梅雨入りした関東では今朝も雨だったが、午後には日が出て蒸し暑かった。関東の暑さはさらに厳しくなり、明後日は37度の危険な暑さが予想されている。府中市郷土の森博物館では、1万株ものあじさいが園内を彩っていた。千葉県銚子市では、1時間あたりの雨量が11ミリと今年最大を記録した。千葉市内では最大瞬間風速19．3メートルを観測し、館山市では水泳大会の開始が遅れるなどの影響が出た。一方で群馬県前橋市では日傘が必要な暑さになり、最高気温はきのうより10度以上高い33．5度を記録した。気象庁は東日本では17～19日にかけて、西日本では16～20日にかけて35度以上になる所があるとしている。九州大学大学院の川村隆一教授は「今年の梅雨の特徴は極端な猛暑、極端な大雨でメリハリの強い梅雨になっている」などと話した。去年の梅雨もメリハリ型の梅雨で、農作物にも影響があった。東京都立川市の「カラフル野菜の小山農園」では、今年も野菜の生育に異常をきたしていた。なぜメリハリ型の梅雨になるのか、川村教授は「太平洋高気圧の挙動が大事」などと話した。太平洋高気圧が強まると梅雨前線が北に移動し、南から暖かい空気が流れ込んで猛暑になる。メリハリ型の梅雨は、太平洋高気圧の張り出しの強弱による梅雨前線の移動で起きるという。気をつけたいのがコメの保存方法で、五つ星マイスターのこくぼのおこめ・小久保一郎社長は自宅で冷蔵庫の野菜室に入れて保管しているという。コメの袋は空気穴が空いているため別の容器やチャック付き袋に移し、冷蔵庫に入り切らない場合は風通しの良い場所に置くとよい。またシンク下や床下収納は熱や湿気がこもりやすいため、コメの保管には適さないという。

この先一週間は、梅雨入りしている地域を含め気温が上がる。偏西風が北上することにより日本列島上空に暑い空気が流れ込み、各地で35度以上の猛暑日になることが予想されている。6月に急に気温が上がると熱中症で救急搬送される人が増えるため、注意が必要。

東京都板橋区のマンションで、突然2．5倍を超える家賃の値上げが通告された問題。住民が反発したところ中国人オーナーは値上げを撤回したが、すでに半数近くの世帯が退去を決めていた。先月に引っ越した女性には、敷金や日割り家賃が支払われていない状態だという。大幅な家賃値上げを通告されるケースは、大阪でも起きていた。35世帯あるマンションは現在12世帯だけが残り、後は民泊になっている。マンションでは深夜に改装工事が行われ、水漏れの被害も起きていた。番組が管理会社に問い合わせると、「取材には応じない」との回答だった。地元の不動産業者は「中国系の不動産会社が増えているし、客の8割は外国籍と言っても過言ではない」などと話した。中国出身で大阪で不動産会社を経営する林伝竜氏によれば、民泊は普通の賃貸より30％はもうかるという。阪南大学国際観光学科の松村嘉久教授は「中国は不動産バブルが事実上はじけており、中国在住のまま日本で特区民泊を購入すれば利益を生む資産になる」などと指摘した。大阪市には全国の特区民泊の95％が集中し、その数は約6200件。松村教授の調査では、昨年末の時点で中国系の運営が4割を超えているという。

阪南大学国際観光学科・松村嘉久教授の調査によれば、大阪市内で認定を受けた特区民泊の施設のうち約41％が中国系の業者によって運営されている。中国で日本の物件を取り扱うサイトでは、民泊用としてマンションが1棟丸ごと売りに出されている。CNN東京支局国際特派員のモンゴメリー花子は「日本で物件を買うのであれば、日本の法律やルールを守るべき」などとコメントした。石破総理は内閣官房に新たな組織を立ち上げ、違法民泊が疑われる事案について取締を強化するとしている。

