- 出演者
- 大久保佳代子（オアシズ） 石井亮次 森田豊 皆藤愛子 ユージ 石塚元章 東国原英夫 沢朋宏
自民党、公明党の与党が15年ぶりに過半数割れし惨敗となった衆議院選挙。今後の国会運営において、野党側との連携が不可欠になるとみられる中、まもなく石破総理による注目の会見が開かれる。
ワールドシリーズ2連勝と勢いに乗るドジャース。そんな中、心配なのが大谷選手に起きた左肩負傷のアクシデント。すでにバッティング練習を開始しているとの情報もある中、あすの第3戦出場はどうなるのか。現地から大谷選手の番記者が生出演。
まもなく石破総理が会見を行う。衆議院選挙は自公過半数割れとなった。先ほど、自民党・小泉選対委員長が辞表を提出し受理されたことを明らかにした。会見ポイントは「石破総理の進退」「今後の政権運営」。
石破総理が会見を行い、「衆議院選挙において自由民主党は国民から極めて厳しい審判を頂戴した。ともに連立政権を構成している友党・公明党の雄偉な方々を多く失ったことは痛恨の極み。自由民主党は心底反省し、生まれ変わっていかなければならない。先ほど自由民主党と公明党の党首会談を行い、政策合意に署名し同じ考えを共有した。身内の論理、党内の理屈と国民から思われていることを今後は一切排除し、私自身も原点に帰り、厳しい党内改革を進め、政治とカネについてはさらに抜本的な改革を行っていく。政策活動費の廃止、旧文通費の使途公開、残金返納、改正政治資金規正法に基づく第三者機関の早期の設置といった政治改革について党派を超えた議論を行い、速やかに実現を図っていく必要がある」などと述べた。
きのう投開票の衆議院選挙は自民党、公明党の与党が公示前の288議席から215議席に大幅に議席を減らし、「勝敗ライン」とした与党での過半数を下回る惨敗となった。一方、立憲民主党や国民民主党、れいわ新選組は議席を大きく伸ばした。石破総理が「政治とカネの問題について全く理解をいただけていないということが一番大きかった」と敗因を語る一方、立憲民主党・野田佳彦代表は勝因を「本当の政治改革をやってほしいという思いを結集することができたのではないか」と話している。また、今回の選挙では当選した女性は73人にのぼり過去最多となった。自民公明の与党が過半数割れするのは2009年に民主党政権が誕生して以来15年ぶり。
自民党に吹いた逆風。安倍派5人衆の1人、高木毅元国対委員長が落選するなど裏金問題に関わった46人の候補者は18勝28敗という結果になった。一方、裏金問題で自民党を離党し無所属で出馬した世耕弘成元経済産業大臣、西村康稔元経産大臣は勝利。裏金問題は関わった議員だけでなく自民党全体での逆風となり、石破内閣の閣僚も2人落選。選挙戦直前に旧統一教会の関連イベントに自身や秘書が計37回出席していたことが判明し落選した牧原秀樹法務大臣は、法務大臣を退く意向を示した。また、連立を組む公明党・石井啓一代表が落選する波乱も起きた。石井代表は先月就任したばかりだが、比例代表から小選挙区に転出したものの国民民主党の候補に敗れ、重複立候補していなかったことから落選となった。
自民党に対し厳しい審判が下った今回の総選挙。石破総理は「政策実現に向けて最大限の努力をする」と述べ、続投の意向を示しているほか、選挙を取り締まった森山幹事長も昨夜、辞任しない考えを明らかにした。一方、自民党・小泉選挙対策委員長が党の臨時役員会後記者団に対し、辞表を提出して受理されたことを明らかにした。この逆風の中、石破総理が迎える最初の難関が来月上旬に予定されている特別国会での総理指名選挙。与党で過半数を確保しておらず、上位2人による決選投票にもつれ込む公算が大きく、野党側との連携が不可欠になるものとみられる。立憲民主党・野田佳彦代表はきのう「首班指名を取りに行くのは当然だ」と述べ、近く行われる予定の特別国会で総理指名選挙での勝利に向け、他党との対話に意欲を示した。
