- 出演者
- 渕岡友美 檜山靖洋 山田大樹 井上二郎 今井翔馬 神子田章博 赤木野々花 是永千恵 野口葵衣
昨年度、長時間労働が疑われる全国およそ2万6000の事業所に厚生労働省が立ち入り調査を行ったところ、1万1000か所余りで違法な時間外労働が確認されたことが分かった。前の年度より1.9ポイント増加。厚生労働省は「昨年度は新型コロナが5類に移行し経済活動が活発化する中で、人手不足が顕在化して長時間労働となっているとみられる。長時間労働は健康被害につながるため、是正に向けて引き続き監督指導を徹底していきたい」としている。
米国のことし4月から先月までのGDPが25日に発表され、前の3か月と比べた伸び率は、年率に換算してプラス2.8%となった。8期連続プラス成長伸び加速し市場予測上回る。個人消費はプラス2.3%、企業の設備投資はプラス2.5%。米国経済の堅調さが続いていることが示された形。市場では来週30日からFRB会合後の記者会見でパウエル議長が利下げ方針についてどう発言するか注目される。
きのうの東京株式市場、日経平均株価は一時1300円以上値下がりした。終値は前日の終値より1285円34銭安い3万7869円51銭と終値としてはことし最大の下げ幅、そして8年前の英国のEU離脱(ブレグジット)以来の大幅な値下がりとなった。要因は大きく2つあり、1つ目は24日のニューヨーク市場の株価の下落。前日に発表された米国のテスラやグーグルの親会社の決算の内容を受けて、企業業績の先行きへの懸念が広がり、ハイテク関連銘柄の多いナスダックの株価指数がことし最大の下落率となるなど、株価が大幅に下落した影響を受けた。2つ目は円高の進行。きのうは、株式の取り引き時間中に1ドル152円台まで円高が進み、自動車や電機など輸出関連の銘柄にも売り注文が膨らんだ。これまで円安が進んできた背景には「日本の金利が低い、米国が高い」という金利差があった。このうち米国の中央銀行に当たるFRBは、米国国内のインフレがようやく収まりつつあることから、ことし9月にも政策金利の引き下げを行うとみられている。その一方で、日銀についても来週の金融政策を決める会合で、政策金利を引き上げるのではないかという見方が急速に浮上している。金利が引き上がると米国と日本の金利差が縮小するため、円安方向から円高方向に動きが切り替わろうとしているという見方も出ている。今回の株価下落について専門家は、日本の株価はここまで一本調子で上がってきたため、ここで調整局面に入っても不思議ではないという受け止めも出ている。今後について、三井住友DSアセットマネジメントの市川雅浩チーフマーケットストラテジストは「日本経済は一定の物価上昇が続くなど賃金と物価に改善が見られ、『失われた30年』から脱しつつある。企業が『資本コストや株価を意識した経営』に向けて、前向きに取り組んでいることも投資家は評価している」とし、株価は中長期的には上昇の余地があるという見方。当面の見方について、みずほ証券の三浦豊シニアテクニカルアナリストは「米国株の下落の背景には大統領選挙を巡る不透明感の高まりがあり、リスク資産の取り引きを手じまいする動きに拍車をかけている。中長期の投資家は売り買いを控える一方、短期的な取り引きを行う投資家の動向が相場を左右し、非常にボラティリティー(変動性)の高い動きになる可能性がある」とし、今後、株価は不安定な値動きが続く可能性が高いという見方を示している。まずは、来週の日銀の政策決定会合と円相場の行方に注目。
ホンダは中国の現地企業との合弁で、ガソリン車を中心に6つの工場で自動車の生産を行っている。このうち広東省にある1つの工場をことし10月に閉鎖し、湖北省にある1つの工場もことし11月から生産を休止する方針を明らかにした。一方、ホンダは年内に中国国内でEV(電気自動車)を生産する2つの専用工場を稼働させる計画で、これによって中国での自動車の生産能力はこれまでとほぼ同じ水準となる。