アメリカの首都・ワシントンで行われた、大規模な軍事パレード。この日はトランプ大統領の79歳の誕生日でもあった。陸軍創設250年を記念した軍事パレードで、独立戦争や南北戦争、2度の世界大戦など時代を区切って陸軍の歴史が紹介された。兵士約6700人と車両約150台、航空機約50機が動員されたという。明海大の小谷哲男教授は「トランプ大統領がアメリカの歴史の中で最も偉大な大統領であると示すための一歩として、陸軍創設250年を利用した」などとコメントした。首都で軍のパレードが行われるのは、湾岸戦争勝利を祝った1991年以来34年ぶり。パレードの費用は最大で約64億円にのぼる見通しで、会場でバースデーソングの合唱が起こるなど「公私混同」との批判を受けかねないものだった。会場から約2キロの場所ではトランプ政権を批判する集会が開かれ、参加者は「王様はいらない」などの声をあげた。主催者によると全米2100カ所以上でデモが行われ、少なくとも500万人が参加したという。フィラデルフィアの集会には、公民権運動を率いたキング牧師の息子も参加した。移民政策への抗議が続くロサンゼルスでは、警察が催涙ガス弾などでデモ隊を制圧する事態になった。さらに14日未明、ミネソタ州で民主党のホートマン州議会議員と夫が自宅で撃たれ死亡。その前には別の州議会議員の自宅も襲われ、ホフマン議員と妻が重体。容疑者の車からは撃たれた2人の議員や中絶の権利を擁護する活動家らが載った「殺害リスト」のほか、反トランプデモ関連のチラシが見つかった。トランプ大統領はSNSで「このような恐ろしい暴力はアメリカでは許されない」と非難している。

トランプ大統領の政策をめぐって、アメリカ国内で混乱が広がっている。軍事パレードについて、CNN東京支局国際特派員のモンゴメリー花子は「支持する側には、パレードを見た若者が軍に志願するという効果への期待があったと思う。全体としては他のニュースもあり、そこまでは注目されなかった」などとコメントした。トランプ大統領は2017年から軍事パレード開催へ意欲を示しており、数年かけて計画していた。政治部官邸キャップの千々岩森生は「中国では軍事パレードを思想教育に利用している。これまで中国が批判されていたことをトランプ政権がやっている」などとコメントした。今回の軍事パレードには6割が反対しており、税金の無駄遣いだと感じている人も多い。アメリカでは共和党支持者と民主党支持者との間で分断が進んでいる。

イスラエルとイランの軍事衝突。イランによる報復攻撃を受けたイスラエルのテルアビブでは、ミサイルが直撃した建物で救助活動が続いていた。双方による攻撃の応酬が激しさを増し、イスラエル各地にはミサイルが次々と飛来。現地メディアは、イスラエル軍がイランのミサイル200発のうち50発ほどの迎撃に失敗したと報じている。鉄壁を誇るミサイル防衛システムが破られ、街は瓦礫の山と化した。少なくとも10人が死亡し、100人以上がけがをしたという。イスラエルのネタニヤフ首相は「イランの現政権の関連施設すべてを破壊する」などと述べ、さらなる攻撃の激化を示唆した。核兵器の開発阻止に向けた自衛の措置としてイランの核施設を攻撃していたが、14日はさらに石油・ガス施設などインフラ関連施設も攻撃し標的の範囲を広げている。国防省や集合住宅などにも攻撃を行っていて、ロイター通信は約60人が死亡したと報じている。急きょ行われたトランプ大統領とロシアのプーチン大統領との電話会談で、プーチン大統領は「仲介役を務める用意がある」と伝えたという。トランプ大統領は自身のSNSで、「イランとイスラエルの間でディールを成立させ、この血なまぐさい紛争を終わらせることは簡単だ」と発信した。

アメリカのトランプ大統領はイスラエルに対しては明確な支持を表明し、イランには「手遅れになる前に取引しなくてはならない」と警告している。CNN東京支局国際特派員のモンゴメリー花子は「トランプ大統領の影響力が鍵になる。今回の攻撃に事前に反対していたかはまだわからないが、もしイスラエルがトランプ大統領の意見を無視し攻撃したとすれば、その影響力が落ちている可能性がある」などとコメントした。エネルギー施設が攻撃されており、日本にも原油価格上昇などの影響が出始めている。

小泉農水大臣は出張先の福島県南相馬市でコメ農家らと意見交換し、コメの出来具合を示す「作況」について「現場の感覚に近づいてきたと思ってもらえるようにする」と述べた。国が行う収穫量調査とそれに基づく作況指数について見直す方針を示し、あす方向性を発表するという。

