モーサテ (解説)
今日は東証が進めている市場再編の区切りとなる1日。上場維持基準を満たしていない企業の経過措置が終わる日。3年前の東証再編で現在の区分、プライム、スタンダード、グロースの3市場となった。その際、それぞれ上場維持基準を設け、基準を満たさない場合は上場廃止になるが、猶予期間として今日まで3年という時間を作った。それを経過措置と呼んでいたが今日それが終了する。基準を満たせていない企業は即刻上場廃止になるわけではなく1年間の改善期間に入り、それでも基準を満たせなければ監理銘柄、整理銘柄に指定され原則その半年後の10月をもって上場廃止となる流れ。日本経済新聞の調べによると合わせて250社程度に上場廃止の可能性がある。広木隆は「こんな生ぬるいことやっていたらダメだろうと思う。もっと厳しく進めていくべきだと思う。いつまで経っても日本のマーケットに新陳代謝というダイナミズムが出てこない」、尾河眞樹は「長期的には日本の資本市場の活性化という意味でも非常に重要なポイントだと思っている」とスタジオコメント。