世界遺産のポンペイ遺跡は西暦79年のヴェスビオ火山噴火により消滅した。降り注いだ火山灰は高さ6mにもなり、街全体を覆い尽くしてしまったという。1700年経ってから火山灰に埋もれた街が見つかった。当時のまま保存されていたことから、古代ローマのタイムカプセルと呼ばれる。

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ポンペイ遺跡ポンペイ（イタリア）ヴァスビオ火山世界遺産

イタリアのポンペイ遺跡を坂本三佳がリポート。坂本はこれまでミステリーハンターを95回務めてきたが、ポンペイ遺跡は初めて。泥棒を寄せ付けない犬のモザイク画はポンペイの流行だったという。パン屋の麦を挽く石臼や焼き窯は当時のまま残っていた。火山灰の熱で炭化したパンも数多く出土している。ポンペイ遺跡を消し去ったヴァスビオ火山の火口は今でも水蒸気が立ち上っている。

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ポンペイ遺跡ポンペイ（イタリア）ヴァスビオ火山世界遺産

博物学者であり、古代ローマの将軍のガイウス・プリニウス・セクンドゥス（大プリニウス）は、ヴェスビオ火山の噴火で亡くなった。ヤマザキマリはプリニウスを主人公にした漫画「プリニウス」を共著で描いており、昨年完結した。ヤマザキマリによると、プリニウスは博物学者であると同時に軍人であり、好奇心の塊でもある。プリニウスの博物誌には世界の地理・天体・動植物・歴史・医学・農業など、古代ローマ時代のあらゆる知識が網羅されている。元祖ミステリーハンターのプリニウスはなぜ火山が噴火するポンペイへと向かったのか？

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ガイウス・プリニウス・セクンドゥスプリニウスプリニウスの博物誌

オープニング映像。

かつて、不思議なことやわからないことに直面した人間は凍りついてしまうことが多かった。そこで勇敢に一歩進むと「智」が生まれると荒俣はコメント。

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ガイウス・プリニウス・セクンドゥス

古代ローマのポンペイ遺跡。当時に日本は弥生時代。石畳には車輪の跡があり、横断歩道や交響の水場、男女別共同浴場などの跡地が。貯水槽「ピシーナ・ミラービレ」の跡地を見てみると、水道管やジョイントなど今と大差ない形。この地は夏の公休リゾート地だったとされ、当時の雰囲気を残す施設も展示。

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ナポリ湾ピシーナ・ミラービレポンペイ遺跡ローマ（イタリア）

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火山噴火で消滅した古代都市ポンペイ。2000年前の高度な技術で作られていた街で、窓ガラスやブレスレット、銀食器などが使われていたという。当時はモザイク画がメディアとしての役割。ペンや書物を持つ肖像画が多いのは、知識を得ることが当時のおしゃれとされていたため。

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アレクサンドロス大王ガイウス・プリニウス・セクンドゥスナイル川プリニウスポンペイ遺跡ポンペイ（イタリア）西郷隆盛

古代ローマのポンペイでは、玄関を入るとすぐの場所に「あるもの」が飾られていた。自らの裕福さを自慢するためのもので、現代では目立つところに置くことはない。これをクイズ形式で出題。

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ポンペイ（イタリア）

古代ローマのポンペイでは、玄関を入るとすぐの場所に金庫が飾られていた。美しく装飾され、見えるように玄関先に飾られているんだそう。

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ポンペイ（イタリア）

豊かな文化と技術で栄華を極めていたポンペイ。噴火で消滅したものの、当時の街には上流階級のほかに平民・奴隷などが存在。賃金をもらって働く全ての人が奴隷に含まれる。

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ガイウス・プリニウス・セクンドゥスポンペイ遺跡ポンペイ（イタリア）

火山噴火で消滅したポンペイ。犠牲になった者の多くは奴隷階級だった人々。チヴィタ・ジュリアーナ地域では、石膏型という独自の方法で犠牲になった奴隷の当時を再現。発掘された馬や四輪馬車などはボスコレアーレ古代博物館に展示。噴火は西暦79年10月17日に起こったとされる。

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ガイウス・プリニウス・セクンドゥスチヴィタ・ジュリアーナ（イタリア）ポンペイ遺跡ポンペイ（イタリア）

噴火で消滅する前、ポンペイは豊穣の土地だった。遺跡の中には庶民が集うレストランも残されていて、当時の雰囲気を再現したレストランも。ポンペイは海が近く魚介類が豊富。マグロもたくさん食べられていたとされる。

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CAUPONAガイウス・プリニウス・セクンドゥスポンペイ（イタリア）

昨年、イタリア・ポンペイの発掘現場から「ある壁画」が発掘され話題に。見た目は18世紀にナポリで誕生した「ある食べ物」にそっくり。

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ポンペイ遺跡ポンペイ（イタリア）朝日新聞デジタル

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昨年、イタリア・ポンペイの発掘現場からピザに似たものが描かれた絵画が発掘。現地民からは「似ているけどピザとは違う」との指摘が。

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ピザポンペイ遺跡ポンペイ（イタリア）朝日新聞デジタル

噴火で標高が半減したヴェスビオ火山。当時の博物学者プリニウスも噴火の日、ポンペイで死去。彼が記した「博物誌」は写本として発行され続け、16世紀末にはカラーのイラスト入りに。

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アレッサンドリーナ図書館ガイウス・プリニウス・セクンドゥスプリニウスの博物誌ヴェスビオ火山中野光代中野定雄中野里美横山閣

古代ローマ時代は軍港として栄えたイタリア・ミセネム。軍人としてここに赴任したプリニウス。最近になって邸宅跡が発見。プリニウスが住んでいた可能性。ヴェスビオ火山が噴火すると、プリニウスは調査のためローマ艦隊を出動させた。調査のほか、住民を避難させるために向かった可能性も。実際、ポンペイの住民のうち9割は避難して無事だった。友人の家がポンペイにあり、そこにある書物を避難させるため急いで向かったという説も。史実ではその邸宅で窒息死。

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ガイウス・プリニウス・セクンドゥススタビア（イタリア）ポンペイ（イタリア）ミセネム（イタリア）ローマ衛生芸術歴史博物館ヴェスビオ火山

「プリニウスが特別好きだった生き物とは？」という問題が出題され、スタジオ出演者が答えを予想した。

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ガイウス・プリニウス・セクンドゥス

「世界ふしぎ発見！」の次回予告。