- 出演者
- 萩谷麻衣子 堂真理子 佐々木亮太 久保田直子 斎藤康貴 林美沙希 林美桜 杉村太蔵 水越祐一
東京・目黒区の金属製品を製造する「佐藤製作所」では、7年間賃金が上がり続けているという。発注元の業績悪化や、原材料の高騰などで長年赤字経営が続いていたが、あることをしてから社員の継続的な賃金UPを達成できているという。
目黒区にある町工場「佐藤製作所」。こちらでは2016年から継続して賃上げを実現できているという。そしてそのきっかけについて佐藤常務は「効果が大きかったのは女性の採用」と話す。長期間赤字経営が続いていたという佐藤製作所。このまま何も変えなければ会社が潰れてしまうと考えた佐藤常務は会社を刷新することを決意。ベテラン男性ばかりの製作所に新卒の社員や女性のスタッフを採用しようと考えたという。しかし当初は佐藤常務の考えに賛同してくれる人は誰もいなかったという。その後佐藤常務は職人たちの説得に奔走。佐藤常務の熱意もあり、2016年、初めての女性社員が入社したのを皮切りに現在では4人の女性若手社員が工場で勤務している。そしてこの女性社員のアイデアが佐藤製作所の経営を上向かせるきっかけとなったという。佐藤製作所に2019年に入社した24歳の女性職員、佐々木さんと今年入社したばかりの20歳・森下さん。二人は職人業もこなしながらSNSなどで商品をPR。これまでにない宣伝手法を取り入れたという。法人だけでなく個人客からの受注が増えるなど販路の拡大につながった。例えば銭湯からストーブの上に置くヤカンでより多くの蒸気を発生できないかと相談され、特注で制作したヤカン。佐藤製作所ではお客のニーズに合わせた様々な商品を作ることが可能だ。新卒の社員や女性スタッフの採用が転機になった佐藤製作所。顧客数や売り上げが増え長期の赤字経営から黒字に転換。従業員の賃金を継続して上げることができるようになったという。また佐藤製作所では販路の拡大だけでなく、中小企業では難しいと言われる価格転嫁にも成功した。そしてそこにも若手女性社員の活躍があった。
新卒の社員や女性スタッフの採用で販路拡大に成功し、継続して賃上げを行っている「佐藤製作所」。そして佐藤製作所では中小企業の壁ともなっている価格転嫁にも成功。そこにも女性若手スタッフが関係している。佐藤製作所ではこれまでは男性の職人ばかりで取引先との価格交渉までは手が回らなかった。そこを補ってくれているのが女性若手スタッフたちだ。彼女たちは取引先と積極的にコミュニケーションを取り、自社製品の価値を納得してもらうことで価格転嫁に成功。それが賃上げに繋がっているという。新卒の社員や女性スタッフたちの活躍に当初は採用に否定的だったベテランは「今になって思えば若い人は入社して来ないと頭から思い込んでいた部分があった。変わるということは非常に勇気がいることだなと思う。今までやってきたものを覆さなくちゃいけないので。でも変わることを恐れずにやっていかなきゃということを学んだ。」と話す。そんななか佐藤製作所では若手女性スタッフによる新たな挑戦が始まっていた。ベテラン職人が何気なく廃材で作った花瓶にヒントを得て今年入社の森下さんが考案したという花瓶はSNSに投稿すると人気を集め商品化を望む声が相次いでいるという。佐藤さんは「僕はチャレンジしていかないと人生が楽しくないと思って、不可能だと感じたりこれはないなと思っていたことが、実際にできたときの喜びや驚きがものすごくあるので、そういうことをどんどん感じていきたい。」と話す。
修造さんは「チャレンジっていうものはちょっとしたチェンジではない。大きくチェンジはヤカンのように常識を覆すようなイノベーションも必要なんだなと勇気ももらった。きょうはチョコケーキを食べて“心の景気”を上げていきましょう!」などとコメントした。
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