非公認候補が代表の支部に2000万円を支給したことについて、東国原は法的には問題ないが支給するタイミングと公認候補と同額という点が国民感情を計り知れていないように感じたなどと話した。またこの情報は自民党内の反石破派がリークしたとの説もあるそう。衆議院選挙の獲得議席数は自民党が191、公明党が24で過半数割れとなった。非公認候補が代表を務める支部に自民党が2000万円の活動費を支給していた。衆議院選挙の投票率は53．85％（前回55．93％）。石破総理は続投の見込みだが、野党が不信任案を出した時に自民党の一部が賛成すれば辞めさせることができる。東国原は反乱を起こすとすれば萩生田・高市グループしかないため、野党の不信任案に賛成した場合、石破降ろしが叶い、高市新総裁の誕生も可能性としてはあり得るなどと話した。
11月上旬、特別国会で総理指名選挙を行う見通し。衆議院と参議院の両院による選挙で総理を指名し、1回目の投票で過半数獲得で総理が決定。過半数に達しない場合は上位2人による決選投票。自民党・石破総理は過半数を確保しておらず決選投票にもつれ込む見込みで、野党との連立が不可欠となるとみられる。
自民党・石破総裁は野党との連携について「どの政策なら一緒にやれるのかが優先順位の一番上に来るべきだ」、公明党・石井啓一代表は今後の政権運営について「自公で過半数を取れない場合は野党と連携する動きが出てくる。自民党が主導すると思うが、我々の意見をしっかり言う」と述べた。立憲民主党・野田代表は「首班指名をとりにいくのは当然だ」と述べ、特別国会での総理指名選挙に向け他党との対話に意欲を示した。日本維新の会・馬場代表は自公政権への参加について「今のところ全く考えていない」「“政治とカネの問題”がクリアにならない以上、自公を信用するわけにはいかない」、国民民主党・玉木代表は「連立政権への参加はない」「総理指名選挙では自分の名前を書いてもらう」と述べた。れいわ新選組・山本代表は立憲民主党との連立を否定し、「今の政策のままでは無理だ。自民党と変わらない」と経済政策などを批判。参政党・神谷代表は「国の大きなテーマを変えることに役立つという大義があれば協力する」と、政権との連携について含みを残した。諸派「日本保守党」・百田代表は自民党との連携について「基本的に考えていない」「自民党は誤った政策をしている。国会で厳しく追及したい」と述べた。
今後の政権運営について、通常の場合は政策の意思決定は政府、与党による調整。過半数割れになると少数与党のまま予算案や重要法案など案件ごとに雇うと合意を得ていく。「部分連合」による政権運営もある。野党とのすり合わせが必要になり、一致点を見出すのが困難で、より時間を要するようになる。過去には1993年の衆議院選挙で自民党が過半数割れとなり非自民、非共産8党派による細川護熙政権が誕生したが、8か月で退陣。1994年、羽田孜政権が後を継ぐも社会党が連立から離脱し少数与党になり64日で崩壊。いずれも過半数に達しない構図では政権が不安定になる。石破総理は会見で「政策活動費の廃止、調査研究広報滞在費の使途公開、残金返納、改正政治資金規正法に基づく第三者機関の早期の設置といった政治改革を行う」と述べた。石破総理が会見を行い、新たな連立の枠組みは模索するか問われ「政策で取り入れるべきものは取り入れる。今、この時点で連立を想定しているわけではない」と述べた。
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石破総理は9月の自民党総裁選では「予算委員会で野党と本格論戦を交わした上で衆議院解散の時期を判断する」と述べていたが、総裁選勝利の3日後に「予算委員会を開かないまま解散に踏み切る」と表明。裏金議員の処遇については裏金議員12人を非公認としたが、当初は裏金議員を「原則公認」にしようとしていた。さらに、無所属で当選すれば追加公認する可能性を早々に示した。非公認の候補者が代表を務める党支部に、公認候補の公認料と活動費の合計金額と同額の2000万円の活動費を支給していたことも判明し、野党各党は「偽装非公認だ」と批判。石破総理は「悪夢のような民主党政権」と野党を批判したが、この表現については安倍元総理の発言と同じで、石破総理は「過去の政権を引き合いに自分たちは正しいというやり方は危ない」と2019年に苦言を呈していた。石破総理、森山幹事長は続投の意向を示している。小泉選挙対策委員長は辞表を提出し受理された。中堅議員は「石破総理の退陣は不可避だ」と述べた。一方、来年の参議院選挙で改選を迎える議員は交代論は時期尚早との見方を示している。
