横綱が土俵入りなどで腰に巻いている「綱」について解説。新横綱が誕生したときと、東京で開催される本場所の時に「綱打ち」と呼ばれ新たな綱が作られる。綱打ちの準備は、本場所の2週間前から始まる。綱の大きく太いところには、麻が使われている。麻は邪気を払う力がある神聖なものといわれており、昔から横綱の綱に使われている。土俵にシートを敷いて、そこにおよそ20キロの米ぬかを使って麻をもんで油を落とす。この作業は部屋の力士総出でおこなうという。本場所1週間前、いよいよ本格的に綱を作る、綱打ちという作業が行われる。指導しているのは音羽山部屋に所属している若者頭の福ノ里さんで、これまで白鵬ら歴代横綱の綱を作ってきた。綱を作るうえで、最も大切だというのが、綱の中央の麻の量を調整する作業。真ん中の土俵のてっぽう柱にくくりつけたら掛け声に合わせて綱を三つ編みのように編んでいく。仕上げに出来上がった綱を、横綱自身がつけて、最後の調整。総重量10キロと前回よりも重くするよう注文したという。豊昇龍は「この綱をつけてがんばりたい」と話していた。
