- 出演者
- 矢内雄一郎 片渕茜 平出真有 中原みなみ 門田真一郎 ジョセフ・クラフト
今回取り上げるのは成長著しいアフリカ。いま都内で開かれているアフリカ出身の現代アーティストの個展が話題を呼んでいる。
セルジュ・ムアングさんはカメルーン出身の現代アーティストで現在はパリを拠点に活動している。ムアングさんの作品のコンセプトは”和フリカ”。アフリカと日本の伝統文化に根差す美的感覚を融合させ「第三の美意識」を追求。アフリカと日本の共通点についてムアングさんは「西アフリカでは木や山、川や石に魂が宿るとされている。日本でもなじみ深い価値観だと思う」と話した。ムアングさんは”和フリカ”を通じてアフリカと日本の相互理解が深まることを期待している。
ゲストの丸紅 アフリカ統括兼ヨハネスブルグ支店長・山本雄祐さんが紹介された。
山本さんは「このアフリカ展は融合がコンセプトということでアフリカビジネスでも重要なことだと思いました」と話した。きょうのテーマ「変わりゆく巨大市場アフリカ 日本企業に商機は?」。山本さんは「アフリカ各国ではコロナは完全に過去のものとなっていましてすでに2年近くコロナという言葉自体を聞いたことがないというのが実情です。ショッピングモール・レストランも完全に賑を取り戻していましてオフィス街にも活気が戻っています」「コロナ後の3年間で54カ国中22カ国を訪問しましたがどこを訪問しても活気とエネルギーを感じています。2024年の各国のGDP成長見通しもTOP20の約半分がアフリカの国が占めている」「今年は18の国で国政選挙が予定されています。特に南アフリカにとっては今年は民主化30年の節目の年で今月29日には総選挙が予定されています。かつてマンデラ氏が率いた現与党・アフリカ民族会議(ANC)が政権を担ってきましたが今回始めて過半数割れが予想されています」「カーボンクレジットはアフリカ各国にとって新たな資源になるとみられる」などと話した。
アフリカの成長どう取り込むか、G7の枠組みでの連携必要。クラフトさんは「中国の存在感が薄れる中で西側・G7としてよりアフリカをサポートしていく、あるいは取り込んでいくチャンスだと思います」「一番大事なのは継続的なサポート」などと話した。
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東京の映像を背景に、全国の気象情報を伝えた。
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5月24日、モーサテプレミアムにて「日本株の注目セクター」をテーマにしたセミナーを開催。詳細は番組HPにて。
クラフトさんは「月初に発表された雇用統計が予想より弱かった一方で、個人消費支出物価指数などは粘着的でした。ISMサービス業も総合指数が成長を示す50を割り込んだのに対し、価格指数が大きく反発しています。いわゆるスタグフレーションリスクが少し見えているのが懸念なので、最近の株高には違和感がありますね」、門田さんは「3月のスイスの利下げを皮切りに、スウェーデンの利下げを開始しました。市場は、ECBについて6月の利下げを折り込んでいますが、イギリスについては可能性は半々程度と見ています」などと話した。
明日のモーサテの番組宣伝。アメリカのサマーラリーについて、専門家が解説。
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