- 出演者
- 塚原愛 岡村隆史 大竹まこと 鈴木奈々
チコちゃんがオープニングの挨拶をした。ゲストは同じことを2回言うだけではなくアンケートにも同じことを2回書く鈴木奈々さんとたぶん花粉症なのに風邪だと言い張っている大竹まことさん。
「ハトが平和の象徴として広まったのはなぜ?」というクイズが出された。頭にハトが止まったことがあるという錦鯉 長谷川まさのりさんにも聞いた。正解はピカソがハト好きだったから。東京大学 松井裕美准教授の解説。キリスト教文化圏ではハトは昔から平和の象徴として認識されてきたが世界中に広まったのは天才画家ピカソが描いた1枚の絵がきっかけ。1949年にピカソが描いた「鳩」という作品。ピカソの画風は前衛的なものから写実的なものまで幅広い。画家だった父親がよく描いていたハトに愛着があったピカソは生涯を通してハトを絵の題材にした。こちらはピカソが10歳で描いたといわれるハトのデッサン。こちらは晩年88歳で描いた「近衛兵と鳩」。自分の娘にもスペイン語で「ハト」を意味する「パロマ」と名付けてしまうほどハトが好きだった。もう1つハトが平和の象徴として広まったのはピカソの友人だった小説家のルイ・アラゴンがとったある行動があったから。第二次世界大戦直後の1949年、アメリカ・フランス・イギリスなど75か国の平和団体が集まり核兵器廃止を訴えた平和擁護世界大会の組織委員として中心的役割を担っていたアラゴンはピカソにポスターの製作を依頼した。アトリエでアラゴンが目にしたのは「鳩」の絵だった。その絵を気に入り採用。出来上がったポスターはパリの街中に貼られた。ポスターは評判となりその後も世界各地で行われた平和大会のポスターにピカソの描いたハトが頻繁に使われるようになりハトは平和の象徴というイメージが一般に定着していった。ポスターに使われた「鳩」の絵は友人で画家のマティスが贈った本物のハトを見て描いたもの。
オープニング映像。
「缶飲料にスチール缶とアルミ缶があるのはなぜ?」というクイズが出された。大竹まことさんが正解した。正解はスチール缶はお茶やコーヒー、アルミ缶は炭酸飲料を入れるため。東洋食品工業短期大学の飯田有二学長の解説。まずはスチール缶に入ったコーヒーの製造工程を見学。焙煎したコーヒー豆を粉砕し約90℃の熱湯で抽出したあと砂糖やミルクを入れて味を整える。できたコーヒーが冷めないうちに超高速で缶の中に入れ蓋を閉める。100℃以上の高温でレトルト殺菌し冷ましたら缶コーヒーの完成。一方アルミ缶に入れるビールの製造工程を見てみると原料となる大麦麦芽を粉砕し加熱してかき混ぜる。できたビールの原液をろ過し酵母菌とホップを入れ約1か月発酵しビールになる。冷やしたビールを炭酸が抜けないようアルミ缶に入れ蓋を閉めたら缶ビールの完成。缶ビールには加熱殺菌の工程がない上に冷やしてアルミ缶に入れている。スチール缶とアルミ缶それぞれにお湯を入れて蓋を閉めて冷やしてみるとアルミ缶は潰れてしまった。熱い飲み物が入った缶の中は水蒸気で膨らんでいるが冷めると水蒸気が液体に戻り缶の中の体積が減ります。このとき内側に縮もうと強力な力が働くのです。やわらかいアルミ缶はこの力に耐えることができずにへこんでしまう。「食品衛生法」には缶飲料の成分によって異なる殺菌の仕方が書かれている。お茶・コーヒー・乳製品などは高温での加熱殺菌をしなければいけない。炭酸飲料は強い酸性なので殺菌が必要ない。そのため加熱殺菌して冷ましてつぶれないよう硬いスチール缶。加熱殺菌が必要ない炭酸飲料はやわらかいアルミ缶に入れることができる。さらに炭酸が発泡して膨らむのでやわらかいアルミ缶でもつぶれにくくなる。現在国内で流通している缶飲料の割合はアルミ缶のほうが圧倒的に多い状況なのはなぜなのか。東京工業大学の里達雄名誉教授の解説。同じ大きさで比較するとアルミは鉄(スチール)の約3分の1の重さ。運ぶのに輸送費が抑えられる、量がたくさん積載できるというメリットとやわらかいので加工がしやすくコストが抑えられる。さらにアルミはスチールよりも熱の伝わる速さがおよそ3倍と冷えやすく温めやすいのが特徴。