- 出演者
- 田所拓也 中川安奈 伊藤智也
大リーグの菊池雄星投手が手がけた屋内練習場のオープニングセレモニーが行われた。施設はマウンドの王様を意味するキングオブザヒルと名付けられ母校の花巻東高校の近くに完成した。ブルペンには、マウンドを囲むようにカメラが設置されボールの速度や回転数体の動きなどを画面に表示。ピッチングの癖や改善点が分かるようになっている。
今年で43回目を迎えた大分国際車いすマラソンが開催。優勝経験者の伊藤智也は「車いすマラソンの中では世界1位を決めるマラソンなので、パラリンピックで勝つよりも大分で勝つというのを昔は重視するぐらいのレース」とコメントした。ことしの大会には世界10か国以上から200人近くの選手が出場。マラソン男子はパリパラリンピックの銅メダリスト、鈴木朋樹。前半、パリパラリンピック銀メダルの金華とともに抜け出す。35キロ手前。金がペースを上げると、鈴木はついていくことができず2位に終わったが充実の1年を振り返った。
大分国際車いすマラソンではもう1人注目を集めた選手がいた。今大会最年長98歳の工藤金次郎はことしで42回目の出場。毎年最年長出場記録を更新し続けているレジェンド。大会を目前に控え、工藤は娘の裕美の力を借りてレースで使う車いすの整備をしていた。かつて鉄工所に勤めていた工藤は98歳の今も工具を器用に使っている。11年前に肺がんと診断され右の肺を摘出。以来、酸素を送る器具が手放せなくなった。それでも車いすをこぐ力をつけるためトレーニングは欠かさない。支えているのは大分国際車いすマラソンへの強い思いだ。41歳のとき仕事中の転落事故で下半身不随となった工藤。転機となったのが車いすマラソンとの出会い。努力を重ねるほどできることが増えていく。そんな喜びを実感した。そして、大分国際車いすマラソンで知ったのが応援されるうれしさ。参加者や沿道からの声援がいつしか生きがいになっていた。
大分国際車いすマラソンではもう1人注目を集めた選手がいた。今大会最年長98歳の工藤金次郎はことしで42回目の出場。年を重ね、体を動かすことが難しくなってきた工藤。生活を支えているのが娘の裕美。毎日、自宅から通い通院や食事などの世話をしている。体調を気遣い大会の出場は辞めてもいいと考えてきた。それでも練習に向かおうとする父の姿を見ているうちに気持ちが変わっていった。そして、きょう工藤は最後尾からレーススタート。声援を背に、工藤は力の限り車いすをこぎる。しかし、橋の手前にさしかかったところで制限時間切れでレースを終えることになった。去年より長い800メートルを24分かけて走った。
- キーワード
- 大分県第43回 大分国際車いすマラソン
大分国際車いすマラソンではもう1人注目を集めた選手がいた。今大会最年長98歳の工藤金次郎はことしで42回目の出場。パリパラリンピック銅メダリスト・伊藤智也は「昨今順位とか、タイムとか、もちろんそれを目指してやっている選手が多い中で、それだけじゃなくてやっぱり次の一歩を、小さな一歩でも諦めずに、98になっても続けてくれてる大先輩の思いというものを僕たちは後輩として正しくくんで、走ってまた伝えていかなければいけないと、改めて勉強させていただいた」とコメントした。
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