秘密のケンミンSHOW 極! 東京のすぐ隣は貝パラダイス!?千葉県民の真実
千葉県山武市の「橋本水産直売所」では、生け簀には水揚げされたばかりの活きたはまぐりや岩牡蠣などが販売されている。何十種類の貝を取り扱っており、年間数十トンは売れるという。ながらみは漁獲量が少なく、塩ゆでなどがオススメ。ぜんなはGWから8月中旬までしか穫れないはまぐりの小さいバージョンで、旨味成分を蓄えている。
千葉県ははまぐりの漁獲量が全国3位で、九十九里エリアでは焼きはまぐりを20店舗以上で提供している。千葉県九十九里町の「浜茶屋向島」では焼きはまぐりが人気で「本貝(1kg)」は3300円。
千葉県木更津市の家庭では、あさりの身を剥き串に刺し、油で串揚げにした「あさりフライ」が食べられている。千葉県船橋市でホンビノス貝の漁へ同行すると、約10分で漁場に着き大量のホンビノス貝を獲っていた。ホンビノス貝は元々北米の貝で、外国船のバラスト水に混ざり船橋の海に定着し千葉ブランドの水産物に認定されている。千葉県船橋市の「ラーメン963」では、ホンビノス貝が入った「ホンビノスラーメン」やホンビノス貝のクラムチャウダーがいただける。クラムチャウダーは日本のクラムチャウダー選手権で2連覇し、シアトルの「Clamchawder cook off」の「Cutting Edge」部門で優勝した。一度ホンビノス貝で取った出汁に新たなホンビノス貝を加えて濃厚出汁にしている。アメリカではクラムチャウダーはホンビノス貝を使うのが定番で、トリュフクリームをホイップして「日本一のクラムチャウダー」の完成。
千葉県は東京湾の中でも海に行きやすい低い大地が広がっており、貝が穫れる環境がずっとあったという。貝塚ができ始めるのが約7000年前からで、日本最多の約770ヶ所が発見されている。