- 出演者
- 萩谷麻衣子 大下容子 佐々木亮太 久保田直子 斎藤康貴 林美沙希 林美桜 杉村太蔵 水越祐一
SDGs企画を特集。きょうのテーマは、エネルギーをみんなに・そしてクリーンに。日本で初めてとなる地球にやさしい船を取材。大阪・関西万博開催まで200日。そこで披露される新技術が期待されている。東京海洋大学が開発した船「らいちょうN」は、リチウムイオン電池と水素燃料電池を使った電気で走る船。二酸化炭素の排出はゼロ。東京海洋大学・大出剛特任教授が解説。新型の船として日本初の「船舶検査証書」が公布された。実用化もできる。課題は、1億円を超える製造コスト、水素補給設備の不足。万博で世界に披露される。
19日、ベルリン近郊のブランデンブルク州。州議会選挙を3日後に控え移民排斥を掲げる極右政党・AfD[ドイツのための選択肢]の支持者が集まっていた。EU議会などでも議席を伸ばし今月行われたチューリンゲン州の州議会選挙では初めて第1党に躍進した。22日に行われた州議会選挙でAfD州議会議員候補・レナコトレ氏は与党候補に大差をつけ当選。AfDは議席を大きく伸ばし第1党には届かなかったものの2位の議席を確保。来年行われる連邦議会の選挙に向け弾みをつけた形。AfDの躍進により今の政権にも変化がみられている。ドイツはメルケル政権以降、中東などからの難民、移民の受け入れを積極的に進めてきた。しかしショルツ首相は先月、不法滞在のシリア人によるテロを受け在留資格のない難民の強制送還を強化する方針を示した。16日からは陸上の国境全てで身分証の確認を行うなど警備を強化している。
移民大国ドイツの実情について。2020年時点のドイツの移民受け入れ数は約1422万人で世界2位。移民が大きな存在感を放っている。ノルトライン・ヴェストファーレン州では約323万人の外国人が産業を支える。また、9人に1人が移民をルーツに持つという。移民の出身国1位はトルコ。また、サッカーでもエジル選手など移民をルーツに持つ選手が活躍。料理でも他の国にルーツを持つものがある。移民が多い背景として、ナチスによる迫害などの反省から難民を積極的に受け入れていること、また、1950年代~1970年代に労働者不足で大量の労働者を受け入れたことがある。メルケル政権ではシリア紛争などを背景に約90万人の難民を受け入れた。杉村さんは「日本とドイツはよく似ているが、移民で経済発展した部分が違い。」とコメント。マライさんは移民問題について「ドイツが移民問題に向き合ったのが2000年代からだということ、シリア難民・ウクライナ難民が増えすぎたことが原因。」とした。
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ドイツでは不法滞在者によるテロが頻発。ARDの世論調査によると、ドイツに来る人が減るよう移民・難民対策を変更するべきかという問いに、77%が変更するべきと答えた。9カ国と国境を接するドイツにおいて、ショルツ政権は国境管理を強化。本来EU内では国境検問がないところ、昨年より一部国境で検問を開始、3万人以上の不法入国を阻止したという。今年に入り国境の警備を更に厳しくしている。罪を犯した外国人への罰則も強化。マライさんは「不安が高まっている。」とコメント。排外主義を掲げる極右政党・AfDも支持を伸ばしている。マライさんは「排外によるEU内の孤立の問題もあるが、EU内の移民受け入れのルールを決める必要もある。」とした。
移民の労働力に頼ってきたドイツは、反移民ムードの高まりにジレンマを抱えているという。今月13日、ドイツはケニア共和国と協定を結んだ。ドイツ・ショルツ首相は「非常に重要な協定だ。熟練労働者がドイツに来ることができる」と話した。不法移民政策を強化する一方、ケニアから熟練労働者の受け入れ拡大に舵を切った。
今月13日、ベルリンでドイツとアフリカ・ケニアは、包括的移民協定を締結した。ドイツはケニアからの労働者を確保しようとしている。ドイツ・ショルツ首相は「私たちにとって非常に重要な協定だ。熟練労働者や若者がドイツに来ることができる。これにより熟練労働者の不足を補うことが可能だ」と話した。ケニア・ルト大統領は「この包括的な移民労働パートナーシップ協定は、両国、人と人の関係を拡大し、ドイツのテクノロジーとケニアの人的資本の潜在能力を、引き出す機会を提供するものになる」と語った。
特にドイツが獲得を目指すのが、ケニアの高度な技術を持つIT人材。人口約5400万人のケニアは、東アフリカ経済の中心地。アフリカの中でも英語が通じ、インターネット、携帯電話、デジタルマネーなどの普及率が高い。IT関連企業やITの専門家が多く、米国・シリコンバレーになぞらえて、今や「シリコンサバンナ」とも呼ばれている。ケニアからドイツは優秀な人材を獲得しようとしている。ドイツ・ショルツ首相は、ケニアには十分な訓練を受けたIT専門家が多いことを強調している。
今回の協定締結の裏には、ドイツの深刻な労働者不足がある。今年2月、ドイツ・ハーベック経済相は「労働意欲も労働者も不足している。労働力不足は高齢化で今後増えていく」と話した。ドイツでは約10年後の2035年には、700万人もの熟練労働者が不足するといわれている。
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ドジャース・大谷翔平にとって悲願の地区優勝が、目前に迫っている。パドレスとの3連戦で2勝すれば、地区優勝が決まるドジャース。大谷翔平は第1打席からツーベースヒットを放った。大谷翔平はこのあと貴重な先制のホームを踏んだが、負けられないパドレスが4点を返し、現在パドレスが4−1とリードしている。
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