- 出演者
- ヒロミ 山崎夕貴 百束泰俊 村上健治郎
オープニング映像。
10月13日は国際防災の日。今回は防災や災害の課題に取り組む2人の起業家が登場。村上健治郎さんは地上から防災を可視化する株式会社Specteeの代表取締役CEO、百束泰俊さんは宇宙ビッグデータを活かした防災に取り組む株式会社天地人の共同創業者・CSTO。
オープニング映像。
Specteeのビジネスは「地上からリスクを可視化」。SNSなどに投稿された災害・事故情報をAI分析。偽情報を排除し、防災に役立つ情報をリアルタイムに発信。情報の正確性や速さが評価され、成田国際空港や石川県庁など全国1200機関に導入されている。社員数は110人。東日本大震災を経験した村上CEOが現場の情報が役立ったことから起業した。実際のサービス画面をスタジオで紹介していると、「愛知県 駅に緊急車両が出動との情報」という速報が飛び込んできた。都道府県で絞り込みができるというので、ヒロミの地元である東京・八王子の情報をチェックした。SNS情報だけでなく、全国の河川&道路カメラもリアルタイムに視聴可能。日本だけでなく世界中の災害や事故情報を収集している。
天地人のビジネスは「宇宙からリスクを可視化」。世界で初めてJAXAから投資を受けた宇宙ベンチャー企業。社員数は約80人。創業から6年で売り上げは18倍になった。共同創業者でCSTOを務めるゲストの百束さんはJAXA職員として衛星開発に従事していた宇宙のスペシャリスト。衛星データとAIを駆使して土地や環境のリスクを“見える化”した。「宇宙水道局」は衛星データを活用し、水道管の漏水リスクを可視化するサービス。全国の水道管の約2割が法定耐用年数の40年を超えているとされ、年間約2万件の漏水や破損事故が起きている。膨大な衛星データから(1)地表面の温度、(2)地盤の変化、(3)夜間光の3つをAIで解析することでリスクを見極めるという。宇宙水道局をもとに調査した結果、126箇所の漏水が見つかった。ヒロミはギャルビジネスを取り上げた前回とのギャップに驚いていた。
衛星データを防災にどう活用できるか、村上社長から百束さんに質問。衛星はリアルタイム性に弱い一方、データを長く蓄積しておくと将来的なリスクを把握する材料になる。
村上社長が災害時に重要視しているのは、迅速に情報を集めて提供できるかどうか。
JAXAなどには人工衛星のデータが何十年分残っていて、無料で使えるものも多い。天地人社では、データそのものではなく様々なデータと組み合わせて活用している。
生成AIをどう活用できるかについて。村上社長は「災害時の自治体での仕事をAIができるようになれば、避難所のケアなどに人を充てることができる」など指摘。
- キーワード
- 自衛隊
「発掘!スタートアップ ヒロミのおはようミーティング」の次回予告。
「ボクらの時代」の番組宣伝。