なので夏場でも自動販売機に補充後すぐに冷たい飲み物を買うことができる。一方でスチール缶はアルミ缶よりも温度が長く持続するので冬場でも温かさが長持ちするので温かい飲み物はスチール缶に入れることが多いという。日々技術革新が進んでいて高温で充填するコーヒーやお茶でもアルミ缶がつぶれない方法があるというので再び工場へ。加熱殺菌したコーヒーを高速でアルミ缶に入れて窒素を入れると冷却してもアルミ缶はつぶれない。液体窒素は気化すると体積が約700倍に膨れ上がり缶の中はパンパンになる。冷めての窒素の体積が十分にありパンパンな状態が保たれているのでへこまない。ちなみに缶を開けたときに「プシュ!」と音がするのは窒素が外に出ていくときの音。なに缶が好きか聞かれたチコちゃんは「オイルサーディン」と答えた。
鈴木奈々さんは恋愛の仕方を忘れてしまいネットで愛される秘訣などを検索してしまうと話した。さらに料理が苦手でから揚げがぶよぶよになったり味が薄かったりすると話した。チコちゃんはレシピ通りやれば成功するんじゃない?、塩コショウだけでいける野菜炒めからやってみてとアドバイスした。
チコちゃんがにらめっこをした。
「雑誌の日付が未来になっているのはなぜ?」というクイズが出された。鈴木奈々さんが正解した。正解は未来のことが書いてあるから。日本雑誌協会販売委員会の豊栖雅文さんが解説。雑誌と新聞には毎日出るかそうじゃないかという違いがある。雑誌は新聞と違ってさきざきのこと、息の長い記事や特集、未来の新しい情報を載せている。ファッション雑誌では1月下旬発売の3月号で春のヘアメイク情報が載せられている。12月発売のスポーツ雑誌には年明けの競技情報が。美術など趣味の雑誌も発売後に読んでから行けるイベント情報を載せている。未来の情報を提供するのが雑誌の役割。週刊や月刊など発売日が決められていてそれが雑誌の内容を運命づけている。日本の雑誌は1867年、主にオランダからきた西洋の知識を広めるため柳河春三が西洋雑誌を創刊したことから始まったとされる。このときはまだ発売日の日付は記されていない。大正時代になると娯楽の一部として雑誌が広まり月刊誌が続々と発行された。しかし今のような鉄道網や道路が整備されておらず全国に配送するのに時間がかかった。そのため未来の日付がつけられるようになったといいます。当初はそれでよかったがだんだん競争が激化し昭和30年代に入ると先の日付にすればするほど未来の情報が載っているというアピール合戦に。他の雑誌よりも2か月以上も未来の日付をつける出版社も出てきた。そこで読者が混乱しないように月刊誌は発売日から45日先まで、週刊誌は15日先までの日付にするルールを決めた。ほかにも毎日入れ替わる新聞と一緒に売られるようになったことで雑誌は少しでも古く見えないよう未来の日付にしている。月刊ファッション誌編集部を訪れた。未来のことを考える上で気候の予測が難しいという。去年11月28日発売の1月号で挑戦したのが夏に着ていたスカートを着るという企画。この未来のコーディネート企画は読者アンケートで一番好きという結果になった。未来を予想し読者に新鮮な情報を届けることを使命として新しいファッションを提案し続けていました。きょうは3問中2つ正解だった。
キョエちゃんが岡村さんはFUJIWARAの原西さんとうり二つの髪型迷子になっているといじった。かほさんからの「お母さんから「宿題やって!」と言われるとイライラします」というおたよりを紹介した。キョエちゃんは後輩に「なるほどですねー」と言われるとイライラすると話した。チコちゃんは今やろうと思ったのに言われるとやる気がなくなる、イントロクイズみたいに「しゅ」だけ言ってとお願いすればいいと提案した。岡村さんはテレビを見ながら爪を噛む癖があり妻から「噛まんとって!」と言われると自分が悪いのにイライラすると話した。おたよりは〒150-8001 NHK「チコちゃんに叱られる」係まで。動画は番組公式ホームページから。LINE登録もよろしく。
「チコちゃんに叱られる!」の番組宣伝。
チコちゃんがエンディングの挨拶とあっち向いてホイをした。