埼玉県と群馬県にまたがる東北道上りの利根川橋で7台の車が絡む追突事故があり、5歳の女の子と40代の母親が病院に搬送された。いずれも軽傷。

全国の天気予報を伝えた。今週は35度以上の猛暑日になるところがあり、熱中症対策は万全に。

ドジャースとジャイアンツの試合。ドジャースの大谷翔平は第1打席で、11試合ぶりとなる24号先頭打者ホームランを打った。さらに第4打席で25号ホームランを打ち、日本人選手初のメジャー通算250号に到達した。ピッチャーとしては試合前にブルペンで23球を投じた。記者から7月のオールスターまでに投手復帰できるかを問われると、大谷は「どう思いますか？」などとコメント。また長嶋茂雄さんについて「野球への愛情が深い方という印象を受けた。その情熱を現役の僕らが次の世代につないでいきたい」などと話した。

ハンガリー・ブダペストで行われている柔道世界選手権の男子66キロ級準々決勝で、阿部一二三がタジキスタンのゼボフと対戦。技をかわされ一本負けを喫し、この階級の相手に5年ぶりの敗戦となった。決勝に進んだのは武岡毅で、タジキスタンのエモマリを下し悲願の初優勝を決めた。阿部一二三の妹・詩は女子52キロ級決勝でコソボのクラスニチと対戦し、背負い投げの一本勝ちで優勝した。阿部詩は世界選手権5度目の金メダル。

ロッテは今季デーゲームで5勝20敗。きょうはZOZOマリンスタジアムでヤクルトと対戦した。同点の6回、育成出身のロッテ・山本大斗が2打席連続の2ランホームランを打ち勝ち越し。しかし7回に追いつかれ、嫌なムードが漂った。9回のチャンスで代打・角中勝也の外野フライでランナーが生還し、ロッテが苦手なデーゲームでサヨナラ勝ちをおさめた。

みずほPayPayドーム福岡でソフトバンクとDeNAが対戦。4回のチャンスでソフトバンク・近藤健介の第1号ホームランが飛び出し、ソフトバンクが2点を先制した。DeNAに逆転を許し迎えた8回、ランナー2塁3塁のチャンスで秋広優人が同点タイムリー打った。その後勝ち越しに成功し、ソフトバンクは3連勝。

エスコンフィールドHOKKAIDOで日本ハムと広島が対戦。始球式を大相撲の一山本が務めた。日本ハムは6回に投手陣が大炎上し、8安打を浴び6失点。日本ハムは8回、宮崎一樹のタイムリーなどで2点差まで追い上げた。9回にレイエスのヒットで同点に追いつくと、延長10回に田宮裕涼のサヨナラホームランが飛び出し、日本ハムが交流戦ホーム千秋楽で大逆転勝利をおさめた。

西武のリリーフ陣は、救援防御率で12球団トップ。ベルーナドームで西武と中日が対戦し、西武の先発・武内夏暉が6回まで無失点ピッチングを見せた。6回に長谷川信哉がタイムリーツーベースを打ち、西武が先制。その後リリーフ陣がノーヒットに抑え、西武が勝利した。

楽天モバイルパーク宮城で楽天と阪神が対戦。楽天は4回に辰己涼介のスーパープレーが飛び出し、ピンチを無失点に抑えた。同点で迎えた延長12回に辰己がヒットを打ちサヨナラのチャンスを広げると、代打・黒川史陽のゴロが阪神の守備の乱れを招き、楽天が2試合連続のサヨナラ勝ちを決めた。

京セラドーム大阪でオリックスと巨人が対戦。オリックスは5回のチャンスに宗佑磨のヒットで同点に追いつくと、森友哉が母校・大阪桐蔭の応援を背に勝ち越しタイムリーを打った。オリックスが4連勝。

オリックと巨人の試合で、希少がんと闘う福森大翔さんが始球式を務めた。福森さんはオリックスの森友哉と大阪桐蔭のチームメイトで、共に甲子園に出場した。福森さんはマウンドからホームベースまで球を投げるために闘病中もトレーニングを行い、森も練習をサポートしたという。試合では森がヒットを打ち、ヒーローインタビューで「病気に負けないように頑張って」と親友を励ました。