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オープニング映像が流れた。
福島県南部の南会津町にある秘湯を目指していく。のどかな風景の湯ノ花温泉は数軒の民宿がある小さな湯の里である。きょう泊まるのは「民宿 ふじや」で築130年の古民家の宿である。客室は和室が5室で宿のお風呂は温泉ではないため近所の日帰り温泉を利用する。
湯ノ花温泉には4つの共同浴場が点在していて、宿泊客のほとんどは最寄りの共同浴場を利用する。まずは綺麗な里川である湯ノ岐川を渡って湯ノ花温泉を象徴する共同浴場へ。川のほとりには湯小屋が立っていた。混浴の共同浴場・石湯は湯小屋の壁を突き抜けて巨大な岩が鎮座していた。石湯はこれまで川の氾濫などで度々湯小屋が流されてきたが、この大岩だけは湯船と共に残っているそうである。入ってみようと思ったがかなり熱く、お湯の温度は46.8℃であった。湯もみ板があったので挑戦し慣れない湯もみをすること10分、やはり無理であった。隣には1人サイズの小さな湯船があり大きい浴槽からこぼれた湯が貯められていて温度は44℃ほどである。次は石湯から10分ほど歩いた共同浴場へ。湯ノ花温泉で最も古い湯端の湯がある。男女別の内湯で石造りの四角い湯船が設えられている。4つの共同浴場は全て地域の人達が協力して管理している。湯端の湯の隣に温泉を祀った神社「温泉神社」がある。
民宿 ふじやの夕食の時間となり、昔ながらの座敷が食事処であった。「自家栽培カボチャのポタージュ」「ことじ」「はっとう」「十割そば」などを食べていった。
夜は宿の隣にある共同浴場「弘法の湯」へ。ナトリウムやカルシウムを含む単純温泉はしっかりと体が温まる寒い時期にぴったりの湯である。
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- 湯ノ花温泉 弘法の湯
湯ノ花温泉から車で1時間30分、天栄村の秘湯を訪ね村の西側にある湯本という集落の「岩瀬湯本温泉」へ。集落の奥へ進むと茅葺き屋根の建物が見えてきた。きょうの宿である「ひのき風呂の宿 分家」である。
築150年以上の年季があるが、とても綺麗に保たれている。泊まるのはベッドタイプの和洋室で全4室の客室は全て作りが異なっている。壁や天井もひのき作りの内湯でこじんまりとしているがとてもリラックスできる。
岩瀬湯本温泉は1200年前、嵯峨天皇の時代に発見されたと伝えられている。湯守を任された星兄弟の末裔がやがて湯宿を始め、今も星さんの一族によって大切に守られている。
岩瀬湯本温泉 分家の夕食は食事処でいただく。目にも楽しい囲炉裏焼きテーブルの炭火焼料理である。「紫ジャガイモの炭火焼き」「岩魚と鯉の刺身」「アユのから揚げ」「福島牛の陶板焼き」などを食べていった。
エンディング映像が流れた。。
