- 出演者
- 高瀬耕造 岩槻里子 塩見泰子 田中美都 小籔千豊
オープニング映像。
今日のゲストは小籔千豊さん、そして今日は岩槻アナウンサーが加わってくれると紹介。
きょう9月1日は「防災の日」。きっかけとなったのは100年前に起きた関東大震災。小籔さんは「いつ起きるか分からないので防災グッズとかは人から笑われるくらい買ってます」と明かした。
防災に関する話題など今日のラインナップを紹介した。
きょう発足した「内閣感染症危機管理統括庁」は新型コロナ対応を巡って病床確保の遅れなど課題が指摘されたことを教訓に感染症対策の司令塔として設置された。発足式には岸田首相が出席し、自らが希望した看板を新たに担当となった後藤感染症危機管理担当大臣と共に部屋の入口に掛けた。岸田首相は「3年余の新型コロナウイルス感染症への対応を踏まえ次の感染症危機に備え万全の備えを構築してもらいたい」と指示した。統括庁では専門家などによる会議を開き政府の行動計画についてコロナ対策を踏まえて見直す作業に入ることにしている。
今年4月時点の全国の待機児童数が2600余りだった事が分かり、調査を開始した平成6年以降過去最小を更新した。こども家庭庁は減少理由について保育の受け皿拡大と就学前の子ども数は想定以上に減少したことなどをあげている。一方で滋賀県・守山市では前年比で73人待機児童数が増えていて、市は京都市のベッドタウンとして子育て世代の流入が増加していることなどを要因としている。東京都内で2番目に待機児童数が多い日野市では子どもの受け入れ数を増やす対応をとっているが、人手不足から担当保育士が不足するなど課題が出ている。専門家は地域ごとに保育格差が生まれない制度設計と保育士の処遇見直しが必要だと指摘している。
関東大震災から今日で100年を迎え、当時関係が悪化していたアメリカからの物資や義援金などの支援に対し学生らから約750通の感謝の手紙が送られていた事が東北大学の研究チームの調査で明らかになった。これらの手紙は関東大震災発生時にアメリカ大統領だったカルビン・クーリッジの子孫が保管していて、手紙は震災発生から8ヶ月後の1924年5月にアメリカ政府に送付された。研究チームはアメリカに感謝と友好的なメッセージを送ることで関係改善を図ろうとした可能性があると指摘した。
今日は防災の日のため、イマドキの缶詰に注目した。
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- 防災の日
高知市のセレクトショップで売られているご当地缶詰には「トマトで煮込んだカツオとキノコ」や「四万十の鮎ガーリックオイル煮」に「土佐あかうしのスジ煮込み鍋」があり、4年で売上が10倍になったという。高知県黒潮町は南海トラフ地震が起これば最大34mの津波が襲うと予測され、避難方法の研究や防災に力を入れる一方人口流出や産業の衰退も問題となっていた。9年前に設立された黒潮町缶詰製作所は町が出資した第3セクターで、防災缶詰を製造することで地場産業を活性化し新しい雇用を生み出そうとした。災害ではどんな缶詰が求められるか、宮城県気仙沼市でヒアリングを行い「いつも食べているような料理が食べたかった」との声が聞かれた。黒潮町の人が食べ慣れた地元カツオや完全天日塩、サトウキビから手作りする黒糖の3品を使うことで地場産業の活性化につながるとし、独自の缶詰が誕生した。黒潮町ではこの缶詰を町の備蓄食だけでなく特産品として全国に売り込めないかと考え、缶詰工場のスタッフ自身が東京や大阪に足を運び試食販売を行い、売上を増やしていった。現在の従業員は約20人で、年間の売上は1億円を超え行政からの補助金を受けることなく運営している。
