- 出演者
- 檜山靖洋 首藤奈知子 三條雅幸 渡部圭司 今井翔馬 赤木野々花 近藤奈央 小野文明 是永千恵
オープニング映像と首藤アナらによるあいさつ。
自民党の派閥の政治資金パーティーをめぐる問題を受けて、自民・公明両党は政治資金規正法の法改正に向けた実務者による協議を大型連休明けのきょうから再開させ、今週中にも与党案をまとめたいとしている。岸田首相はきのう、外国訪問から帰国した後、自民党の作業チームのメンバーと面会し、公明党との早期合意に向けて協議を加速させるよう指示した。これまでの両党の協議では、議員本人に収支報告書の確認書の作成を義務付けるなどして、いわゆる「連座制」を導入することなどで合意している。これに加え、公明党は、政党から議員に支給される政策活動費の市と公開の義務付けや、収支報告書に名前などを記載しなければならないパーティー券の購入金額を、現在の「20万円超」から「5万円超」に引き下げるよう求めている。こうした内容について、自民党内には“先の衆議院の補欠選挙の結果などを受けて、改革に否定的な姿勢は許されない”などとして、前向きに対応すべきだという声が出ている一方、“政治活動の制約につながりかねない”といった慎重な意見も根強くあり、両党の協議で合意できるかが焦点となる。
5年ぶりにヨーロッパを訪問している中国の習近平国家主席は6日、国交を樹立してからことしで60年となるフランスのパリで、マクロン大統領と会談した。会談の冒頭、習主席は“両国は独立自主を堅持し、ともに「新たな冷戦」を防ぐ”と呼びかけ、対立が続く米国を念頭に、フランスと協力関係を強めたい考えを示した。会談のあと、両首脳は共同記者発表に臨み、マクロン大統領は両国の関係について“世界の安定にとって有益な役割を果たすことができる”と指摘した。その上で、EU(ヨーロッパ連合)が“中国政府の補助金などで、中国との貿易が不均衡になっている”と主張していることを踏まえ、中国に対応を求めた。また、ロシアによるウクライナへの軍事侵攻を巡って、マクロン大統領は“ロシアにいかなる武器も売却せず、軍事転用が可能な製品の輸出を厳格に管理するという中国の取り組みを歓迎する”と述べた。これに対し習主席は、“われわれは対岸の火事だと見ているわけではなく、平和の実現に向けて、一貫して積極的な役割を果たしてきた”と強調した。
この首脳会談に先立って行われたEUのフォンデアライエン委員長を含めた3者による会談の中でEU側が取り上げたのが不均衡だとする貿易の状況。このうち中国製のEV(電気自動車)はヨーロッパ市場で存在感を増している。中国最大手のEVメーカーのBYDは現在フランス国内で27の販売拠点を設け、その数をことし年末までに合わせて60以上に増やそうとしている。EUは中国政府が補助金で価格を抑え、競争をゆがめていると見て、関税の上乗せなどを視野に調査を進めている。
会談が行われたパリから松田智樹記者の解説。EU側は貿易の問題について製品が過剰に生産され、輸出されているなどとして中国側に対応を迫ったということだが、これにどう応じたのだろうか。習主席は「中国の過剰生産という問題は存在しない」と述べ、EU側の批判に強く反論した。過剰生産の問題では、安易に妥協しない姿勢を示したが、両者の溝がはっきりと露呈した。ただ、マクロン大統領との会談では人工知能やクリーンエネルギーなどの分野で協力の推進を確認したとしている。厳しい姿勢を示す一方、前向きなメッセージも伝え、硬軟織り交ぜた対応を見せた形。習主席のフランス訪問で中国は成果を得られたのだろうか。両国の友好を演出し、独自外交を重視するフランスを一定程度引き付けることはできたとはいえる。ただ、貿易の問題で溝も残り、中国を抑え込もうとする米国に対抗するだけの関係構築にはまだ時間がかかるという印象。習主席は今回マクロン大統領を去年に続いて中国に招待したことを明らかにした。中国としてはフランスを含むヨーロッパ各国への働きかけを続けていく構え。
福岡市博物館で開催中の影絵の展覧会。「生きているよろこび」をテーマにした作品が光と影で描かれている。作品を生み出しているのは藤城清治さん100歳。生き生き創作活動を続けている秘けつ、そして今を生きる私たちに伝えたいことを伺った。