国内のレモンの生産は、広島県、愛媛県、和歌山県で8割のシェアを占めている。こうした中、香川県の農家が、ほかの産地が品薄の時期をねらって新たに売り出していこうとしている。農家の浅野雅文さんは、脱サラして10年ほど前からレモン栽培を始めた。ほかの産地に追いつくために着目したのが、出荷の時期。広島市の市場での取り扱い量の推移を紹介。夏のイメージがあるレモンだが、夏の取り扱い量はほかの時期に比べて少なく端境期となっている。この時期に出荷すれば単価を上げられるのではないか。かつて家電量販店で働いていたときの経験がヒントになった。そこで工夫したのが、収穫の時期を延ばすことだった。広島では4月までに収穫を終えるのが一般的で、出荷は6月ごろまで。そこで浅野さんは6月ごろまで収穫を延ばし、夏にも出荷することにした。木に実らせる期間を長くすることで、レモンは大ぶりに。まろやかな酸味になり、通常の3倍ほどに育つものもある。東京のデパートでは1つ300円ほどで販売されている。さらに収穫後、腐らせずに貯蔵する方法も研究した。レモンが腐る原因は、みずからが放つエチレンガス。周りにあるレモンをも傷めてしまうとされている。そこで取り入れたのが、特殊な袋。エチレンガスが外に出される一方、一度外に出ると、中に入ってこない。さらに、収穫後に冷蔵庫に入れるタイミングや最適な温度などを探り、レモンを夏以降にも出荷できるようにした。香川県では浅野さんのほかにも、新たにレモンの栽培を始める農家が出てきているということで、今後に注目。香川県三豊市の映像。
米国のことし4月から先月までのGDP(国内総生産)の伸び率はプラス2.8%と市場の予想を上回り、高い金利水準のもとでも堅調な経済が続いていることを示した。
- キーワード
- 国内総生産
経済情報を伝えた。
立憲民主党の枝野前代表は25日、国会内で党所属のおよそ20人の地方議員と面会した。出席した地方議員からは「機が熟したらしっかり先頭に立って責任を果たしてほしい」など、ことし9月に行われる代表選挙への立候補を求める意見が出された。これに対し、枝野氏は「大きな期待をいただいていることに心から感謝したい。いま、いろいろと熟慮している」と述べた。
北海道東部の海の安全を守る海上保安庁の釧路航空基地に、ことし初めて女性職員がある業務に就いた。一人前としての活躍を目指して、日々訓練を重ねる姿を取材した。海上保安庁釧路航空基地の二塚瑞希さんはことし4月に着任したばかりの新人で、道内ではただ一人の海上保安庁の女性ヘリパイロット。肩書はパイロットとはいえ、まだ実際に操縦することは許されていない。まずは第一段階の30時間の訓練をクリアしなければ、実際に操縦かんを握れない。この日臨んだのは、大型ヘリの機長の横で副操縦席に座る訓練。ヘリの機器に異常がないか、80余りに及ぶ項目を一つ一つ点検した。訓練では、空港の管制官と無線で交信しながら機長をサポートする重要な役割も求められる。大型ヘリに乗って機長をサポートするのはこの日が初めてだった二塚さん。覚えることが多く戸惑ったという。高校生のとき、女性保安官のパイロットがいるのを知ったという二塚さん。しかし、二塚さんのような職員はまだまだ少ないのが現状。全国の海保職員のうち女性は9%余り。海保が保有する固定翼と回転翼のパイロットに占める女性職員の割合は4.2%にとどまっている。釧路航空基地の全職員およそ50人のうち、女性は僅か2人。女性が安心して使える更衣室兼仮眠室は8年前に設置された。女性は少ないものの、職場でハンディキャップを感じることは全くないという二塚さん。あとに続く女性たちが増えることが願い。海上保安庁ではほかにも女性整備員が全国で30人しかいないなど、女性の参加がまだ進んでいないのが現状で、女性にも積極的に応募してほしいと呼びかけている。
イタリア・ベローナ近郊にイタリア人アーティストが土を掘り起こし畑に五輪マークが出現した。
茨城県つくば市にある、国立研究開発法人・建築研究所からリポート。民間企業とともに、4足歩行ロボットによる大雨や地震で被災した建物の状況の調査、さらには被災者に物を運ぶための技術の開発が進んでいる。ポイントは、3台そろったロボットどうしが連携をすること。詳しくは7時台の放送で紹介。
為替と株の値動きを伝えた。
渋谷からの中継で気象情報を伝えた。
- キーワード
- 渋谷(東京)
道路情報を伝えた。
関東の気象情報を伝えた。