- 出演者
- 眞鍋かをり 高橋茂雄 織田信成 オダギリジョー LINA(MAX)
2025年6月スペインの日本祭り「マツリ・バルセロナ」でニッポンに行きたい人を捜す。マツリ・バルセロナは今年で11回目の開催で毎年3万人が来場している。会場に「ニッポン行きたい人応援団」ブースを設置し、ノミエさんは「味噌ラーメン」、マリア・ホセさんは「どら焼き」などニッポンの何かを愛する方が集結した。すると2024年9月に招待した餃子を愛するバネッサさんと再会。バネッサさんは帰国後も餃子作りに励み新しい餃子の餡にも挑戦していると試作品を持ってきてくれた。
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- うさぎやどら焼きソニー・ミュージックレーベルズドライフラワーバルセロナ(スペイン)マツリ・バルセロナユニバーサル ミュージック優里北国の春千昌夫味噌ラーメン宮崎市(宮崎)徳間ジャパンコミュニケーションズ東京都椎名林檎罪と罰餃子黒兵衛
続いて現れた女性は「墨絵」を愛しているという女性。スペインでアートを学んでいるが決まり事があまりにたくさんあって嫌気がさしてきたところで墨絵に出会ったという。ニッポンに行けたら墨絵のアーティストに独自技術を学びたいなど話した。忍者が好きな男性は水中で息をする道具を使った事があるが苦しくて、ニッポンで極めたいと話す。会場内では2025年3月に小阿智した大福を愛するアグネサさんとも再会。出店ではニッポンで学んだ技で作った大福を販売していた。その後も日本画が好きで尊敬しているのは林潤一さんであるという女性や2024年9月に招待した着物を愛するミリアムさんと再会したりし、そのミリアムさんの友人であるアルバさんは和裁をやっていて、彼女と出会ったのがきっかけで着物好きになったなど明かした。
墨流しを愛しているというロサーナさんは知人に教わったのがきっかけで独自で調べて毎日作品を作っているという。そんな墨流しの先生に会って本物の技術を学びたいと話す。するともし行けたらと考えただけで涙がと話した。
後日詳しい話を聞くためロサーナさんの自宅へ向かった。ロサーナさんには一人娘がいるが現在家を出ていて、パートナーのラモンさんと2人暮らし。自宅には自作の墨流しの作品が飾られていた。墨流しの始まりは平安時代、900年以上前の西本願寺本「三十六人家集」にも使用されている。日本では和紙や着物に使用されていたがその美しさは世界が注目しファッションショーでドレスなどにも使用されているなど新たなカルチャーを生み出している。ロサーナさんは8年前にチリ人の知り合いに教えてもらいそこから独学で技術を学んで作品を作り続けており、その作品は小物グッズを販売する雑貨店で販売をしたりしている。その墨流しの技術を披露した。
ニッポンへ行ったことはないロサーナさんは23年前にウルグアイから移民でスペイン入り、パートナーも年金ぐらしで経済的余裕がなくニッポンへ行くのは遠い夢だという。そんな、ロサーナさんをニッポンへ招待することを決めた。後日、ロサーナさんにサプライズでニッポンに行けることを伝える。
墨流しをこよなく愛するロサーナさんにサプライズでニッポンへ招待することを伝える。自宅では親戚らとバーベキューをしていてそんな中、手渡した。そして7月ロサーナさんが初来日。ロサーナさんは空港に着くと手作りの名刺をスタッフに手渡した。
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ロサーナさんがまずやって来たのは福井・越前市。越前市は1500年の歴史がある和紙の産地。「紙の文化博物館」で展示されている「越前墨流し」を見るのが夢だったと話す。越前墨流しは最も伝統的な技法で作られる墨流しで始まりは平安時代で広場治左衛門が神のお告げで越前にたどり着くて墨流しを発展させたとされる。そんな越前墨流しについて福田忠雄さんに会いたかったがもう亡くなっていると聞いているとロサーナさんは話す。そんなロサーナさんにサプライズとして福田忠雄が生前に描いた越前墨流しの作品を紹介した。
墨流しを愛するロサーナさんに密着。生前の福田さんをよく知るという五十嵐製紙の方々がロサーナさんを快く受け入れてくれた。五十嵐製紙は五十嵐さん親子を中心に熟練から若手の職人がおり、そのデザイン性から竜王戦の対局室「竜悠」に使用された。ロサーナさんは五十嵐さんたちに名刺を手渡した。
