- 出演者
- 檜山靖洋 首藤奈知子 近藤奈央 野口葵衣 打越裕樹
オープニング映像が流れ、出演者らが挨拶。
今週ワシントンで行われる初の日米首脳会談では経済分野の協力が論点の1つとなる見通し。トランプ大統領の経済政策をめぐってはカナダ・メキシコ・中国への関税措置が正式発表となり、日本政府内では関税措置の対象が拡大しないか警戒の声が上がっている。石破総理大臣は首脳会談で対米投資残高において日本が5年連続で首位であり、雇用の創出にも貢献していると説明する予定で、経済的な摩擦を回避し両国の国益に沿う協力関係を構築したい考え。また、安定的なエネルギーの輸出入のあり方や日本製鉄のUSスチール買収計画などについても意見がかわされる見通し。
きのう午後、H3ロケットが日本版GPS衛星のみちびきを予定の軌道に投入した。 打ち上げの成功はこれで4回連続。今回、搭載されていたのは位置を特定する機能を持つ日本版GPS衛星みちびき。現在は日本付近の上空で4機体制で運用されていてスマートフォンなどの位置情報の精度を高めるために使われているほか、電波が通じない場所での緊急地震速報の配信などにも役立てられている。政府は今回を含む3機を新たに打ち上げ7機体制に拡充する計画で、実現すれば海外の衛星に依存せず、日本の衛星だけで位置情報を提供することが可能になるとしている。
アメリカのトランプ大統領が繰り返し表明してきたカナダ、メキシコ、中国に対する関税の措置。1日、新たな大統領令に署名し、この3か国に対する課税を4日から開始すると明らかにした。早速、報復措置を取る意向を示す国も出てきている。カナダ・トルドー首相は、アメリカからの輸入品に同じ25%の関税を課す報復措置を表明した。メキシコ・シェインバウム大統領も、関税と非関税を含む措置を実施するよう経済相に指示するとして、対抗策を取る意向を示した。また、10%の追加関税について中国商務省は“強烈な不満を示し断固として反対する”という談話を発表し、“WTO(世界貿易機関)に提訴するとともに相応の報復措置をとる”としている。反発する各国。中でもカナダについて専門家は、GDP国内総生産の30%を輸出が占め、大半がアメリカ向け。
トランプ大統領の2期目では初めてとなる関税措置。根拠としたのは、IEEPA(国際緊急経済権限法)。大統領による輸出入などの規制について定めているが、規制をかけられるのは“国家安全保障や経済の面などで「異例かつ重大な脅威」がある場合”で、“緊急事態を宣言する”ことが条件。今回は、“不法移民や薬物などがもたらす異常事態が「緊急事態」にあたる”としている。トランプ大統領は「(メキシコやカナダが)膨大な数の人々とフェンタニルを流入させている」と述べた。トランプ大統領が名指ししたフェンタニルは本来は医療用の鎮痛剤だが、ここ数年、国外から違法に持ち込まれたものが比較的安価で出回り、乱用が社会問題化。アメリカでは2022年、薬物の過剰摂取による死者が10万7941人に上り“フェンタニルがその最大の要因”とされている。
今回の関税措置。日本への影響については見方が分かれている。JETRO(日本貿易振興機構)のアジア経済研究所がまとめたのは、日本のGDPが2027年には0.2%押し上げられるとする試算。カナダやメキシコ、中国からのアメリカへの輸出が落ち込む中、これらに代わって日本からアメリカへの自動車関連の輸出などが伸びるためだとしている。一方、民間のシンクタンク「大和総研」は、日本の実質GDPが2年から3年以内に最大で1.4%程度押し下げられるとしている。この試算は、3か国がアメリカに報復関税を課すことを前提としていて、アメリカを含めた4か国で輸入価格が上昇し、世界経済が減速すると見ている。日本政府はきょうJETROに専用の相談窓口を新たに立ち上げ、情報収集や各企業のサポートなどの対応に当たることにしている。
能登半島地震で被災した地域の復興をどのように進めていくのか。そのヒントを探ろうと、きのう金沢市でさまざまな立場や職種の人たちが語り合った。この取り組みの原点は、来月11日で発生から14年となる東日本大震災で大きな被害が出た宮城県での活動や成果だった。「のとボイス」と名付けられたきのうの催し。石川県七尾市に暮らす建築士・岡田翔太郎さんが参加した。岡田さんが指摘した商店街は、1年前の地震で大きな被害が出ている。地震前は、築100年を超える建物が醸し出す風情ある町並みや勇壮な曳山行事。さらには店先などに飾られる嫁入り道具「花嫁のれん」の展示で知られる場所だった。岡田さんは、のとボイスに参加して復興へのヒントを探りたいと考えていた。被災した建物をどう残し、街づくりに生かすかなどをテーマに話し合われた。結論を出すことや提言をまとめることは行わず、自由な対話の中から発見した復興の手がかりをそれぞれの参加者が持ち帰り、その後の活動などに生かすという。みやぎボイスで交わされた話がきっかけの1つとなり、宮城県石巻市の災害公営住宅は、1人暮らしの高齢者の孤独死を防ごうと、お年寄りどうしが気軽に交流できる家庭菜園などがある造りになった。岡田さんはきのう、歴史的な建物の修復について“今の公的な補助制度は支援が十分ではなく、制度の内容をもう少し検討してほしい”などと訴えた。
