- 出演者
- 石丸幹二 坂下千里子 天野ひろゆき(キャイ~ン) 河合隆 和田耕治 山岸晶一
オープニング映像。
老化物質のAGEsは終末糖化産物で、過剰に接種した糖とたんぱく質が結合することで発生し、糖尿病などの原因となり、骨を糖化させる。山岸晶一は、よく笑うことでAGEsの蓄積が抑えられると世界で初めて明らかにした。笑うことで免疫機能が改善するというデータもある。
東京慈恵会医科大学の横尾副学長が、今年の健康漢字2024「寿」を書いた。腎臓病になると、心筋梗塞や脳卒中などの心血管病が起こる危険性が高まる。横尾副学長が腎臓病を防ぐために、減塩や有酸素運動などを呼びかけた。
医薬基盤・健康・栄養研究所の國澤副所長の今年の健康漢字は「易」。國澤副所長は腸内細菌が専門。腸内細菌は約1000種類あり、ビフィズス菌は悪玉菌の増殖を抑制し、乳酸菌は腸内細菌のバランスを整え、やせ菌(プラウティア)は脂肪の蓄積を抑制して腸内環境を整える。
国立国際医療研究センターの和田医師の健康漢字は「備」。和田医師が風邪予防として手洗いを呼びかけた。街頭インタビューで、風邪の予防・対処法について聞いた。
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- ビタミンC国立国際医療研究センター風邪
風邪の予防・対処法を街で聞いた。「部屋を加湿する」「とにかく汗をかく」という意見が聞かれた。
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- 風邪
風邪の予防・対処法は多くが間違っているという。2012年にビタミンCに風邪予防の効果はないと結論が出た。ビタミンDは身体の免疫細胞を活性化し、ウイルスの増殖を抑える効果がある。部屋の加湿については、冬は特に乾燥しているため効果があまり期待できないという。加湿よりは換気の方が効果的。汗が結果的に出るのは良いが、汗をとりあえずかくというのは良くないという。糖尿病患者の死因で2番目に多いのは風邪などの感染症。
高平尚伸先生の今年の健康漢字は「股」。股関節は上半身と下半身をつなぐ最も大きな関節で、その治療法が進化したという。ここ20年で手術が約4倍に増えている。中でも歩けないなど重症化した場合の治療が人工股関節置換手術。その手術は骨盤を削って受け皿を入れ、大腿骨の頭を取り除いて器具を埋め込み、骨盤の受け皿に器具をはめ込むというもの。近年、その技術が進化したという。ロボットを利用した手術が開発され、設置精度が非常に高くなった。
小野賢二郎先生の今年の健康漢字は「認」。認知症が根治する可能性があるという。
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- 認知症
小野賢二郎先生の今年の健康漢字は「認」。認知症が根治する可能性があるという。アルツハイマー型認知症は脳内にアミロイド-βなどのたんぱく質が溜まり、神経細胞がダメージを受け脳が萎縮することで発症する。その薬として去年12月から病院で使用されているのがレカネマブ。レカネマブはアミロイド-βに結合して、脳内からアミロイド-βを取り除く。完全に進行を止めることはできないが、約3割進行を緩やかにできる。今後、治験や研究が進めばさらなる新薬によって認知症が根治に向かう可能性もあるという。
河合隆先生の今年の健康漢字は「非」。
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河合隆先生の今年の健康漢字は「非」。胃がんの主な原因のピロリ菌は胃粘膜を攻撃、傷ついた胃粘膜が長い時間をかけがん化することも。近年、別の原因もあることがわかった。ピロリ菌以外の口腔内細菌が原因になるという。口腔内細菌を抑える食べ物は納豆だという。
次回の「健康カプセル!ゲンキの時間」の番組宣伝。
エンディングの挨拶。
「がっちりマンデー!!」の番組宣伝。