プーチン大統領と習近平主席両氏はアメリカの軍事戦略は中ロ両国に直接の脅威を与えるとの認識で一致し「新時代の全面的な戦略協力に向けたパートナーシップを深める」との共同声明に署名。この中で合同軍事演習を含む軍事協力を拡大することを確認した。プーチン大統領はウクライナ侵攻をめぐり米国をはじめNATO諸国から強い批判を受けている。一方、中国はアメリカから「軍事転用可能な物資をロシアに輸出し支援を続けている」などとして圧力を加えられている。この問題をめぐり、習主席が「政治的解決こそが正しい方向との認識で一致した」と述べたのに対しプーチン大統領も「問題解決のための中国の提案に感謝する」と応じた。中ロは「世界の多極化と経済のグローバル化」を戦略的な選択としてアメリカ主導の国際秩序に対抗していく構え。