世界!ニッポン行きたい人応援団 (世界!ニッポン行きたい人応援団)
抹茶を愛するフローラさんが初来日。京都府宇治市は、足利義満が650年程前に宇治七茗園という指定茶園を作ったことから栽培が盛んになった。徳川家光の時代には宇治から新茶を献上するお茶壺道中が恒例行事となり、現在でも日本三大茶と呼ばれ名産地としてしられている。2年前、ビデオレターをくれた碾茶ブラザースの兄・太嗣さん。宇治で茶の木の栽培を続けていた茶園 清水屋は、すべて手で摘み取るため不揃いな形になっている。この茶畑は、おととし宇治市茶園品評会において京都府知事賞を受賞した。茶園は平等院から1.5kmほどで、周辺では藤原寛子の邸宅跡が発掘された。15世紀ごろに宇治で始まったと言われる覆下栽培は、旨味成分のテアニンは日光が当たると渋みの成分であるカテキンになるため4月に覆いをかけ旨味成分が多く残るようにするもの。新芽を摘み蒸して乾燥したものを碾茶といい、石臼で細かく挽いたものが抹茶。すべての新芽は手摘みしている。機械で一気に収穫すると、新芽が切れたり古い葉が混ざり雑味の原因になる。フローラさんが茶摘みに初挑戦。摘むのは4月に芽吹いた新芽だけ。