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オープニング映像。
東京・吉祥寺の中道通りにやってきたのは若月佑美。空想街雑貨店は西村典子さんの店で雑貨が沢山並んでいる。壁には原画がありおもちゃたちが楽しく暮らす街は人形やぬいぐるみなど、街全体がおもちゃで出来ている。描いているのは画家の西村典子。
西村がイラストを描く工程を紹介。テーマを設定し今回は「夢見る羊の王国」を描くという。
西村は5ミリの方眼紙に羊を描く。それをカットして配置決め。その作業に5日ほどかけるという。位置が気に入らなければただちに修正し。全体像は町並みの上に雲をまとった羊が浮かぶ。本画は厚みがあってシワにならないイラストボードに描く。下絵をボードにトレースする。色彩する前に 色彩計画を行っていく。色の組み合わせを考えながら下絵に試し塗りをしていく。
西村は1986年に生まれ東京に生まれた。小学4年生の時に絵で食べていきたいと感じた。その思いの強さは成長しても変わらなかった。絵本の挿絵になりたいと、ずっと絵ばかり描いていたという。東京学芸大学教育学部美術科に在学し、図工の先生になろうとした。卒業後は小学校で、発達障害の児童の個別授業などを行った。やりがいはあったが絵で食べていきたいと言う夢は諦めていなかったという。転機が訪れたのは、24歳の時。若手アーティストを応援する企画で原型となる作品が売れた。絵で生きていこうと参加したのが当時始まったばかりのハンドメイドサイト。そこで自信のイラストのスマホカバーを出品。自分で絵を描いた絵をもとに雑貨を作り、ネットで販売する。美大で学んだり、コンクールで世に出るのではなく新たな道を選択した。すなわち自分で描いて自分で売る。
色鉛筆を使った色彩計画をもとに、色を塗っていく。透明水彩をいかした淡い塗りで、細い線もまっすぐ綺麗に。この見事な着彩を可能にしているのが優れた筆。日本画用のものを使用しているという。ここまで羊は手つかず。
まずは太い筆で着色していく。線描を行い、陰影をつけていく。わずか8センチの絵に40分かける。
空想街には際立った特徴がある。立体ではなく平面的に描いている。西村は影がをなくして平面に描く方が魅力的に見えるという。平面的にあっても丹念に陰影やグラデーションで深みのある街になっている。
西村が小学生の頃に5年間暮らした新潟県を離れ東京へ転校。その時に声がでなくなってしまったという。場面緘黙症という、複数の人の前など特定の場所や状況で何も話ができなくなる症状だという。
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横浜赤レンガ倉庫にも西村の雑貨店があるという。西村はこうしたメルヘンな世界観を描く理由にが小学生の時転校した東京の環境に口がきけなくなり孤独になってしまったことにあるという。そんな彼女を救ったのは空想にふけること。空想にした世界をイラストにしたが、絵本の世界に心の居場所をつくった。
西村の「夢見る羊の王国(仮)」の羊を着色。輪郭線は濃い色、内側はやや薄い色をのせていく。色彩の濃淡で雲の羊の出来上がり。
そして今日の作品は14日目に仕上げ。夜空を描いたら最後は歯ブラシで描く。スパッタリングという技法で仕上げた。夢見る羊の街は、眠りの世界に街を乗せた羊たちが夢をみながら飛んでいるという世界。
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西村は人を描かない理由に想像を働かせることができると答えた。
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