160度で25分焼く。
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- カスドース
平戸のお菓子の発展を支えたのはこの地を収めた殿様。4代目の松浦鎮信は茶道「鎮信流」を創設。菓子文化の発展に寄与した。10代藩主の松浦熈は隠居後も平戸に残り、景勝地の選出を行うなど平戸の発展を支えた。このころ万延元年菓子図鑑を編纂、この中で南蛮菓子が1/3を占めるようになった。
焼き上がったカステラは冷まして5×3センチの大きさに切り分ける。卵黄を混ぜてカステラにまとわせる。水と混ぜた砂糖でシロップを作り泡立ったところにカステラをいれる。
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- カスドース
シロップにくぐらせたカステラにグラニュー糖をまぶして完成。
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- カスドース
作ったカスドースを試食した。
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- カスドース
エンディング映像。
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