トランプ氏に関する解説。90分の演説について3つのポイントが挙げられ、1つ目は銃撃事件について語っている。トランプ氏は銃撃事件について辛い出来事なので2度と話すことはないと前置きしたうえで、風を切る音がして硬いものが右耳にぶつかり、攻撃を受けていると分かってすぐに地面に伏せたと当時の状況を語った。トランプ氏は「素晴らしい人々が大きなリスクを負って守ってくれた」などとコメントしている。事件を受けて死亡した消防士やその遺族にも会いに行ったとのこと。政策についてはアメリカ第一主義や不法移民対策など当初の主張を踏襲している。2つ目のポイントは「新トランプ」である。演説中は終始冷静でゆっくりと話し大声も初日からなかったという。バイデン政権については時間を掛けて批判をしたが「バイデン大統領」という名前は一度しか言わないと発言している。またトランプ氏は「アメリカ全土のための大統領になるために立候補した」などと話しており、中間層や無党派層に訴求していく可能性があるとのこと。3つ目のポイントは「バイデン大統領撤退間近」である。バイデン大統領はオバマ元大統領やペロシ元下院議長と盟友の関係ではあるが、2人から直接的にではないが撤退の忠告をされているという。更にジル夫人は半世紀以上バイデン大統領の政治生活を支えてきたが、長男を病気で若くして亡くした経験もあるため「潮時」と促すことがあった場合も想定されている。報道でバイデン大統領は「共和党大会の閉幕後に自身の決断について重大な発表を行う」と話しており、今後も目が離せない展開となっている。大統領選の今後の日程については、共和党大会が今日終わり、8月19日~22日には民主党大会があり、この間にバイデン大統領は自身の進退を決断するとみられている。