沖縄戦の悲惨さや教訓を伝えている資料館など、県内8つの施設の関係者が集まってシンポジウムを開き、記憶の継承のあり方について意見を交わした。これは県が沖縄戦から80年の事業として、南風原町できのう開いたもの。県内8つの施設の関係者が参加し、それぞれの取り組みについて報告した。この中で、伊江島で戦時中の遺品の他、戦後のアメリカ軍による土地の強制収用に関する資料などを展示している、ヌチドゥタカラの家の謝花悦子館長は、参加者で唯一の沖縄戦体験者。パネルディスカッションでは、ハンセン病の元患者の証言や資料を紹介する、沖縄愛楽園交流会館の鈴木陽子学芸員が、「元患者の沖縄戦の体験があまり知られていない」と訴え、「体験を紹介する動画など、活用しやすい資料の提供や発信をしていきたい」と述べた。また、沖縄戦の惨状を描いた「沖縄戦の図」を展示する佐喜眞美術館の佐喜眞道夫館長は、「訪れた人に沖縄戦当時の写真は残酷で見たくないと言われたことがある。絵はおどろおどろしい描写がある一方、作者のメッセージが込められているので、写真とは違った感じ方ができる」と述べた。
住所: 沖縄県宜野湾市上原358
URL: http://sakima.jp/
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