スタジオにカツオとタケノコのアヒージョの缶詰が用意された。黒潮町の缶詰はコロナ禍により、高知に住む親から県外の子へ仕送りするケースが増え売上が急増したという。1缶1000円を超える缶詰として各地でキビナゴのオイル煮やアマゴみそ煮、ふぐオイルづけなどが登場し、地域が抱えるお困りごと解決のアイテムとして開発されたという。
岐阜県の山の中である困りごとがあるのだとか。その解決を以来されたのが缶詰プロデューサー橋爪敦哉さん。今日は鹿肉を使った料理の缶詰を作っているためそれの試食をしに来たのだそう。依頼者の元満さん。罠を使った猟をする原液の猟師。元満さんは地元猟友会が立ち上げた食肉処理施設の工場長もつとめている。持ち込まれる鹿や猪の命はできるだけ有効活用したいと考えてきた。しかし、これまでの商品ではどうしても捨てざるを得ない肉が出ていた。橋爪さんは元満さんのような生産者や食品メーカーの依頼を受けて料理人とともに缶詰のレシピを開発、試作と試食を重ねて商品化する。依頼者は缶詰のノウハウや設備を持っていなくても思い通りの缶詰を作れるという。今回元満さんの依頼を受けて提案したのが鹿のすじ肉と心臓を使った缶詰。レシピはジビエ料理のシェフが考案。赤ワインやトマトを使い、フランスの煮込み料理に仕立てた。手応えは上々。来年の販売を見据えて開発を進めることになった。
大阪にある橋爪さんの会社。これまでに作った缶詰は80種類、地域のお困りごとに応じた開発を続けてきた。蒲焼に向かない細いうなぎを活用したいといううなぎ店の要望に答えたアヒージョ。農家の依頼で傷があってB級品になったトマトを活用したカレー。地域の名産を知ってほしいという水産会社の要望から生まれた離島振興のきびなごの缶詰。橋爪さんは高級缶詰の市場を広げることで地域の様々な課題を解決できると考えている。
小籔さんは「僕らは本当に食べているだけ。こういった生産者の作る工程を考えると頭が下がる。感謝しないといけない」などコメント。高級缶詰を作ることはSDGsにつながると缶詰のプロデューサーは話しているという。
導入された特定技能の在留資格を持つ外国人は6月末時点で17万3101人で去年同期比で2倍になった。国・地域別ではベトナムが9万7490人、インドネシアが2万5337人、フィリピンが1万7660人などとなっている。出入国在留管理庁はこれまでは新型コロナで受け入れに影響も入国規制が緩和され急激に増えているとしている。
世界トップクラスの操縦技術を持つ人間とAIが決められたコースでドローンを操縦しどちらが早くゴールできるかスイスなどの研究チームはAIが勝利したとの研究結果を発表した。ベストタイムはAIの方が0.5秒速く、特にスタートダッシュや急なターンは人間より速く飛行していたという。研究チームは画期的だとしている。
一昨年静岡県熱海市で発生した大規模な土石流の被災地に設定されていた警戒区域が解除された。約2年2か月ぶりに自由にこの区域を行き来できるようになり、住民たちは早速自宅の様子を確認するなどしていた。今後住民の帰還やコミュニティの再建がどこまで進むのかが課題になる。
9月1日は防災の日。平成26年土砂災害で77人死亡(災害関連死含む)が犠牲となった土砂災害の教訓を伝えようと安佐南区の被災地に豪雨災害伝承館が開館した。展示エリアでは当時の土石流を再現したCG映像を見て土砂や岩などが急激な速さで迫ってくる状況を体感することが出来る。
大阪府立環境農林水産総合研究所で大阪初のオリジナルぶどう「虹の雫」が開発され、この夏から本格販売が始まった。名称は一般募集で先月に決まり、様々な皮の色があることからこの名称に決まった。このぶどうは皮の色に左右されずどの色を食べても甘いという特徴があり、実が熟した後から皮の色が変化していくためだという。このぶどうの開発には50年以上の月日を要していて、何世代にも渡って開発をしてきている。
全国の気象情報を伝えた。
災害時の停電に備えて氷や保冷剤を用意しておくと暑さ対策になり、ない場合は水を体にかけて扇ぐことで気化熱による冷却効果が見込める。