きのうのワールドシリーズ第2戦で左肩を痛めた大谷翔平選手の第3戦以降の出場はどうなるのか。左肩を亜脱臼した大谷選手について、きょうロバーツ監督は「翔平は自分の体のことを理解しているので、本人が大丈夫だと感じれば試合に出ない理由はない」と述べた。すでに大谷選手はバッティング練習を開始している模様で、状態を確認し、あすの出場を判断する。ワールドシリーズ制覇まであと2勝となる中、第3戦に大谷選手は出場するのか。おとといワールドシリーズが開幕。大谷選手は第4打席にフェンス直撃のツーベースヒットを放ち、ライトの返球が乱れる間に三塁へ到達。続くベッツ選手の犠牲フライで同点のホームを踏んだ。ドジャースは延長10回にヤンキースに勝ち越しを許したが、10回裏2アウト満塁の場面でF．フリーマン選手がワールドシリーズ史上初のサヨナラ満塁ホームランを放ち、初戦を制した。
ワールドシリーズ第2戦。先発のドジャース・山本由伸投手はヤンキースの主砲・ジャッジ選手から空振り三振を奪うなど、7回途中まで投げ打たれたのはホームランの1本のみ。勝ち投手の権利を持ってマウンドを降りた。7回ウラ、大谷選手はフォアボールで出塁すると盗塁を試みたが失敗。この際、左肩を負傷しベンチに戻った。試合はドジャースが逃げ切り2連勝。山本投手はワールドシリーズ初登板で初勝利をあげた。ワールドシリーズ制覇まであと2勝。
ドジャースとヤンキースのワールドシリーズは、現在ドジャースが2連勝。きょうは移動日であすからニューヨークでの試合がある。大谷選手は日本時間きょう午前8時ごろにヤンキースタジアムに到着。きのうかけさにMRI検査を行っていて、ロバーツ監督によると状態は前日より良く可動域や筋力も良好だという。そもそも亜脱臼とは関節の骨が外れそうで外れていない、あるいは一度外れたが自然に戻った状態のことを言うそう。森田医師は関節周りの軟骨や靭帯へのダメージをMRIで診断するが、すでに復帰しているのであれば大したダメージはなかったのだろうなどと話した。
あすから試合が行われるヤンキースタジアムは打者有利の「ヒッターズパーク」として知られている。またニューヨークは第1、2戦が行われたロサンゼルスよりも気温が低い。第1戦：ドジャース6−3ヤンキース。延長10回裏にフリーマン選手が逆転サヨナラ満塁ホームランを打った。大谷選手は5打数1安打。
ワールドシリーズ第1戦で野球解説者・デーブ大久保がポイントとして挙げた、大谷選手のショートゴロについて解説。大谷選手の50号ホームランボールを落札した台湾の投資会社「UCキャピタル」が、台湾と日本の関係機関に働きかけてチャリティー展示する意向を示した。ドジャースとヤンキースのワールドシリーズは、あすからニューヨークで試合が行われる。
佐々木舞音の気になるSDGsは「すべての人に健康と福祉を」。
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台風21号は11月にかけて日本に接近する見込み。台湾の真上を通りそうなルートで、台湾には3000m級の山が多くあるため勢いが弱まるのではないかとのこと。過去には11月に台風が上陸したことは1度しかなく、今回の台風も熱帯低気圧となり、台風としては上陸しないのではないかと予想されている。
ヨーロッパ中期予報センターの予想を紹介。全国の気象情報が伝えられた。気象予報士によるとこの時期の台風は季節を進める効果があるそうで、東京の最低気温が一桁になってくるとのこと。