墨流しを愛するロサーナさんに密着。福田忠雄さんについてギリギリまでとっても精力的に墨流しをしていたなど五十嵐製紙の方々が教えてくれた。また越前墨流しの存続の危機感を抱き、美佐子さんと匡美さんが越前墨流しを受け継いだ。そんな越前墨流しの制作工程を見学させてもらった。決定的な違いとしてとろみをつけず、水のみで筆は中までつけず水面ちょっとつけることで染料は沈まなかった。この方法を4本の筆を連続でつけていく。そしてうちわで風をおくり、形が決まったところで和紙をつけて完成。左手の筆は空間を作るため松脂がついた筆であると説明した。染料は黒、藍色、茜色の3色が昔からの伝統の色でそれを大事にしていると話した。その染料にはこだわりがあったという。
ここで匡美さんから墨流し体験を提案された。さらにせっかくなので和紙から作りませんかと言われロサーナさんは感激して抱きついた。初めての紙漉きで良い感じのができたと評価。1晩かけて水分を抜くため越前墨流しは明日挑戦する。
作業終わり、五十嵐さんお宅をお邪魔。ロサーナさんの歓迎会を開いてくれた。歓迎会では「厚揚げの煮たの」などの福井の郷土料理や刺身などが振る舞われた。そんな五十嵐さんたちが住む集落では困りごととして猿などの野生動物たちが桃を盗んだりと悪さをしていると話した。
ロサーナさんが越前墨流しに挑戦する日。まずは和紙を仕上げる。作業は和紙作り歴50年の康三さんが担当した。いくつかの和紙は紙の繊維が表面に浮いてしまう「裏水」が出て失敗品となっていたが最後の1枚は問題なかった。そして「越前墨流し」に挑戦。墨を流したあとうちわを仰ぐがここで強く当てすぎると混ざってしまうなどがあるため気をつけるよう伝えた。そして和紙に写し取る。方法を聞くとロサーナさんさんは助けてほしいと匡美さんのサポートを受けながら行うことにした。そして転写は無事に成功し作品は完成した。完成作品はお土産として持ち帰ることに。そして別れの時、ロサーナさんはバルセロナのお菓子と手作りキャンドルを贈った。そして五十嵐製紙からは越前和紙で作ったうちわや墨などをプレゼントした。
墨流しを愛するロサーナさんに密着。やって来たのは銀座。大久野外国人観光客がおり、ロサーナさんが話しかけ、墨流しを布教した。銀座には墨流し染めの着物をみるため。墨流しの着物は希少価値が高くて2000万円の値がつくものもある。そんな着物を見たいというロサーナさんんお願いを聞き届けてくれたのが「きものティロワール」。オーナーの廣田克巳さんは和服業界歴43年の和の美を見極める達人。そして染めの魔術師と呼ばれる高橋孝之さんが手掛けた反物を見せてもらい、らに簡易的に着物を形にする「着装」をさせてもらた。どのように長い反物に墨流しをするのかと聞くと見てもらったほうが良いと廣田さんは述べ、高橋先生を紹介すると言ってくれた。
今回ロサーナさんの情熱を伝えたところ快く受け入れてくたという。ロサーナさんは緊張しながら挨拶をした。そして早速工房を見せてもらった。反物の用の水槽は14mがあり、一気に染めていくという。そして通常の墨流しの方法とは異なるという。染料は7色を組み合わせて表現するという。そして筆を振って、染料をちらしていった。そして道具を使って模様を描いていく。
ここまでのVTRを見て墨流しをやってみたくなったやがんばればお風呂場でも出来るのではなど話した。
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墨流しを愛するロサーナさんに密着。道具を使って模様を描いたあと、布に転写してみると見事な模様となっていた。高橋さんいわく、今回披露した技法はほんの一部で色や道具の使い方次第で模様は無限大だという。水が重要で、こちらはとろみをつけているという。反物では柄が変わらないようになるべく同じような落としていく必要があると話しその技を披露した。その模様として何も考えず平均的に落とした後に考えるという。そして、反物をピンと張ったら水槽に同時に降ろす。
墨流しを愛するロサーナさんに密着。13mある反物を高橋さんと弟子の本田さんが協力して同時に堕ろして模様付けをした。感激して泣いたロサーナさんに「丹後ちりめん」で反物の墨流しに挑戦する。
墨流しを愛するロサーナさんに密着。高橋さんの指導を受けながら反物の墨流しに挑戦するロサーナさん。そして丹後ちりめんに転写。高橋さんは初めてにしては上出来、30、40年やれば免許皆伝と評価してくれた。反物はその後98℃の窯で蒸すなど反物が仕上げられた。そして仕上がった反物は後日ロサーナさんのもとに届けられた。
「The オリバーな犬、(Gosh!!) このヤロウ Movie」の告知。
墨流しを愛するロサーナさんに密着。高橋さんたちと別れの時、ロサーナさんはクッキーとオリーブオイルを贈った。すると高橋さんからはロサーナさんのために制作した墨流し作品「鳳凰」を額に入れてプレゼントした。そして墨流し反物は仕上げたら送ると話した。そして後日ロサーナさんのもとに反物が届いた。