アメリカと密接な関係にあるヨーロッパでは6月6日からEU「ヨーロッパ議会」選挙があり720議席のうちEUに懐疑的な右派・極右の政党が議席を増加、フランスでは極右政党に与党が大敗し結果を受けマクロン大統領が下院を解散した。日本時間6月30日にフランスの国民議会選挙が行われる。イギリスでもスナク首相が下院を解散し7月4日はイギリス総選挙が行われる予定。鈴木氏は「フランス・イギリスも現職で現在の与党が議席を減らす傾向にありヨーロッパ議会選挙でも右派などが議席を伸ばし現状に批判的な政党などが強い支持を受けていてリーダーシップを発揮しにくい状況になっている。ウクライナ問題でもアメリカが撤退しヨーロッパが役割を果たすとなった時に力があるのかと、アメリカの代わりを務めるのは難しい」などと話した。安井氏は「国際秩序や国際的なお金の流れについてもルールをどう作るのかなど難しくなってくる。背景にはどこの国でも格差や移民などの課題に政府が答えられていないため不満があり若い人も含め籠もってしまうところ。国際秩序を作るだけでなく国が経済的課題への知恵出しなど今後大きな課題になる」などと話した。