自民党と公明党は具体的にどのように選挙協力していたのか。主に3つの協力体制を結んでいた。1つ目は競合を避けての選挙区のすみ分け。2つ目は公明の候補者が選挙区にいない場合、公明党支持者に自民党候補に投票するよう呼びかけていた。3つ目は比例区での協力。小選挙区の見返りとして自民党支持者は比例区で公明党に投票するよう呼びかけていた。こうした中での連立解消で自民党内からも危機感の声が上がっている。JX通信社の試算によると、自民党は去年の衆院選で小選挙区132議席獲得していたが、公明党の協力がなくなると52の選挙区で落選の可能性があるという。今後の選挙協力について公明党の斉藤代表は「基本的に地域ごとに人物本位で応援していく。自民が中心になると思うが他の党もあり得る」と話していて、JX通信社代表取締役米重克洋氏は「公明党が野党候補に選挙で協力した場合、自民党候補の落選は飛躍的に増加するだろう」との見解を示している。
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