- 出演者
- 薬丸裕英 峰竜太 山田五郎 井ノ原快彦 中原みなみ 三田友梨佳 卓也(土佐兄弟) ゆうき(土佐兄弟)
オープニング映像が流れた。
今回出没するのは日本橋小伝馬町。平賀源内や吉田松陰が収監されていた江戸時代最大の牢獄「伝馬町牢屋敷」で知られた街。旧日光街道が通るこの街は、問屋街として発展した。当時の繁栄を知る老舗が今も残り、江戸の文化や歴史ある美食を伝えている。また、現在はオシャレに進化中の街でもある。
かつては牢屋敷があった小伝馬町だが、最近ではおしゃれな街として人気。2022年オープンの「Sta.」は、駐車場をリノベーションしてできた家庭料理の店。調味料から手作りした上質な料理で人気。21年オープンの「Hiromi&Co.」は、週末のみ営業している洋菓子屋。オリジナルキャラクターはデザイナーで店主の浅井さんがデザイン。パティシエの妻と店を営む。共にパリで修行した経験がある。
東京・小伝馬町の人気店「123BAGEL」。素材にこだわった極上ベーグルは「顎酷使系」と称されるほど固い。
東京・小伝馬町の人気店「Jack37Burger」。2015年オープン。肉肉しいパティ、インドネシアの「サンバル」をアレンジして作られたソースなど魅力。小伝馬町の和紙の老舗「川島紙店」の川島社長も常連客の1人。
東京・小伝馬町の人気店「魚と米」。2020年オープン、魚料理が自慢の居酒屋。「希少部位3種食べ比べ」「黄金鯵フライ」などの人気商品。元禄年間創業の「江戸割烹料理 魚十」がコロナ禍で閉店し、その跡地に作られた店。看板も流用。当時の女将は今でもこのビルの上に居住。当時の名物料理も販売。
今回、日本橋小伝馬町の魅力を紹介。人形町出身の三田は、実家が料理屋を経営。この番組で取り上げられたことも。土佐兄弟の2人も近くの東日本橋出身。先に紹介された「Jack37Burger」について、「よく通ってます」など話した。江戸時代は木綿問屋が多かった地域で、今もアパレル問屋が残っている。出版の問屋も多く、蔦屋重三郎が吉原の次に進出してきたのもここ。
東京・小伝馬町の伝馬町牢屋敷跡地は公園になっている。名物は宝永8年鋳造の「石町時の鐘」。この地域の地名は、人や物資の運送を取り仕切る「伝馬役」に由来。この地の牢屋敷で亡くなった1人が、29歳だった吉田松陰。罪人の処刑は鐘の音を合図に行われていたが、恩情で定刻より遅れてつかれることもあり「情けの鐘」とも呼ばれていた。現在、大晦日だけ地元民たちが鳴らす。プロジェクションマッピングなどの催しも。
ラーメン店が急増中の東京・小伝馬町。2023年開業の「拉麺 はま家」は、牡蠣やあさりオイルを使った商品が人気。21年開業の「中華そば たた味」では、炒めた玉ねぎやチャーシューなどをたっぷり乗せた商品が名物。23年開業の「日本橋 朱鷺」では、数種のにぼしや鶏ガラなどを合わせた淡麗系ラーメンが人気。
「アトリエイシカワ」は明治25年に繊維問屋として創業し、2022年からは店舗での小売も始めたという。江戸時代に流行した「判じ絵」を使った手ぬぐいが人気とのこと。
「そば七」は地元民に愛されるお蕎麦屋さん。打ち立ての蕎麦にこだわり、1日に何度も店の地下で蕎麦を打っている。一番人気は大きな海老天が2本乗った「天ぷらそば」。
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2022年にオープンした「CASTOR」。お菓子研究家の店主が作る「カスタードプリン」が名物。また店主の母は和食の料理研究家、父は代々木上原などでフレンチレストランを経営していた名シェフで、日本で初めてガトーショコラを作ったという。その父から受け継いだガトーショコラは月に一度だけ販売されるとのこと。
日本橋小伝馬町は江戸時代に木綿などを扱う問屋街として発展。この地で半世紀続く呉服問屋「タチバナ」は貴重な存在となっている。また「住長商店」は創業300年以上の針の問屋。服飾のプロが縫い針を求めて訪れるという。そんな旧日光街道に2020年にオープンしたのが「COMMISSARY」。東京一オシャレで美味しいフードコートとして5店舗がタッグを組んでいる。ニューヨークスタイルのピザや本格的なタコスなどが味わえる。
2004年度に東京都選定歴史的建造物となった十思スクエアは、現在はコミュニティセンターなどになっていて、明治10年から平成2年までは小学校だった。3階のアーチ状の窓は、今も開いて換気の役目を果たしている。
ヤマトは明治32年に創業し、瓶やチューブに入った保存がきく澱粉糊を発売し革命を起こした。昭和50年、アラビックヤマトを発売。スポンジの下に潜んでいるのがザルで、2つの組み合わせがのりを均一に通し滑らかな塗り心地を生む。2020年に発売されたのが、ガムテープをコンパクトにしたアウトドアテープ。
嘉永3年創業の梅花亭は、丸めたあんこを生地に浸して焼き上げるどら焼きが名物。一般的なものと違い1枚になったどら焼きなので、より打楽器のどらに似ている。店長の丸山マキ子さんは、85歳になった今も常連たちのアイドル。