東京・目黒区にある自宅兼アトリエを訪ねた。藤城さんが出迎えてくださった。100歳の藤城さんは自分の足で階段を上っていく。上った先はアトリエ。席に着くとすぐにペンを走らせた。下絵が出来るとカミソリの刃を直接手に持ち勢いよく紙を切っていった。鮮やかな色使いの秘密も教えてもらった。木に差し込む月のやわらかな光。影絵は生命力あふれる空間から生み出されていた。大正13年、東京で生まれた藤城さん。子どものころから葉っぱ一枚一枚を描くのが大好きだった。影絵作りは戦後間もない東京で始まった。紙と光と影があればできる影絵を独学で始め半世紀以上にわたってメルヘンの世界を描き続けてきた。そうした中、こんな作品も。広島の原爆ドームの絵。藤城さんは80歳を過ぎて初めて戦争と平和を描いた。実は17歳のときに海軍航空隊に入隊。太平洋戦争末期の特攻で自身も死を覚悟し、多くの仲間を失った。92歳のとき、これまで封じ込めてきたみずからの戦争の記憶に向き合った。桜の花びら一枚一枚に散っていった仲間たち一人一人の思いを刻んだ。題名は「平和の世界へ」とした。先月、展覧会場で100歳の誕生日を祝うイベントが開かれた。100歳の藤城さんのこれまでの影絵がまとめられた展覧会は来月5日まで福岡で開かれている。
大型連休中の円相場について。日本は祝日でも、海外の外国為替市場は通常どおり取り引きされる。祝日だった先月29日は、1ドル=160円台まで円安が進んだあと、政府・日銀による市場介入とみられる大きな動きが2回あり、大きく円高方向に振れた。先週金曜日の5月3日にも、円高に動いた瞬間があった。これは米国で発表された経済指標に反応したためで、先月4月の雇用統計は、市場の予想を下回る結果だった。これを受けて米国の金利が低下し、日米の金利差の縮小から円が買われて、一時1ドル=151円台をつけた。恐らくあったとみられる市場介入により、極端に進んだ円安にいったんは歯止めがかかった形。しかし介入の効果は一時的で、じりじりと円安に戻っている。日米の金利差が依然として大きいことに加え、日本が貿易赤字で構造的に円安になりやすいという状況は続くため、当面は介入を警戒しながらの展開が続くとみられる。
大手ゼネコン・大成建設は新宿駅西口周辺の景観をデジタル空間上に再現し、日当たりなどの様々なシミュレーションが可能となった。大成建設都市開発本部・村上拓也課長は「デジタル空間に再現することでリアルで再現できないシミュレーションを何回も行える。街づくりのための新しいツールになって欲しい」と話す。清水建設はデジタルツインの技術を歴史的建造物の保存などに活用しようと、永平寺(福井)を寺と共同で再現した。建物の保存状態の確認や、災害や火災に遭った場合の修復に役立つとしている。
去年10月に開設されたコメの取り引き市場。コメの価格はJAグループなどの集荷業者と卸売業者の相対で決まるのが主流。しかし取り引き市場で価格を決めることで透明性が高まる。しかし、みらい米市場では半年間で成立した取り引きは8件にとどまり低調。みらい米市場・折笠俊輔社長は「ユーザー登録の法は想定通りだが、取り引き、出品が少ないのが目下の悩み」と話す。コメの出品が少ないのは「猛暑などの影響で現物市場に出す余剰のコメが少なかったことが影響している」という。茨城大学・西川邦夫准教授は「誰でも参加出来る現物市場をつくり、指標性の高い価格を形成する。その点に現物市場の意義がある。現状の取り引きとどうやって差別化をしていくかが重要。現在の政策、制度で制約があるので、見直すことも今後は必要になってくる」と話す。
為替、ニューヨーク株式、先物の値動きを伝えた。
渋谷からの中継とスタジオから気象情報を伝えた。
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ドジャース・大谷翔平がナショナルリーグの週間MVPに選ばれた。大谷は今季初、通算8回目の受賞で、自らが持つ日本選手最多記録を更新した。
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プロボクシングのスーパーバンダム級 4団体統一王座防衛戦で、井上尚弥選手がルイス・ネリを相手にTKO勝ちして、4団体統一王座防衛に成功した。
まわしを取る指の力について関脇・若元春は「長い取組になると、終わった後しびれて力が入らなくなる」という。順天堂大学教授・谷本道哉は「相撲のつかむというのは能動的な自分で握る握力と違い、引っ張られて耐えるような“ホールド力”。とっさの時につかんで耐えられる力」という。
指のホールド力を強くする体操を紹介。
若元春は来場所の抱負を聞かれると「取りたい相撲をしっかり意識する」などと述べた。
為替と株の値動きを伝えた。