- 出演者
- 田中卓志(アンガールズ) 所ジョージ 新井恵理那
オープニング映像。
千葉県には野田市、銚子市と2つのしょうゆの街がある。野田市はキッコーマンが生まれた街。真飛聖が千葉・銚子市でプロが認めるしょうゆを聞き込みする。
しょうゆの町の銚子で一級品探し。「ひ志お 銚子山十」では銚子産のしょうゆが20種類以上あり、通りには江戸から明治までしょうゆ蔵が並んでいたという。利根川の水温を利用してしょうゆを江戸へ運び、その帰りに原料となる質の良い大豆や小麦を効率よく調達していた。しょうゆの町ならではの逸品として、「ひ志お」という固形の商品があり、みそみたいなものだが味は醤油であるという。大豆と大麦を混ぜて麹を作り、塩水を加えて約2年間自然の力だけで発酵熟成させている。飲食店ではしょう油のかわりとして様々なものに使われているという。スタジオで食べた際にはみそみたいで醤油よりマイルドとのこと。そしてプロが認める知られざるしょうゆは「げんばぐら」というもの。毎年予約で完売の「げんばぐら」とは何なのか。
日本一のしょうゆの街である銚子市でプロが絶賛する「げんばぐら」とは何なのか。ヒゲタ醤油は関東最古のしょうゆ蔵であり、江戸市場でのしょうゆの売れ行き順位の関東醬油番付も飾ってある。創業者の田中玄蕃はしょう油の礎を作った一人で、大豆が主原料でたまりしょうゆに近かったものに小麦を加えて芳醇な香りや甘味を引き出すことに成功した。そして関東濃い口しょうゆが誕生し江戸で大流行。もろみを半年間発酵熟成させしょうゆを絞り出すのだが、濾布と呼ばれる長い布にもろみを挟んで20時間押すという。
ついに玄蕃蔵の正体が明らかに。製造量が1%にも満たない幻のしょうゆで値段も一般的なしょうゆの約10倍となっている。スゴさ其の一は全国から厳選した材料で、大豆は富山の「エンレイ」で小麦は北海道の「春よ恋」で塩は香川の「瀬讃の鹽」を使っている。一般的なしょうゆは外国産の原材料を使用するが、玄蕃蔵は入手しづらい国産品を全国各地から厳選しているという。スゴさ其の二は江戸時代の伝統製法を再現で、仕込みは1年に1度だけとなる。冬に仕込み、春から夏にもろみを発酵熟成させることでしょうゆは最もおいしくなるという。そして米麹を加えることで今のしょうゆにはないまろやかな味わいになる。毎年大人気ですでに完売しているという。特別に分けていただいた玄蕃蔵をスタジオにお届け。
ケースがしっかりとある玄蕃蔵がスタジオに届いた。玄蕃蔵の一番おいしい食べ方はお刺身とからあげなのだという。コク深い旨味が魚の脂の甘さをより一層引き立てる。金目鯛の刺身とメヒカリの唐揚げと一緒に食べたところ深みを感じ、魚の脂と馴染みが良いとのことだった。
続いては飲食店のプロに聞き込み。銚子のしょうゆを使った鰻屋「茂利戸家」に聞いたプロが認める知られざるしょうゆは、ヤマサ醤油「ソヤノワール」であるという。40種類以上のしょうゆを販売している「銚子セレクト市場」でも焼きそばに合うのではないかとのこと。ヤマサ醤油は江戸時代初期にしょうゆ製造を始め、江戸時代末期には幕府からも品質の良さが認められ最上しょうゆの称号を与えられた。工場に併設されている売店にはしょうゆの他にも意外な商品があり、醤油羊羹やしょうゆソフトクリームなどがある。リピーター続出である焼きそば専用のしょうゆをお届け。
サタデープラスの番組宣伝。
プロが認める焼きそば専用しょうゆ「ソヤノワール」。元々は売店で販売する焼きそばの調味料として開発したところ、お客さんからの評判が良く商品化することになったという。旨み成分は一般的な濃口しょうゆの1.5倍以上。焼きそばのレシピが紹介され、ぬれ煎餅が入っていてしょうゆと豚肉の甘さが良いという。最後に今日はヤマサとヒゲタで両方ともすばらしいしょうゆがあったと話した。
次回予告。