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オープニング映像。
糸島市に買った山で野菜を育てている和子さんは現在の糸島市生まれ。中学生の時に母が病に倒れて屋台を始め、19歳で結婚した。2人の娘を育て上げると、第二の人生は楽しんで過ごしたいと考えた。テレビで5000坪の山を切り開いた夫婦を番組で知った。勇気をもらった和子さんは糸島市の耕作放棄地を購入し野菜畑を再生させていった。離婚を経験し、パートナーの幸男さんと意気投合し事実婚を選択した。
13年かけて山を再生し自然体験型の観光農園を開いた和子さんと幸男さんは自宅を敷地の高台に作った。地元の人達は2人が再生した山のことをむかしからよく知っていた。13年前は誰もがいつか諦めると思っていたという。2人はウッドデッキの「森のカフェ 緑の詩」も作った。
放置林を見てもらうことで人が手入れをする大事さを知ってもらいたいとウッドデッキの「森のカフェ 緑の詩」を作った。建築を学ぶ学生たちとツリーハウスを作ったのが始まりで、その後地元の大工の小山田さんからウッドデッキを作らせてほしいと話があった。売店では次女夫婦が料理やスイーツを作っている。盛りの中の飲食店には孫が営むうどん屋もある。
美瑛町にある1日1組だけの宿「かまいたい宿 ONE and ONLY」を営む真諭さんは、せっかく遠くから来てるのでかまってあげて帰してあげたいと話した。栄養士と発酵食品ソムリエの資格を持っている妻の祐子さんが料理を担当している。伊丹市出身の真諭さんは北海道の大学に進学して初めて美瑛に訪れ「美瑛で宿をやりたい」と考えた。就職した会社で祐子さんに出会い、宿を持つという夢への準備を始めた。2009年に御蔵島に移住し、村営民宿で料理を担当。祐子さんはイルカのガイドとして働いた。島に高校がなかったため、祐子さんは2人の息子たちと美瑛町に移住した。2023年10月に「かまいたい宿 ONE and ONLY」をオープンした。祐子さんはエジプト塩を生み出した料理家のたかはしさんが営むレストラン「SSAW BIEI」でエジプト塩を仕入れた。真諭さんは、北海道暮らしの師匠・神子素さんに冬囲いのやり方を伝授してもらった。米は「matsuka farm」でななつぼしの玄米を仕入れている。埼玉から美瑛に移住し農家になった新井さんの「あらいふぁーむ」では野菜を仕入れている。舟山農園では規格外のユリネを安く譲ってもらった。
祐子さんは仕入れた食材を使って宿の客に美瑛野菜と北海道ホタテの盛り合わせ、ホッケの自家製梅漬けなどの料理を提供した。
祐子さんはファームズ千代田で仕入れたびえい和牛を使って宿の客にメインのステーキを提供した。ある冷え込んだ日の日の出前、SNSに載せる写真を撮ろうと勉強している祐子さんは丘で写真家の上野さんと写真を撮っていた。町から借りている定住促進住宅はまもなく3年の期限を迎えるため、夫婦は宿の隣に自宅を建てている。
次回予告。