2024年6月10日放送 11:05 - 11:30 NHK総合

グレーテルのかまど
お菓子の島の殿様スイーツ

出演者
瀬戸康史 
(オープニング)
今回は

今回は長崎県平戸に伝わるカスドースを紹介。

キーワード
カスドース平戸(長崎)
オープニング

オープニング映像。

(グレーテルのかまど)
お菓子の島の殿様スイーツ

長崎県平戸は交通の拠点として早くから多くの国と関わる地域だった。西洋の菓子文化が伝わるのも早かったのだという。1550年に平戸にはポルトガル船が来航、この時宣教師が布教活動にお菓子を使ったという。18世紀の平戸にはお菓子屋さんが多く、魚屋さんに次ぐ多さだったという。平戸藩の藩主松浦熈は平戸のお菓子を後世に残そうと百菓之図という図鑑を編纂した。またここには別の地域で流行した菓子も記された。ここに記された「カスドース」というお菓子。平戸藩の殿様専用のお菓子だったという。カステラを固めに焼き、卵液に通す。さらに煮立たせた砂糖水に通し砂糖をまぶす。

キーワード
平戸オランダ商館平戸(長崎)松浦熈百菓之図
カスドース

カスドースを作っていく。砂糖と卵を混ぜて湯煎する。はちみつとサラダ油を湯煎し、卵と砂糖を混ぜたものを泡立てさきほどのハチミツと薄力粉を加える。生地をこして気泡を潰しておく。これを型に入れ、オーブンで160度で25分焼く。

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カスドース
お菓子の島の殿様スイーツ

平戸のお菓子の発展を支えたのはこの地を収めた殿様。4代目の松浦鎮信は茶道「鎮信流」を創設。菓子文化の発展に寄与した。10代藩主の松浦熈は隠居後も平戸に残り、景勝地の選出を行うなど平戸の発展を支えた。このころ万延元年菓子図鑑を編纂、この中で南蛮菓子が1/3を占めるようになった。

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万延元年菓子図鑑松浦史料博物館松浦熈松浦鎮信
カスドース

焼き上がったカステラは冷まして5×3センチの大きさに切り分ける。卵黄を混ぜてカステラにまとわせる。水と混ぜた砂糖でシロップを作り泡立ったところにカステラをいれる。

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カスドース
Tea Break

万延元年菓子図鑑に記された「けさちいな」というお菓子や「牛蒡餅」「花かすていら」を紹介した。

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けさちいなケイジャーダ万延元年菓子図鑑牛蒡餅花かすていら
カスドース

シロップにくぐらせたカステラにグラニュー糖をまぶして完成。

キーワード
カスドース
お菓子の島の殿様スイーツ

平戸には現在も多くの人が訪れ、当時の菓子文化に触れようとしており、製菓教室なども行われている。

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たまごそうめんカネールクウク
試食

作ったカスドースを試食した。

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カスドース
(エンディング)
エンディング

エンディング映像。

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