- 出演者
- 小山径 坂下恵理 塩崎実央
オープニングの挨拶。
石川・能登町の復興計画を話し合っている委員会は、世界農業遺産に認定されている「能登の里山里海」を保全し、農業や漁業の復興を進めるとする最終案をまとめた。能登町では町民の代表や専門家などでつくる「復興推進委員会」がことし5月から復興計画を話し合い、きのう開かれた会議で最終案をまとめた。最終案では国連の機関から世界農業遺産に認定されている「能登の里山里海」の保全を図るとともに、なりわいの場として農地の再生や漁船の購入の支援などに取り組むとしている。
ことし1月の能登半島地震からまもなく1年を迎える中、富山県はきのう会議を開き、復旧復興事業の進捗状況を確認した。会議は富山県の防災危機管理センターで開かれ新田知事や各部局の担当者など約20人が出席した。被害が確認された県道や港湾施設などの公共インフラ、404か所すべてで国の補助金などを算定するために必要な「災害査定」が当初の目標通り年内に完了したことが報告された。建物の解体などを自治体が費用を負担して行う「公費解体」については、これまで申請のあった5つの市の1230棟のうち253棟で解体を終えたことが報告され、来年度末までの完了を目標にそれぞれの自治体に支援を継続することを確認した。
福井・坂井市の越前松島水族館では、飼育している4種類のペンギンのうち、オウサマペンギンとフンボルトペンギンが、年明けの期間中、館内に特別に設けられた神社で「初詣」を行う様子が人気を集めている。新年を前にペンギンたちのお参りの練習が始まり、きのうは4羽のオウサマペンギンが、飼育されている施設から50メートルほど離れた神社に向けてよちよちと歩き、鳥居をくぐっていった。ペンギンたちの練習は31日の大みそかまで続き「初詣」の様子は、1月1日から13日まで楽しめるという。
東京電力福島第一原発の事故後の除染で出た土などは、大熊町と双葉町にまたがる中間貯蔵施設に保管され、2045年までに福島県外で最終処分をすることが法律で定められている。国は最終処分の量を減らすため、放射性物質の濃度が一定の水準を下回った土については、全国の公共工事で道路の盛り土などで再生利用する方針。環境省の専門家会議では、再生利用の本格的な実施に向け、使用できる土や場所などについてのガイドラインの案が示された。環境省は最終処分と再生利用には国民な理解の醸成が必要だとしている。
年末を控え、福島県南会津町の製めん会社では年越しそば用のめんの生産がピークを迎えている。地元産の新そばを使って、今朝は5時から30人ほどの従業員が手分けしながら生地を薄くのばしたり包丁で切ったりする作業にあたっていた。年越しそば用のめんは、5日ほどの間におよそ2万8000食分生産して出荷するという。
宮古市で和紙に七福神などを描いたお正月の縁起物を販売する恒例の「お飾り市」がきょうから始まった。魚菜市場の中では、新巻ザケやイクラなどが並び正月用の食材を買い求める人たちでにぎわっていた。
出雲市の出雲大社で、元日に神前に供える水をくむ井戸を清める、「御饌井祭」が行われた。出雲大社の「御饌井祭」は、神前に供える水をくんでいる「御饌井」と呼ばれる井戸を、元日を前に清める神事。千家尊祐宮司をはじめ7人の神職が、拝殿の隣にある「御饌井」の前に設置された祭壇に向かい、はじめに宮司が祝詞を上げた。
年の瀬を迎え、正月の食材を販売する年末恒例の朝市が水戸市の卸売市場で始まり、大勢の客が新鮮な野菜や海産物を買い求めていた。「市場年末感謝市」は水戸市公設地方卸売市場が一般の客に正月用の新鮮な食材を届けようと毎年この時期に開いている。会場の仲卸棟と関連店舗では、県内産の野菜やカニ、エビ、タコといった海産物をはじめ、かずのこやかまぼこ、だて巻きなどのおせちの食材、それに年越しそばや正月飾り、鏡餅を販売している。
ペットボトルのリサイクルを促すため、サッカーJ1鹿島アントラーズが本拠地を置く鹿嶋市に専用の回収ボックスを寄贈した。市役所にはおととい、鹿島アントラーズの小泉文明社長が訪れ、市の幹部に回収ボックスを贈った。寄贈されたのはあわせて5つ。市とアントラーズは以前より飲料大手と使用済みのペットボトルから新しいペットボトルを作る「水平リサイクル」という取り組みを進めていて、今回寄贈されたボックスもその促進に活用される。市役所の入り口1か所に置かれ、残りの4つもアントラーズの本拠地、カシマスタジアム周辺に設置されるという。
