- 出演者
- 塚原愛 岡村隆史 指原莉乃 DAIGO
チコちゃんがオープニングの挨拶をした。ゲストは大事な仕事の前に栄養ドリンクを飲んでる指原莉乃さんと娘さんのグミを勝手に食べてしまったDAIGOさん。
チコちゃんが「ささいなことで好きな気持ちが冷めるのはなぜ?」というクイズを出した。正解は生き延びるための野生の証明。大和大学の脇本忍准教授の解説。ささいなことで好きな気持ちが冷める現象は“蛙化現象”という言葉で去年若者の間で流行した。人間が生き延びるために必要な現象のひとつめが願望や思い込みを強化する現象の「確証バイアス」。「あの人はかっこいいからきっとオシャレだ」と思ってもオシャレとは限らない。「あの人は後輩によくおごっているからお金に余裕がある」と思っても実は見栄っ張りなだけかもしれない。人間は都合のいいように思い込む傾向がある。理由は原始時代に身についた本能だから。例えば獲物が目の前にいたとき「1人では仕留められない」と都合の悪い思い込みをすると他の人に獲物を取られてしまい生き残れなくなる。「絶対に1人で仕留められる」という都合のいい思い込みをすることで生き延びられる確率が増える。その結果現代人は恋愛でも「あの人はいい人に違いない」という確証バイアスが本能的に働くようになった。ふたつめはポジティブな情報よりもネガティブな情報を重要視する現象の「ネガティビティバイアス」。例えばおいしいキノコと毒キノコ、生きていくために知っておくべきなのは毒キノコ。太古の人間は常に自然の脅威にさらされていた。生き残るためには危険に対して敏感になり失敗体験を記憶する能力が必要不可欠だった。つまり好きな相手と付き合うようになると「この人と結婚して大丈夫なのか」と脳は不安になりどんなにささいなことでも見過ごせなくなる。ささいなことで気持ちがさめるのは確証バイアスで都合のいいように思い込んでネガティビティバイアスでマイナスな部分を探し出すことで起こるギャップが原因。欲しいものは手に入れたい、リスクは避けたいという人間が生きるために身につけた野生の本能だったのです。気持ちが冷めるささいなことは人それぞれ。どんなささいなことで気持ちが冷めたことがあるか街頭調査すると「自転車のギアを1にしてこいでいた」「年上の男性が20円引きのクーポンを出したとき」などの声があった。指原莉乃さんはスープのことを“たれ”という彼氏が嫌だったと話した。
オープニング映像。
チコちゃんが「野球のユニフォームに横じまがないのはなぜ?」というクイズを出した。山崎康晃投手に聞くと「スタイリッシュに見せるとか?」と答えた。正解は囚人のイメージが強かったから。服飾史研究家の辻元よしふみさんの解説。日本のプロ野球は12球団あるが横じまユニフォームはひとつもない。メジャーリーグでも縦じまはあるが横じまはない。野球に初めてユニフォームが登場したのは19世紀のアメリカ・ニューヨーク。それまでの野球にはユニフォームの概念はなく私服でやっていた。初めて統一のユニフォームを導入したのが野球の基礎ルールを作った現代野球の父であるアレクサンダー・カートライト。世界で初めて導入されたのがニューヨーク・ニッカボッカーズの青のズボンに白いシャツ。麦わら帽子も被ってプレーしていた。ニッカボッカーズは地元の消防団員で結成された野球チームだった。ズボンは普段使っていた消防士の制服を参考にしたデザインだといわれている。普段からお揃いの制服を着ていたことから野球チームもおそろいにしたという。その後アメリカでは野球が大人気となりさまざまなデザインのユニフォームが誕生。1888年には当時の紳士服のトレンドだった縦じまを初めて取り入れたユニフォームが登場。1915年にはニューヨーク・ヤンキースが縦じまを採用。アメリカでは1980年ごろまで横じまの囚人服が使われていて横じまには囚人のイメージが強かったためユニフォームには採用されなかった。囚人服が横じまなのは脱走したときに目立つという見た目の理由がある。もう1つの大事な理由が中世ヨーロッパの時代から横じまは不吉なものとされていたから。旧約聖書の中に「二種の糸の交ぜ織りの衣服を身に着けてはならない」という記述がある。