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三菱地所の精米店について消費経済アナリスト・渡辺広明氏に話を聞いた。飲食店は共同仕入れによって従来と同等もしくはそれ以上の品質のお米をよりリーズナブルに購入できるかもしれない。これまで精米店や飲食店が独自に仕入れを行っていたが、物流トラックが集約できることにも大きな意味があるのではないか。ビジネスにおけるラストワンマイルの取り組みとしては適切で、エリアを絞っているため、トラックの代わりに自転車などで納品も可能になるのではないかと思う。今回は産地からトラック物流のスタートだったが、将来的には貨物列車などにモーダルシフトすればCO2排出削減にも繋がるのではないか。外食産業は34兆円を超える市場規模を誇っているが、店舗や食堂への納品は出荷量が少なく、物流の効率化はかねてからの課題だった。今回は多くの飲食店が共通で扱うお米に着目して精米したての新鮮な白米を提供するが、先々はお米以外の食料も共同で仕入れを手掛けることにより、飲食店のコスト削減が更に進むことになるのではないか。この取り組みを成功させることでエリア別の物流プラットフォームが全国に広がることを期待したいとした。