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冬至の昨日はゆず湯に入ったという方も多かったのではないか。ゆずの日本一の産地といえば高知県。山奥にある小さな村、高知・馬路村にはゆずがあちこちに見られる。一般的には11月〜1月ごろに旬を迎えるゆずだが、ここではある理由で旬の収穫時期がとても短い。馬路村農業協同組合販売課長・長野桃太さんは「12月、1月のゆずは果汁の搾汁率が落ちてしまう。搾汁率のいい11月にすべて絞って果汁に変えていく」と語った。香りと風味が最も強く果汁がたっぷりのゆずができる11月に家族総出で一気に収穫。馬路村では昔から酢の代わりとしてゆずが使われていた文化があるため、この搾りたてのゆず果汁は「新酢」と呼ばれ12月にかけて出回る。11月には収穫祭「ゆずはじまる祭」が開かれ、県内外から3000人もの人が訪れ、にぎわいを見せていた。今年は例年より数は少ないものの、1つ1つのサイズが大きくたっぷりの果汁がとれたよう。