カーリング日本選手権女子1次リーグ「北海道銀行7−5ロコソラーレ」。ロコ・ソラーレは黒星スタートとなった。
大リーグドジャースの大谷翔平。球団のファン感謝イベントに参加し、シーズンに向けた意気込みを話した。ワールドシリーズ制覇から3か月。ドジャースタジアムにファンの姿がかえってきた。ひときわ大きな歓声でステージに迎えられた大谷。ドジャースへの入団が決まった佐々木朗希投手について、契約が決まる前からアドバイスを送っていたと明かした。来月東京で行われるシーズン開幕戦までおよそ1か月半。大谷は「いい状態でスプリングトレーニングに入れれば開幕からしっかりいけるんじゃないかと思う」と述べた。
ことしの箱根駅伝の山登りの5区で活躍した青山学院大4年の若林宏樹が別府大分毎日マラソンで男子初マラソンの日本最高記録を更新。日本学生記録も塗り替える記録ずくめのラストランとなった。
- キーワード
- 第73回別府大分毎日マラソン大会若林宏樹
厳冬の地で受け継ぐ保存食。岩手県遠野市綾織地区に住む菅田ツヤ子さんは義母から受け継いだ味を守り続けている。地元で採れたにんじんなどを塩漬けしたしその葉で巻く保存食。細長い形からついた名前は「みのむしなんばん」。高齢化で作り手が減ってしまい、今、地区では菅田さんひとりが伝統の保存食を作っている。
サスティナブルアート作家の吉田ときおさんは40歳の頃、地元のケーブルテレビで働く傍ら、趣味で絵を描いていた。絵を描き続けていく中で、吉田さんは道具として使っていた鉛筆そのものが気になりだし、すり減って短くなっていく鉛筆に愛着を持つようになった。捨てられない色鉛筆をもとに家や飛行機などのアート作品を制作。作品を作り続けていた吉田さんだが、4年前、十二指腸に腫瘍が見つかり手術をすることに。病院のベッドの上で、使うほどにすり減り短くなっていく色鉛筆と人の命に相通じるものを見出した。退院後に制作した作品は鉛筆の削り屑さえも新たな生命を得たように輝いていた。しかし、去年の夏、吉田さんの胃にがんがあることが発覚。手術を受ける不安の中で、吉田さんは今回の病でもまた何かアートへと生かせることがあるのではないかと期待していた。手術は無事成功。去年10月には石川県で手術後初の作品展を開催した。吉田さんは「ひょっとしたら僕は短くなった鉛筆の部分をいま生きているのかもしれない。まだまだ自分の人生ね、活用できるんじゃないか、生かせるんじゃないか、楽しめるんじゃないかなって」と語った。
上空で西から東へ強い風が吹く「偏西風」。天気が西から変わることが多いのは偏西風の影響で、最も冬に強まる。東京・羽田から福岡空港までの時間は約2時間なのに対し、福岡から羽田は約1時間30分。偏西風が追い風として作用する西からの便は同じ距離でも約30分も早く移動することができる。
外為法では安全保障上重要な業種の国内企業に国への事前の届け出や審査を義務づけている。これについて「一定基準を満たすことで届け出免除の制度が外国への情報流出を防ぐ上で抜け穴になる」などの指摘があり、財務省は規制を強化する方針。具体的には「株式1%以上を出資する際には事前の届け出・審査を新たに義務づける」など。財務省は外為法の政令などを今春にも改正する方針。
- キーワード
- 外国為替及び外国貿易法財務省
山口県宇部市の長生炭鉱は1942年2月3日、坑道の天井が崩れて水没し183人が死亡した。先月31日からきのうにかけて潜水調査が行われ、136人が亡くなった朝鮮半島出身の犠牲者遺族も見守った。ダイバーが約265m崎まで坑道を進んだが遺骨は見つからなかった。
南海トラフで発生する地震・津波を観測するDONETは気象庁の緊急地震速報の発表に活用されている。西側システムの保守点検が行われることに伴い、きょうとあすにかけて和歌山県の潮岬から高知県の室戸岬の沖合で地震が発生した場合、発表が最大13秒程度遅くなる可能性がある。気象庁は津波の注意報・警報の発表などには影響はないとしている。
NHK和歌山「”世界遺産の町”の小さな消防本部」の記事を紹介。和歌山県の高野町には世界遺産・高野山があり、117の寺院が集まっている。歴史と文化を体感できる高野山は外国人観光客に人気で去年は人口2600人の町に140万人もの観光客が来訪した。町を守る高野町消防本部は22人。日本で最も小さな消防本部として活動している。一般的な消防では救助活動・救急活動・消火活動の担当が分かれているが、高野町消防本部の隊員は全員がその全てを担う。高野町消防本部で消防士として活躍する寺下涼花さんは「救急だけでなく火災や救助など幅広い知識を得ることができます。消防士として成長していると感じます」と話している。外国人観光客が増えたことでインバウンドに対応するため、英語での実践訓練にも積極的に取り組んでいるという。
新潟県三条市の本成寺で節分の伝統行事「鬼踊り」が行われた。「鬼踊り」は「怒り」「疑念」など人の悪い心を5つの色であらわした鬼が大暴れする行事。最後に「鬼は外」などと言って豆をぶつけると鬼は本堂から逃げていった。