2025年7月31日放送 10:05 - 10:55 NHK総合

キャッチ!世界のトップニュース
ある日系2世 アメリカ社会への警鐘

出演者
戸川武 望月麻美 川口由梨香 
(オープニング)
オープニング

オープニング映像。

ワールドEYES
コーナーオープニング

きょうは日系アメリカ人強制収容について。収容所に送られた一人、サム・ミハラさんはアメリカ中で自らの体験を語り継いでいる。

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サム・ミハラ
語り継ぐ 強制収容の記憶

日系アメリカ人のサム・ミハラさん、92歳。この日、強制的に収容された自らの体験を多くの人に知ってもらおうと収容所跡地で案内役を務めた。戦時中、ミハラさんが3年にわたり過ごしたのはハートマウンテン収容所。450のバラックがあった。ミハラさんは十分な医療が受けられなかった自らの父親について語った。父親は緑内障を患い、この収容所で失明したと話した。ミハラさんの父親は四国の出身で日本の大学で英語を学んだ後、1920年頃に渡米。新聞記者として生計を立てていた。ミハラさんは当時の暮らしは楽しかった思い出ばかりだという。生活を一変させたのは1941年の真珠湾攻撃だった。日系アメリカ人は適性外国人とみなされ、各地の強制収容所に送られた。その数は約12万人。ミハラさんたち家族も3日間列車に乗せられたという。収容所の敷地の外に出ることは許されなかった。冬は多くの人が凍傷になったという。約3年の収容生活で183人が死亡した。ミハラさんの祖父もその1人だった。戦後、ロケットのエンジニアとして働いてきたミハラさんは引退後2011年から収容所の歴史を多くの人に語り継ぐ活動をはじめた。これまでアメリカの48州を訪問した。ミハラさんは同じような悲劇を生まないために国民それぞれが政治に目を向け、自由を尊重するアメリカ社会を守ることが重要だと訴える。

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ハートマウンテン移住センター真珠湾攻撃緑内障
戦後80年 語り継ぐ 日系アメリカ人強制収容

サム・ミハラさんは活動をはじめて15年ほどになるが、各地で受け取る講演料の全額を収容所の歴史を伝える団体に寄付している。寄付した金額合わせて約50万ドルで日本円で7000万円を超えている。ミハラさんは日本でも講演をしたいと話している。ミハラさんは移民を取り巻くアメリカの現状にも懸念を示している。トランプ大統領の厳しい移民対策には一定の指示があるが、先月の世論調査では回答者の79%が移民はアメリカにとって良いと答えた(ギャラップ調べ)。ミハラさんは移民への対応は複雑な問題だと話していた。

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ギャラップサム・ミハラドナルド・ジョン・トランプワシントン(アメリカ)
(ニュース)
FRB 利下げ見送り

FRBは金融政策を決める会合を開き、30日利下げ見送り政策金利を据え置くことを決定したと発表。11人のメンバーのうち2人が利下げ指示して反対する異例の状況にもなっている。関税措置の影響に加えて、政治家らの圧力が強まるな中、今後の利下げをめぐる判断が焦点となる。

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ジェローム・パウエルテレビシオン・エスパニョーラ連邦準備制度理事会
韓国への関税15%で合意

アメリカのトランプ大統領は30日、関税措置をめぐる交渉で韓国と合意したと明らかにし、韓国への関税を15%にするとした。一方でインドについてはロシアから大量の軍事装備品やエネルギーを購入していると不満を示し、来月1日から25%の関税に加え、ペナルティーを科す考えを示した。インド政府は今後もアメリカとの交渉を続ける考えを示したが、国内ではアメリカに対する批判の声も出ている。

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ドナルド・ジョン・トランプニューデリー・テレビジョン
ザ・パーソン
コーナーオープニング

今回はアフリカで活動する社会起業家・秋田智司さん。アフリカ大陸では今も電力普及率が5割を切る国が14か国ある。秋田さんは小さなLEDのランタンを通して問題解決に挑んでいる。

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世界銀行秋田智司
ランタンで アフリカの未来を照らす

ベンチャー企業の代表・秋田智司さんはアフリカにある拠点と連携しながら事業を続けている。ランタンは消費電力の少ないLEDライトで太陽光発電で充電できる仕組みになっている。秋田さんのタンザニアでの活動を紹介したドキュメンタリー映画。電気のない村では今も灯油ランプが唯一の明かり。そこにランタンが届けられる。秋田さんのランタンはタンザニアなど5か国で20万人以上に利用されている。秋田さんは電気は経済活動の一番根幹のものだと思うと話す。秋田さんがアフリカに関心を持ったのは10代の頃、ルワンダで起きた大量虐殺について知ったことがきっかけだった。1994年に2つの民族がナタを手に隣人を襲い80万人が犠牲になった。紛争の背景を調べる中でその根源にある貧困問題に目を向けるようになった。2002年、大学生のときに国際NGOに参加しはじめてアフリカにわたった。友人となった現地の若者に将来は国連でアフリカの支援をしたいと夢を伝えたところ、ちょっと嫌だなと言われたという。今は対等なのに上下関係ができるのが嫌だと言われたという。アフリカは2000年に入り、経済成長を遂げ電力需要は増え続けている。都市部では電力が普及する一方で農村部では送電網が整備されなかった。秋田さんは農村部での電気の問題を解決するために、12年前に会社を設立。農村部に数多くあるキオスクに太陽光パネルを設置し、充電したLEDランタンを貸し出すビジネスをはじめた。キオスクは充電したランタンを貸し出す拠点となる。レンタル代は1日約25円、灯油ランプの燃料代と同等の金額に設定した。最大15時間の利用が可能。今、ランタンをレンタルできる拠点は5か国で6600ヵ所をこえた。秋田さんは電気の届いた地域で大きな変化が起きていると感じている。先週、秋田さんのオフィスにエチオピアの大学関係者が訪ねてきた。エチオピアでもランタンが利用できないかと相談が持ちかけられた。

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HOPE of TANZANIWASSHAアディスアベバ大学ケニアタンザニアナイジェリアルワンダ国際連合

ランタンが灯る場所に市場やバス停ができていた。ランタンは子どもたちの勉強や読書の時間を増やしているため、教育環境の改善にもつながることが期待できる。秋田さんは来年にはエチオピア、マラウィなどにも事業を広げ、人々の暮らしや経済活動を支えるの基盤を提供していきたいとしている。

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オルカリア地熱発電所ケニア秋田智司
(ニュース)
靴下 約100万円で落札

16年前に亡くなったマイケル・ジャクソンさんの靴下がフランスで開かられたオークションに出品され、620ユーロ、約100万円で落札された。この靴下はマイケルさんが有名なムーンウォークを披露したときに着用していたもので、1度も洗濯されていないという。

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France 2フランスマイケル・ジャクソン
これまでに入っている主なニュース

これまでに入っている主なニュースを伝えた。

(エンディング)
エンディング

エンディングの挨拶。

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