しま模様を着ているだけで悪魔や魔女と疑われ処刑される人もいた。その結果しま模様の服は犯罪者・死刑囚などが着る洋服と定着した。当初は縦じまも横じまも嫌われていたが縦じまは1789年のフランス革命をきっかけに評価が変わった。中心にいたのが革命家のマクシミリアン・ロベスピエール。縦じまのコートを着て市民を率いて革命を成功させた。さらに革命後、青・白・赤の縦じまのフランス国旗になり自由の象徴として親しまれた。プロ野球球団関係者によると「横じまユニフォームだとピッチャーが投げるときストライクゾーンがわかりやすなりピッチャーに非常に有利になる」という理由もあるという。社会人野球チームの川口ゴールデンドリームスの皆さんに検証してもらった。通常ユニフォームでは5球で三振したが番組特製横じまユニフォームでは4球で三振して3人中2人が球数が少なくなるという結果に。審判も横じまは目安があるので高さという点では非常に見やすいと話した。山崎投手はラインがひいてあるとストライクのイメージがつけられる、ラインで分かりやすくされてるとストライクは取りやすいと話した。
指原莉乃さんは見たい映画の予約で日付間違いや時間間違いなどで4回失敗して1万円ぐらいかかったと話した。さらに激辛が好きでやめたいけどやめられないと相談した。岡村さんは店に行かないようにしてフワちゃんとも遊ばないようにとアドバイスした。
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チコちゃんがにらめっこをした。
チコちゃんが「緑色じゃないのになぜグリーン車?」というクイズを出した。正解は1等車に緑の帯が入っていたから。鉄道博物館の奥原哲志主幹学芸員の解説。グリーン車は愛称で正式名称は特別車両という。昔の車両は1等車、2等車、3等車の3つに分かれていて等級ごとに内装や運賃が違った。1等車は展望室があるなど豪華で政府の要人や上流階級の人々が乗る高級車両。しかし戦後の民主化で階級社会がなくなり1等車を使う人が激減。そのため1960年に1等車は廃止され2等車を新1等車、3等車を新2等車に繰り上げた。だが新2等車にも冷房がつけられるなど新1等車とのサービスの差がほぼなくなっていった。それにより運賃の高かった新1等車の利用が減少した。そこで運賃を同じに設定しその代わりに新1等車はリクライニングシートなど設備がいい分を特別料金として取ることに。このとき新1等車を特別車両、新2等車を普通車両と改め一般向けに分かりやすいように特別車両を「グリーン車」という愛称で1969年に発表した。当時の新聞をみると緑色が安全や快適というイメージに通じるという記述が残っている。しかし他にも新1等車の車体の帯が薄緑色だったからといわれている。緑色の帯は塗装コストの削減などの理由からしだいになくなったが今でも当時の名残りで緑色でなくてもグリーン車と呼ばれている。ほかにも新1等車の指定席のヘッドカバーが薄緑色だったのも理由といわれている。グリーン車の4年前に新設された「みどりの窓口」のみどりが関係者の意識にありグリーン車につながったという説もある。奥原先生がチコっと個性的なグリーン車を紹介した。岡山県の「ラ・マル・ド・ボァ」は全席グリーン車で自転車の駐輪スペースがある。5日間で九州7件を走る「36ぷらす3」も全席グリーン車で障子の窓や和室の個室、梅酒・梅シロップ作り体験サービスがある。2002年まであった「ふれあいみちのく」では囲炉裏と畳で旅を楽しめた。岡村さんは品川駅で運命的に奥様と出会ったと話した。
キョエちゃんの衣装は長野県のさわみあゆむさんが作ってくれました。キョエのショートフィルムを撮りたい人を大募集。詳しくは番組ホームページまで。谷恵理さんからの「別れがきたときにどういう風に気持ちの整理をしてますか?」というおたよりを紹介し「時間が解決する」「なんとなく整理されていく」などと話した。おたよりのあて先は〒150-8001 NHK「チコちゃんに叱られる」係まで。LINE登録もよろしく。
「チコちゃんに叱られる!」の番組宣伝。
チコちゃんがエンディングの挨拶をしてあっち向いてホイをした。