今回のTICADで日本はどんな成果を得ることができたのか。外務省の村上顕樹参事官はTICAD担当大使としてアフリカ各国との交渉を行い、横浜宣言をとりまとめた中心人物の1人。宣言に盛り込まれた構想の1つ「インド洋・アフリカ経済圏イニシアティブ」により、インドから中東、アフリカにかけての一帯を新たな経済圏と位置づけ、連結性を強化。村上参事官は「ケニア、モザンビークあたりに大きな港があり、インド洋を通じて日本と直結している」などとコメント。内陸国から港への物流をよくし、港湾の機能を高めて、諸国とアフリカとの物流を改善する目的があるという。輸送や物流インフラへの投資を加速させ、重要鉱物の安定供給と責任ある開発を行う。一方、厳しい財政状況で公的資金の投入が縮小する中、民間企業によるさらなる投資を促したい考え。村上参事官は、アフリカとの結びつきを強めている中国の存在感は大きなものがあるとしつつ、「日本には日本のよさがある」などとコメント。
