- 出演者
- 所ジョージ 佐藤真知子
オープニング映像。
2014年、荒れていた土地を科学の専門家や地域の人たちの知恵と力で整備すると豊かな実りに恵まれ里山の風景になった。多種多様な昆虫や鳥が姿を現すようになった。去年から新たな取り組みを行っていた。
かがくの里で去年から行われていた新たな試みはある作物からステキなものを作った。
- キーワード
- かがくの里
去年6月、エゴマの苗を植えた。エゴマは東南アジア原産のシソ科の植物で本州から九州に自然分布している。葉の部分は焼き肉などで食べられる。今回はエゴマ油づくりに挑戦する。エゴマ油は1000年以上の歴史があり江戸時代までは行灯の燃料として使われていた。今では健康食品として人気で必須脂肪酸が豊富。油を絞るには種だけでかなりの量が必要なので120株を植えた。順番に成長し8月上旬に葉を収穫。エゴマの葉をしょうゆ漬けを作る。調味料を混ぜ合わせ、唐辛子を刻み入れるつけダレを作り、エゴマの葉を漬けるだけ。10月にはかなり成長し、もうすぐ種が収穫できるようになった。11月、種が収穫できるようになった。エゴマの株を刈り、干して乾燥させる。天日で10日間、種が取り出しやすい状態になり、あとは叩いて種をとる。4キロの種が収穫できた。種を水で洗い2週間乾燥させる。
今年1月、茨城県石岡市にある朝日里山学校を訪れた。廃校を利用し里山体験ができる施設。施設には搾油機もある。
かがくの里で収穫したエゴマを茨城県石岡市にある朝日里山学校で絞る。搾油機で4キロの種を絞った。残りは肥料として利用する。1.2リットルのエゴマ油がとれた。
エゴマ油は万能で豆腐やみそ汁、ヨーグルトにも合うという。
2022年、カナダで開催された生物多様性条約国会議で新たに採択されたのが30by30。2030年までに陸・海30%以上を健全な生態系として保全するという世界目標で民間の取り組みなどによって生態系が保全されている区域を自然共生サイトとして国が認定することになった。去年、かがくの里が自然共生サイトに認定された。今年1月、阿部さんは国際連合大学にやってきた。30by30の実現や生物多様性保全に関する各国の取り組みを共有・学び合う国際会議のプレゼンが開催された。かがくの里の成果を報告する。
阿部さんはアジアの方々にかがくの里をプレゼンするために国際連合大学にやってきた。かがくの里の取り組みと成果を報告するVTRを見てもらい、10年の歴史と生物多様性について説明する。日本の伝統料理も紹介した。無事にプレゼンは終了。各国と情報交換し生物多様性を高めていけるように取り組んでいく。
所さんは日本以外の里山はどんな絵柄なのか気になる、知らない虫などもいるだろうし見てみたいと話した。
- キーワード
- かがくの里
能登半島地震、かがくの里と友好関係を結んでいる白米千枚田も被災した。現状を白米千枚田愛耕会の方が現状をビデオメッセージで説明してくれた。愛耕会はクラウドファンディングを立ち上げ、春からは壊れた田んぼを戻して稲作りをしたいと考えている。
TVer・Huluで配信!詳しくは番組HPへ。