- 出演者
- 栗原望 油井秀樹 酒井美帆
オープニング映像。
ニュースラインナップを紹介した。
ウクライナ情勢をめぐりトランプ政権・プーチン政権の代表団が明日、協議することとなった。一方、トランプ政権から和平交渉から排除されたヨーロッパがまもなく緊急協議を行う。パリで非公式に行われるウクライナ情勢やヨーロッパ安全保障を巡る協議。背景にあるのはヨーロッパ・アメリカの立場の隔たり。ウクライナ・ヨーロッパは自分たち抜きにロシアとの交渉を進めるべきではないと訴えている。トランプ政権が欧州各国に対しウクライナの安全確保のため何を提供できるか提示を求めたことを明らかに。
会議のテーマは「ウクライナ情勢・ヨーロッパの安全保障」としか明らかにされていないが、考えられるのはウクライナへの平和維持部隊の派遣。トランプ政権がヨーロッパ各国に対しウクライナの安全確保のために何ができるか提示を求めたことが明らかになっているが、部隊派遣は一部の国で検討が始まっていた。ただ、どの国がどれだけ派遣するのか、費用はどうするのかなど課題は山積み。またウクライナ支援は国によって温度差もあり結論を出すのは簡単ではない。
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- パリ(フランス)
「60分拡大版」ご質問・ご意見を募集。
ドミトロ・クレーバ氏はパリの学校で戦時下の外交について教えている。去年9月までウクライナの外相を務めた。各国に武器供与など支援を求め協力を引き出してきた。ただバイデン政権は射程の長いミサイル供与に慎重な姿勢で一昨年秋までウクライナに供与しなかった。プーチン大統領が核の脅しを繰り返すなか、バイデン前政権は過度に刺激を回避する狙いがあったとみられる。またヨーロッパに対しては危機への備えが不十分だったと指摘した。クレバ氏は進行を食い止めるための銭湯が続けられなくなる恐れがると懸念している。今、中止しているのは国際情勢、ウクライナを深く理解する政治家や外交官の育成。この日の講義では外相としてアフリカ14か国訪問の経験について話した。そしてウクライナには今、どのような外交が求められるのか議論した。
ウクライナは軍事的に劣勢の中で外交の力で対抗してきた。ある高官の部屋には大きな世界地図があった。協力度によって色分けされていた。各国に応援団を作らないといけないと語っていた。
香港の動物園に長い行列。お目当ては、去年生まれた双子のパンダ。名前はまだない。客が会えるのは5分間だけ。園ではグッズも販売。映画やアニメを制作し、パンダ博物館を作る計画も。
先月、米ロサンゼルス近郊で起きた山火事。自宅を失った男性が焼け跡に戻り、机が置いてあった場所を探し始めた。そこに、恋人のために買った婚約指輪を隠していたという。残骸を掘り出したところ、完全な形で残っているのを発見。その場でプロポーし、成功。
中国企業が開発した低コスト生成AI「ディープシーク」。大手・吉利自動車、EV最大手・BYDなど10社以上が導入を表明。自動車業界ではソフトウェア更新で機能・性能をアップデートする車「SDV」の開発競争が激化していて、生成AIの性能がその鍵を握るといわれている。
タイではアルコール飲料の販売時間が厳しく制限されている。レストランなどの飲食店でも同様。50年前に公務員による勤務中の飲酒が社会問題となり導入されたものだが、販売制限を知らない外国人観光客とのトラブルなどから規制緩和を求める声も。ペートンタン首相は規制緩和に向けた法改正の検討を指示。飲酒運転の増加への懸念から慎重論も。
欧州市場では天然ガス価格が上昇傾向。ウクライナ侵攻によるエネルギー危機をきっかけとした高騰以来2年ぶりの水準。今冬は寒く暖房需要が高まったこと、ドイツで風力や太陽光の発電が低調だったことなどが背景。欧州で不足が続きLNGの需要が高まれば、アジアなど他の地域のLNG価格も上昇する恐れ。
米国では、女性の健康課題をテクノロジーで解決する商品やサービス「フェムテック」が急拡大。スタートアップ企業が開発した新製品「月経ディスク」は、子宮口を塞ぐ位置に装着するため装着時に違和感がほとんどないという生理用品。最長12時間装着できる。これについて、19日放送の「あさイチ」でも詳しく紹介。
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- フェムテックロサンゼルス(アメリカ)
イランはアラビアプレートと呼ばれる岩盤がユーラシアプレートに衝突する場所にあるため、地震活動が活発で、これまでに大きな地震がたびたび発生。1990年に起きたイラン北西部のルードバール地震や2003年のイラン南東部地震など死者が数万人ののぼる被害も出ている。イランの防災に日本の震災の教訓が生かされている。30年前、イラン人の研究者が撮影した阪神・淡路大震災の当時の映像がある。この映像と自らの体験を母国で活かし、対策の実現につなげている。
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- イラン
地震発生直後からビデオカメラを回していたイランの大学で地震工学を研究しているネマト・ハサニ教授。30年前、地震工学を学ぶために神戸に留学中に被災した。映像に多く記録されているのは水道管やガス管などのインフラ設備。ハサニさんが撮影を続けたのは研究者としての使命から、インフラがどのように壊れ、どう復旧を進めたのかあとから検証するためだった。当時、妻と子どもたちと4人で集合住宅で暮らしていた。自らの被災状況も撮影。特に困ったのが水の確保だった。断水が解消されるまでの約1ヶ月半、近くの市民プールから水を汲んで運んでいたという。
帰国後は技術者・研究者の育成に力を注いでいる。震災から30年になるのを前に行った講義では、自ら撮影した映像を教材として使用。自らの体験を元に、地下にパイプを埋設する水道やガスは電気や電話と比べ復旧に時間がかかることなどを説明。活動は大学内にとどまらず、首都テヘランの防災にも取り組んでいる。ハサニさんが案内したマンホール。地下には10万リットルの水が入ったタンクが埋められていて、緊急時には1万人に3日間飲水を提供できる。ハサニさんがこれまで水道局に訴え、市内の約150カ所に設置された。取り組みは他の自治体にも広がりつつある。別の街でタンク設置に関わる企業から助言を求められたハサニさん。備えを進める上で考慮すべきことなどをアドバイス。防災は誰かに任せることではなくみんなで取り組むこと。これが日本の震災で学んだ教訓だという。
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- テヘラン(イラン)
経済情報を伝えた。ニューヨーク株式市場は祝日のため休み。
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- ニューヨーク株式市場円相場
明日はアメリカが売り込むアラスカ産LNG 日本の対応について伝える。
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- 液化天然ガス
エンディングの挨拶。
あしたが変わるトリセツショーの番組宣伝。