輪切りの大根を干して作る、丸森町の伝統の保存食「へそ大根」づくりが最盛期を迎えている。丸森町筆甫地区で生産が盛んに行われていて、農家・庄司美由紀さんの作業場でも先週から「へそ大根」づくりが始まった。丸森町の「へそ大根」は、来月下旬から県内のスーパーや町内の農産物直売所などで販売される予定。
全国の気象情報が伝えられた。
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愛知・安城市の伝統工芸品「桜井凧」。安城市桜井町一帯で作られ「袖」と呼ばれる形状が特徴。安城市立桜井小学校では総合学習で地元に伝わる桜井凧について学んでいる。教えるのは桜井凧保存会の作り手。小学生が伝統の継承に挑戦。
小豆島は高松市内からフェリーで1時間。2万6000人が暮らす島。オリーブオイル生産者・秋長正幸さんはオリーブオイルの国際品評会などで数々の賞を受賞している達人。小豆島では手摘みで収穫している。酸化はオリーブオイルの大敵。実の洗浄からオイルが出来上がるまで主に4つの工程がある。オリーブオイルの香りで重要なのは実の中に含まれる「リポキシゲナーゼ」という酵素。リポキシゲナーゼは温度が20度から24度で最も活発になり香りを豊かにする。機械の中でちょうどその温度帯になるようあらかじめ冷やしておく。オイルづくりが終わったあと機械のパーツを一つ一つ外して洗う。一晩たつと劣化してしまうオイルを翌日に一切残さないよう毎日3時間をかけて丁寧に行う。
平成20年12月27日、丸みを帯びた形から「ムーミン」の愛称で親しまれた電気機関車EF55形の「さよなら運行」がJR信越線で行われた。昭和11年に製造されたEF55は戦前は東海道線の「特急つばめ」や「富士」、戦後は高崎線で運行されたが、部品の調達が困難になったことなどから引退が決まった。さよなら運行の指定席券は発売と同時に売り切れ本数を増やす人気ぶりだった。現役の電気機関車としては最も古いEF55。多くの鉄道ファンに惜しまれながら最後の旅路に向かった。
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- EF55形式電気機関車
平成23年12月27日、群馬県榛東村で東日本大震災からの復興を願い巨大なつるし飾りが完成し、後にギネス世界記録に認定された。ふだんはひな祭りにひな人形と一緒に飾るが今回は特別。苦難をはじき飛ばす羽子板や小さなちりめん細工を組み合わせ手を取り合うという意味を込めたまりなど60種類もの飾りが付けられた。高さは7.5m。群馬県で避難生活を送る被災者や地元の小中学生など850人が参加してこの年の夏から制作に励んだ。世界一になったなでしこジャパンにあやかり、新たな世界記録となる7045個の飾りが付けられたつるし飾り。一つ一つの飾りに復興への願いが込められている。
毎年12月27日、京都の知恩院で大みそかの本番を前に除夜の鐘の試しづきが行われる。知恩院の釣り鐘は江戸時代初めに造られ直径およそ3m、重さ70トンあり国の重要文化財に指定されている。大みそかを前に除夜の鐘が聞けるとあって大勢の参拝客が集まる。17人の僧侶が呼吸を合わせて鐘をつく撞木に結ばれた綱を引く。打つ場所がずれると音が悪くなる。掛け声に合わせ親綱と呼ばれる太い綱を持った僧侶があおむけに倒れるようにして鐘を突く。試しづきはおよそ1時間続く。鳴り響く鐘の音が古都の冬の冷気を震わせる。
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お伝えした映像はNHKアーカイブスからもご覧いただける。
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大山の標高は1729mで中国地方の最高峰。火山で1万数千年前まで活発な噴火活動を繰り返してきた。 10 月、ブナの葉は日に日に黄色から褐色へ変わっていく。森は紅葉とともに実りの季節を迎えた。アトリ、ヤマガラ、ゴジュウカラなどを紹介。オオタカは小さな鳥などを狙う獰猛なハンター。谷を吹き上がる上昇気流も使って上空から獲物を探す。深い森に覆われた大山は幾筋もの沢が流れている。
塩崎アナが緑果オリーブオイルを食べたときに辛みが強く美味しくて衝撃を受けたなどと話した。おすすめの食べ方は味噌汁に垂らすことだそう。