情報ライブ ミヤネ屋 (ニュース)
ことしの日本は6月からすでに異常気象となっている。1925年6月の平均気温は20.1℃、1995年6月の平均気温は20.4℃と大差ないが、2025年6月は平均気温は24.7℃と大幅に上昇している。7月は猛暑日が全国で続々観測されている。猛暑日はきのうまでに100地点以上が5日連続、続いている。岐阜・多治見市では38.8℃、北海道・帯広市でも36.8℃となっている。記録的な暑さの最大要因は日本近海の海水温度の上昇。三重大学大学院・立花義裕教授が6月下旬に青森沖~宮城沖を調査したところわずか5日間の間に海面水温が上昇したという。西日本では平年より約3週間も早く梅雨明けしたところもあり、海が長時間太陽に照らされ海面水温が異常に上昇。夏至頃の梅雨明けで日照時間が長くなったことで、このような暑さになったと見ている。世界各地で異常気象となっているが偏西風蛇行の影響が大きいという。立花教授はことしの夏は気温上昇が止まらないと警告。農作物は高温の影響で日焼けや収穫前に落下する事態。海も高温の影響で不漁に。一方、マグロは豊漁。立花教授がことし1番心配しているのがお米。栃木では水分不足での胴割れや害虫の大量発生が起きている。また、災害級の豪雨や台風も発生することも予想される。