- 出演者
- バカリズム 林修 斎藤ちはる 伊沢拓司 石原良純 伊集院光 秋元真夏
オープニング映像。
USエアウェイズ1549便は乗客乗員155人を乗せラガーディアからシアトルに向かっていた。離陸からわずか1分35秒で両エンジンが停止、ハドソン川に着水した。乗客乗員155人は無事だった。フライシュミレーターでの検証で空港を目指した場合は墜落していた。
ロンドンの24階建ての高層マンションが火災になり建物には数百人の住民が取り残されていた。消防車約40台、消防隊員約200人が出動した。
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- グレンフェル・タワーロンドン(イギリス)
ロンドンのグレンフェルタワー火災。火事の前年に壁をリフォームし断熱材を金属パネルで覆った。出火した際パネルとの間に空気の通り道があり火の勢いが加速したという。
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- グレンフェル・タワーロンドン(イギリス)
ホテルニュージャパン火災について。1982年2月8日午前3時10分、938号室から煙が出ていた。警備員は非常ベルの鳴らし方を知らず、消火器では火の勢いは収まらなかった。従業員はまともな消防訓練を受けていなかった。火災報知器も作動せず9階フロアはあっという間に煙に包まれた。この時ホテルに宿泊していたのは355人。出火の23分後に通行人から通報があった。
永田町出張所特別救助隊が出動。ホテルはY字型の廊下が重なった複雑な構造で、煙で視界が悪くなると方向感覚を失う。基本となる出場区分で対応できない場合に他の消防隊に出動を要請する第二出場は、年間3000件以上の出場に対して20件前後。火元となった9階は停電しパニック状態。午前3時44分、現場に永田町出張所特別救助隊が到着。902号室に宿泊していた会社員の山本さんの部屋の隣は鉄製の倉庫があった。
火災時には熱や煙による呼吸困難で地面が近いと脳が錯覚し希望的観測で飛び降りてしまう。火災では17人が飛び降り14人が亡くなっている。消防隊は9階からの突入を断念し屋上に到着。9・10階から宿泊客を救出した。午前4時2分、東京消防庁が異例の決断を下す。第四出場は最大規模の消防車両を招集すること。
室内が高温になり目に見えない可燃性ガスが発生するフラッシュオーバーは爆発的に燃え広がり1000℃に達する。消防隊員が部屋に侵入したがフラッシュオーバーが2回連続で発生した。山本さんが居る場所の下には玄関部分が大きく張り出しはしご車が届かない構造となっていた。山本さんははしごで降りることができた。
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- テレビ朝日ホテルニュージャパン
ホテル火災に遭遇した際の命を守るポイントについて。消火器設置のルールは歩行距離20m、床面から高さ1.5m以下、「消火器」の標識をつけるなど。
消防隊の活躍により次々に宿泊客が救助された。921号室の加藤夫婦はロープ代わりにしたシーツで降り助かることができた。
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- ホテルニュージャパン火災韓国
記者らの取材によって驚くべき事実が判明した。朝の生放送では出火原因が伝えられた。イギリス人宿泊客がタバコをつけたまま就寝し火災が発生したとみられている。ホテルは管轄の消防署から消火設備の不備を指導されていながら、9・10階にはスプリンクラーがなかった。また、防火扉は床の絨毯で閉鎖できなかったという。穴のあいたブロック塀を通じて驚くべきスピードで延焼した。
オープニング映像。
明日の番組宣伝が流れた。
ホテルニュージャパン火災、死者33人消防士618人が出動した大火災は日本に大きな衝撃を与えた。二方向避難は「6階建て以上」「劇場・映画館・集会場」などの建物は地上に出られる避難経路が2つ以上なければならない。
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- ホテルニュージャパン火災
ずさんな設備の原因は徹底したコスト削減。異常乾燥で火災になりやすい館内では電気代節約のため加湿装置が停止されていた。頻繁に従業員の配置転換が行われたり減給・解雇などもあった。従業員は約320人から134人になり、従業員1人にかかる負担が増大。初期消火の失敗や通報・避難誘導などの不手際、火災報知器・防火扉の不備に気づけなかった。午後0時36分、9時間後に鎮火した。死者は33人、負傷者は34人。
2月8日午後8時、羽田空港日航機が滑走路に向かっていた。滑走路に出て離陸の許可が出るまで待機するが機長は管制許可が出ていないのに離陸しようとした。離陸し、機長が異常な操縦を始めた。その後予定より18分遅れて福岡空港に到着した。
客室乗務員は1982年当時はスチュワーデス、女性が憧れる花形職業だった。昭和57年当時飛行機内のどの席でもタバコが吸えた。機長はエンジン出力を下げ急降下。副操縦士が引き戻し少しずつ機首が上がったが減速し墜落した。前日にはホテルニュージャパン火災が起き、不穏な空気が漂っていた。
飛行機は機首がなくなり胴体だけ。最前列に座っていた乗客や客室乗務員の姿はなかった。事故発生時に行う5項目は「衝撃から身を守る」「パニックコントロール」「状況確認」「乗務員全体での情報共有」「非常口への誘導」。パニックになりかけていた乗客たちは客室乗務員の呼びかけで落ち着きを取り戻した。乗客は救命胴衣を装着した。
DC-8の脱出スライドは救命用浮き具になる。脱出スライドは2つは接近不能、残った4つも機体がゆがみドアが開かなかった。浅瀬で機体が沈む危機は免れたが水位が低く救助艇が近づけなかった。機首の上に後部の機体が乗って止まっていることも分かった。脱出スライドは使えず周辺にはジェット燃料が大量に流出していた。また、海に投げ出された乗客もいた。