韓国の非常戒厳を巡り、弾劾訴追案の手続きが進んでいる。尹大統領が国民に謝罪する談話を発表するかについても注目が集まっている。尹大統領が昨夜遅く談話を発表するのではないかという見方が一時、広がったが、その後トーンダウンし、先ほど「今日発表はしない」と大統領府が説明した。背景には昨夜、与党国民の力が弾劾訴追案への反対で一致したことで、採決の行方を見極めたいという思惑も透けて見える。国会での採決は明後日午後7時ごろになるとの見通しが強まっている。可決には与党から8人の造反が必要。鍵となる与党「国民の力」・韓代表は今朝「悩んだが可決しないよう努力する」と述べた。尹大統領は今回の責任の取り方として今朝、金国防相を免職している。最新の世論調査では弾劾訴追に賛成する人が7割を超えている。