- 出演者
- 山澤里奈 辻浩平 藤重博貴
オープニング映像が流れ、キャスターが挨拶した。
海上交通の混乱に直面しているスエズ運河を取り上げる。海上輸送される原油だけを見ても約10%がここを通過する。しかし、3年前にガザでの戦闘が始まって以降、フーシ派による船舶への攻撃の懸念から紅海を避けるようになっている。バドル・アブデルアティ外相は、「スエズ運河を通航する船舶は約70%減りました。損失は105億ドルを超えます」と話し、航行の自由は保障されるべきとした。スエズ運河が通れないため、大回りして喜望峰を通ってアジアに向かうが、輸送費の増加に繋がり渡したちにも直接跳ね返る。エジプトはアラブ諸国の中で初めてイスラエルを国家として承認し、1979年に平和条約を結んだ。アブデルアティ外相は、あり余る力で支配することはできるがそれは一定の期間に限った話だと指摘した。去年10月、イスラエルとハマスは停戦に合意し、エジプトは仲介に大きな役割を果たして停戦合意の署名式もエジプトで行われた。しかし、和平計画は頓挫している。イスラエルはガザに支援物資を積んだ十分な数のトラックを入れて人道・医療支援を提供し病院や診療所の問題に対処する措置を講じていないと指摘し、アブデルアティ外相はトランプ大統領に期待を示した。
国連の安全保障理事会の常任理事国は5カ国。非常任理事国は10カ国。毎年半数が改選される。国連安全保障理事会では選挙が行われた。ドイツが非常任理事国から落選。キルギスが初の非常任理事国になった。西ヨーロッパなどのグループはポルトガル、オーストリアが選出された。国連への 分担金の割合で4位のドイツ。7回目の非常任理事国を目指していた。国連総会などでイスラエル寄りの姿勢を示してきたことが影響した。ZDFはトップニュースで伝えた。外交の重要事項が失敗に終わったとしている。メルツ首相は国連で私たちに課された使命が変わることはない、ドイツは今後も多国間主義を支える信頼できる柱であり続けるとコメント。最近の国連安全保障理事会は機能不全に陥っている。安全保障理事会は、国連憲章のもと、加盟国に実施を義務づける決定を行う権限を持つ。ドイツが目指していた非常任理事国は拒否権が認められない。そもそも理事国でなければ制裁決議の交渉への直接関与はできないし、会合の開催を要求することはできない。ウクライナ問題やヨーロッパの安全保障を主導していきたいドイツ。国際的な支持が相対的に低下したと見られる。
天安門事件について。1989年6月4日、北京で中国の民主化を求める運動に軍が武力で鎮圧。中国政府は319人が死亡してと報じた。犠牲者の数はそれよりはるかに多い。政府はそれを正当化。事件を公に語ることはタブー視している。きょうの天安門広場周辺は追悼の動きに警戒を強めていた。遺族で作る天安門の母はネット上で声明を公開。中国政府に事件の真相究明や犠牲者と遺族への賠償、法的な責任の追及を求めている。今年は墓地での追悼も初めて禁止された。中国政府は「動乱」だとして対応は正しかったとしている。
香港でかつて天安門事件の追悼集会が開かれていた公園には、大勢の警察官が配置された。市民が警視に連行する様子も見られた。真相究明の声は封じ込められている。台湾では追悼集会が開かれた。黙祷する様子も見られた。事件の風化に抗い民主主義の大切さを確認する日になっている。香港 ビクトリア公園ではかつて大規模な追悼集会が開かれてきた。ジャーナリストの麦さんは天安門事件について伝えてきた。ビクトリア公園は天安門広場のように市民が意見を表明する場所だったという。1989年6月4日未明、麦さんは事件の一部始終を目の当たりにした。一冊の本を執筆。大きな反響を呼んだ。事実を伝えることの大切さを訴えてきた。2019年に広がった民主化デモをきっかけに「香港国家安全維持法」が導入され、集会が禁じられた。麦さんの本は図書館などから撤去された。香港では人々が事件の記憶を継承していくことが難しくなっている。
