2023年12月28日放送 5:45 - 7:05 テレビ東京

モーサテ
【2023年マーケット総括!24年の展望は・・・?】

出演者
矢内雄一郎 大浜平太郎 相内優香 唐鎌大輔 西原里江 
プロの眼
解説 みずほ銀行 唐鎌大輔氏 2024年 ドル円相場を展望

2024年、ドル円相場唐鎌さんのテーマは「過度な円安」から「穏当な円安」へ。唐鎌さんは「2024年に関してFRBは利下げをします、日銀は利上げをします、金利差縮小で円高になるというものだと思う。こういう見通しは去年より可能性は高い。水準は需給次第。キャッシュフローベースでみた来年の需給環境は貿易収支が改善する中で改善する。需給で円安というのが私のテーマだったがここは小休止できるかと思う。問題は貿易赤字がなくなるわけではない。日本の歴史を振り返ると85年のプラザ合意以降は日本は基本的に貿易黒字国だった。アメリカの利上げ局面は何が起きていたかというと低金利の円を借りて高金利の通貨に投資するような金利差に着目した円売り、ドル買いが起こりやすい状況にあった。貿易黒字の時には実需は円買いドル売りのまま残っているので利下げに転じたとしても円買いのまま、実需も円買いのままなので過度な円高が起きやすい。こういうことが円高のボラティリティが高かった要因。今は貿易赤字国なので利下げで円買いになったとしても実需は円売りのまま。2024年にやってくるのは投機円買い、実需円売り。円高が激しいものになると考えなくていいと思っている。2019年のFOMCで利下げになった。その時、直後は円高になった、2019年末は利下げした前よりも円高になっている。2~3円円高になっているが大した円高ではない。来年貿易黒字に急になるということはないと思う。過度な円安が穏当な円安になる。休憩の年になる」などと述べた。2024年の予想レンジは130円~145円。

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日経朝特急+
日経ベテラン記者が解説 経済危機のパキスタン 総選挙の行方は?

日本経済新聞の山田剛さんが解説。パキスタンのシャリフ元首相、逆転無罪 汚職事件巡り。ナワズ・シャリフ元首相は2017年に不正資金疑惑で議員資格はく奪、2018年に禁錮7年の有罪判決、2019年に病気治療でイギリスへ 事実上の亡命、2023年11~12月に汚職事件で逆転無罪判決。この無罪判決によりシャリフ元首相は2月8日に行われる総選挙に出馬できる見通し。きょうのテーマ「政治混乱続くパキスタン 総選挙の行方は?」。イムラン・カーン元首相は5月に汚職容疑で逮捕・収監、10~11月に公職守秘法違反容疑で再逮捕、PTI(野党パキスタン正義運動)の党首、支持者らが各地で収監に対する抗議デモ。山田さんは「パキスタンでは汚職で失脚した政治家がいつの間にか無罪になっていたり刑の執行停止を勝ち取るケースが非常に多い。この背景には裁判所が事を穏便に収めたがる傾向があるということ。そして政治に影響力を持つ軍の意向が働くケースもある。法律が規定通りに執行されないというのがパキスタンの大きな特徴」「(選挙の争点は)経済の再建。パキスタンは深刻な経済危機。経済再建には中国などからの投資を増やすしインドとの関係を改善することが大事」などと話した。(日経電子版)

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中国焦点
「愛国主義教育法」1月1日施行へ 中国 広がる“抗日”基地の実態は・・・

北京市中心部から車で1時間。真っ赤な塀で囲まれたある施設を訪ねた。「愛国主義教育基地」は青少年に思想・道徳を教育する重要な場所として政府から認定を受けた施設。中を案内してもらうといわゆる“抗日戦争”をテーマにしている。「日本軍による犯罪」、「南京大虐殺」などの文字とともに日中戦争の資料が数百点ならぶ。その南京周辺の様子とされる写真には路上に大量の遺体が。残酷さを伝えるため修正は加えていないという。中国共産党が認定した愛国基地は585か所。共産党創立100周年となった2021年には新たに111か所が追加された。急増の理由について聞いてみると館長は「歴史を忘れることは裏切りであり歴史は最高の教科書だ。愛国主義を若者の心に根付かせなければならない。若者は祖国の未来なのだから。」と話した。青少年への愛国教育を重視する中国は10月、中国の国会にあたる全国人民代表大会の常務委員会で愛国主義教育法を可決。教育の全てのプロセスで愛国主義を徹底させることなどを定めた。この愛国基地では法律で義務付けられた課外活動で約2万人の小学生が訪れる予定だという。中国社会の最新事情に詳しい近藤大介さんは対日感情を刺激しかねないある条文に注目している。第28条に一定規模以上の地方政府に抗日記念式典を義務付けるとある。抗日戦争勝利記念日・烈士記念日・「南京大虐殺」国家追悼日を国家の「公祭日」として中国の津々浦々で抗日をたたえるイベントが行われる。これは日中関係を損なうひとつの要因となるという。本土だけでなく香港でも唯一の軍事博物館を“抗日”をテーマにしたものにリニューアルする構想を発表するなど広がりを見せている。そしてこの法律が重視するのは抗日だけではない。共産党創立100周年を記念した共産党歴史展覧館は約15万平方メートルの敷地に経済大国へ成長した歩みが解説されている。この施設も愛国基地のひとつ。新たな法律では共産党の歴史だけでなく「習近平思想」をはじめ、中国にとって不可欠な社会主義思想への理解も愛国に重要な要素と明記されている。子どもたちが見学していたのは習近平国家主席の生い立ちを紹介するコーナー。青年時代のエピソードの展示は習氏のほか毛沢東だけ。歴代指導者の中でも習氏の扱いは別格で、建国の父に匹敵する権威を印象づける狙いがある。館内にはほかにも習氏の顔写真とともに絶対的貧困の撲滅や新型コロナとの戦いなど最高指導者として人民のために勝利したとする功績を大々的にアピールしている。愛国主義教育法導入の狙いについて法律を制定した全人代常務委員会の記録では「愛国主義教育を幼いうちから脳に心に刷り込まなければならない。」とある。

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(気象情報)
気象情報

東京都心の様子を紹介した後、全国の気象情報を伝えた。

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(ニュース)
来週 中東訪問へ アメリカ 国務長官

アメリカのブリンケン国務長官は来週後半に中東を訪問する方向で調整している。イスラエルによるガザへの大規模攻撃をより標的を絞った作戦に移行する方策やハマスの拘束下にある人質の解放などについて協議するとみられる。

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アクシオスアントニー・ブリンケンハマース
(エンディング)
モーサテプレミアム:年忘れ!池谷 塩田 相内の井戸端会議

モーサテプレミアムでは、12月30日(土)あさ9時からモーサテサタデー座談会を配信する。3人のキャスターが苦労話や来年の抱負などを語る。

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次回予告

「モーサテ」の次回予告。

エンディングトーク

大浜平太郎キャスターは年明けに向けて、新しいNISAの口座を申し込んだと話した。

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少額投資非課税制度
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