報道ステーション (ニュース)
午後8時、国会内の一室に3党(自民党、公明党、維新の会)の政策責任者が集まった。協議は詰めの段階。3党はすでに高校授業料の無償化を巡って私立を含めた全ての高校生を支援すること、その際所得制限は設けないことなど大筋で一致している。問題は、それをどのように合意文書に盛り込むか。政府与党の考え、石破茂総理大臣は「私立の加算額の引き上げの検討に際しては直近の全国平均授業料令和6年度で45.7万円をベースとし」とコメント。重要なのはベースという言葉。支援額の引き上げ幅として示した45万7000円はあくまで目安だという認識。これに対し維新の会はベースを抜くよう要求している。念頭にあるのは年収の壁の引き上げを巡る協議で与党と国民民主党が交わした合意文書。「178万円を目指して」という文言の解釈を巡って大きな混乱が生じ議論は現在暗礁に乗り上げている。午後に予定されていた3党の協議急きょ明日以降に延期された。その二の舞は避けたい維新の会。周りを警戒するようなしぐさを見せながら国会図書館に入っていくのは遠藤敬前国対委員長。政治家の密談の場所として使われることもある国会図書館。相手は、自民党の松本洋平政調副会長だった。迎えた今夜の協議。しかし高校授業料の無償化とともに求めている社会保険料の負担軽減を巡っても隔たりがあった。少数与党の石破政権。維新の会の協力を得て新年度予算を成立させるためには更なる譲歩が求められそう。日本維新の会・前原誠司共同代表、青柳仁士政調会長のコメント。衆院予算委の映像。