台湾では中国から香港から移り住んだ人たちが活動を続けている。呉仁華さん。台湾の大学に籍を置きながら、天安門事件で軍がどう動いたか研究を続けている。呉さんは当時大学講師として天安門広場で座り込みを行うなど運動に参加。事件後中国による厳しい取り締まりを逃れてアメリカに亡命。8年前、台湾に移り住んだ。先月開かれた事件の追悼集会を主宰する台湾の団体が開いたイベント。呉さんは台湾の民主主義や自由が脅かされる懸念を訴えた。呉さんは去年11月、事件に関するある映像を入手しネット上で公開した。6時間に及ぶ映像。事件が起きる前に鎮圧の出動命令を拒否した元司令官の軍事法廷の様子。元司令官の名前は徐勤先氏。北京の防衛を担う約1万5000人の精鋭部隊第38集団軍の軍長をつとめた人物。事件後の1990年非公開で行われた軍事法廷で懲役5年の判決を言い渡された。徐氏が命令を拒否したことは海外などの報道で知られてはいたが、軍事法廷の様子が映像で明らかにされるのは異例。公開後「歴史の真相を示す貴重な資料だ」などと大きな反響を呼んだ。映像が提供された背景など、詳しいことは一切明らかにできないとする呉さん。事件に真相究明にこれからも取り組んでいきたいとしている。
台湾から中継。松田氏は台湾の人々の天安門事件との向き合い方などについて「多くの人が関心を持ち続けようとしている。集会に参加した人たちは雨が降りしきる中、みな真剣な表情で犠牲者に祈りを捧げていた。とくに若い人が参加し記憶を受け継ぎ伝えて行こうという姿勢が印象的だった。台湾では若者を中心に多角的な視点から歴史を学び直そうという動きが出ている。事件を知ることが民主的な台湾社会を振り返る機会だと感じている」とコメント。また、中国は6月4日の意味をどう考えているのかについて松田氏は「中国政府は言論統制を通じて事件を風化させたいのだと思う。とくに政治に関わる問題では近年しめつけが一層強まっている。しかし、民主化を求める声や愛する華族を失った苦しみを背負い続ける人がいるのも事実。30年の時を経て、軍事法廷の非公開映像が今回明らかになったのは事件の真相を追い求める関係者の執念によるもの。記憶を風化させようとする流れに抗う人々の決意。6月4日はそうした意志が改めて示される日であるとも感じる」など伝えた。
ニューヨークのマムダニ市長がユニークな行政命令に署名。子どもたちの就寝時間を撤廃するというもの。NBAでニューヨークを本拠とするニックスがチャンピオン決定戦に進出。でも試合開始が午後8時半からと遅い。そこで市長、子どもたちが観戦中にもう寝なさいと言われないように配慮した。子どもたちも次々に手形を押して署名した。
インドネシア西部のスマトラ島ではおととし道路が改修された際に、オランウータンの生息地が分断。そのため、木と木の間にロープをかけて橋を作った。カメラをつけて待つこと2年。この度、初めてオランウータンが自ら渡る様子が撮影された。絶滅の恐れがあるオランウータン。これで分断された生息地を行き来することができる。
スペースXは株式の新規上場で約12兆円を調達する計画を明らかにした。調達する資金をAI開発やロケットの打ち上げなどにあてる計画。
韓国で行われた統一地方選挙で、KBSは半数以上の主要な自治体の選挙で革新系の与党が当選を決めたとする一方、ソウルの市長選挙では保守系の最大野党の候補が勝利したと伝えた。
「イランの核開発だけを問題視してその当事国であるイスラエルの核武装は無視している現状に違和感」という視聴者の声を紹介した。
エンディングの挨拶。
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