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オープニング映像。
アメリカザリガニの2人が枚方を旅する。2人は大阪城と京都伏見をつなぐ京街道へ。枚方は4つある京街道の宿場のひとつだった。江戸時代後期に建造された枚方宿鍵屋資料館を訪れ、江戸時代からあるというすり上げ戸をみせてもらった。上に開くので入り口が広くなり客が来やすいと考えたそう。続いて淀川へ続く通路を通らせてもらい、くらわんか舟の模型を見学。くらわんか舟は三十石船に近づき客に酒や食事を販売していた舟。現在枚方宿鍵屋資料館から淀川は離れているが、江戸時代は建物のすぐそばまで淀川が広がっていたという。
アメリカザリガニの2人が枚方を旅する。京街道へ戻り雑貨店へ。こちらはもとは枚方宿時代から存在する塩屋で、くらわんか茶わんを販売している。6年前長崎の波佐見焼に依頼し再現したものだという。本物のくらわんか茶わんは高くて貴重で触れないため、触れるものを教育で使ってもらいたいと思って再現し小学校に寄付したそう。他、当時のにぎわいを伝えるものとして引き札を見せてもらった。引き札とは当時京街道沿いにたくさんあった店が発行していたチラシ。明治初期に淀川を運航していたという蒸気船の時刻表も見せてもらった。
京街道からほど近い和菓子屋さんが作るのはくらわんか船で売られていた餅を型どったスイーツ「くらわんか餅」。ユニークな形は手形。ぎゅうひをこしあんで包む。このお店では出来上がったお餅をマイナス26度で冷凍しうまみを凝縮。店主の森野さんは12年前までイギリスで少年チームのサッカーコーチを務めていた。しかし故郷・枚方の味を伝える店が減っていることを知り帰国。叔父の店で修行を始めた。今では独立し伝統を進化させることに取り組む日々。
兄・悟史さんと弟・恭之さんが営むのは枚方で74年続く割烹料理店。「ごんぼ汁」。ごんぼとは地元の言葉でごぼうのこと。それをささがきにし鶏肉などと煮込んだ汁物料理。くらわんか舟でも売られていた枚方を代表する美味。このお店でごんぼ汁を始めたのは15年前。幻の味の再現には苦労が…。その時のそのままで復活させた。今では枚方市内の小学校の給食にも出ているという。もう一つ地元で愛されているのが押し寿司。淀川につながる「桂川」「宇治川」「木津川」をイメージ。うなぎが桂川、きゅうりは宇治川、小鯛の筋目は木津川をイメージ。すし飯には市の花「菊」を混ぜている。
最後に訪れたのは廃校になった小学校を利用した施設。「ひらかた市民菊人形の会」では、枚方の伝統的な菊人形の制作や教室をしているという。江戸時代に始まると言われる菊人形。等身大の人形に菊を使った細工を施し人々の目を楽しませてきた。市内の遊園地での展示はおよそ100年におよぶ枚方の秋の風物詩だった。2005年を最後に定期開催は終了したが翌年以降は枚方市民の有志が制作を続けている。菊人形の頭は型に和紙と新聞紙を貼り付け乾燥、その上に胡粉を塗り重ねて固め表情をつくる。菊を飾る胴体部分の骨組みは、強度としなやかさがある巻きわらからできている。菊人形の胴体には土のついた菊が根っこごとついており、花を長持ちさせる工夫もされている。菊はグループメンバーが市から借りた畑で栽培。この時期は剪定作業に勤しむなど、地道な努力で10月には菊が咲き誇る。秋に開かれる展示会では10体の菊人形がお目見えする予定だという。
平井さんらは「あきんどのくらわんかの精神をすごく持っているのかどうかわかんないですけど、すんなりとコミュニケーション入ってくる。あれは京都と大阪の間のハイブリッドやわ」などとコメントした。
えぇトコ味だより。大阪・枚方市から家庭でもつくれる「和風みそトースト」。学校給食で長年親しまれた地元のみそにはちみつを混ぜ合わせ、それを塗ったパンにスライスチーズをのせて水にさらした玉ねぎをちらし、トースターで4分焼く。仕上げに青じそ、みょうが、ごまをトッピングすると完成。
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