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オープニング映像が流れた。
新潟県の南東部の福島と群馬の県境に位置する魚沼市へ。折立温泉は現在4軒の宿が営業している。今回は1975年創業の「やまきや旅館」へ入っていく。大きな窓から光が差し込む明るい内湯で7畳ほどの大きさとなっていた。
庭園風に内組された内湯は6畳を超える大きな貸切風呂である。元は大浴場だったがコロナ禍をきっかけに貸切風呂に変え、館内にある全ての風呂を貸切で利用できるようになった。夏場は内湯からつながる露天風呂も楽しむことができる。
部屋は全部で14室できょう泊まるのは8畳の和室と6畳の洋間がつながる部屋である。夕食までのんびり過ごしていった。
部屋で夕食となり「ぜんまいの一本煮」「USブラックアンガス牛ネギ塩ステーキ」を食べていった。
懐かしさを感じさせるタイル張りの浴室。1.4m四方の四角い湯船である。湯船の底と側面にはカラフルなビー玉が埋め込まれており、大きさの異なる白い四角いタイルに心が和む。
次は創業は江戸の初期と伝わる栃尾又温泉「自在館」へ。慶長11年と記された道具入れが宿の歴史を物語っていた。今回宿泊するのは2024年12月にリニューアルされた大正棟。大正初期に宿の裏山の木を切り、丁寧に建てられたそうである。まだ使える木材を活用してリニューアルされた館内は大正時代の湯治場の面影が残っている。多くの部屋が1人部屋と2人部屋で湯治客向けとなっている。客室は本館22室と大正棟4室の全26室である。
まずは本館にある貸切風呂へ。5畳ほどの大きな貸切風呂であるたぬきの湯。自然に湧いている27度の自火源泉を温めた40度ほどの湯がかけ流されている。貸切風呂は館内に3か所あり、予約をして1回あたり45分間何度でもお湯を独り占めできる。
湯治宿として営業を続ける自在館。1週間2週間と長期間滞在する客に毎日異なるメニューを提供するため、数年前から地元のお母さんたちが地域の食材を使った家庭料理を丁寧荷作り提供している。一汁四菜が基本の夕食で「くじら汁」「鴨鍋」を食べていった。
階段で20mほど下っていき栃尾又温泉3軒が共同で運営する大浴場へ。「霊泉 したの湯」はお湯の発見には諸説あるが今から1300年前に奈良時代の高僧・行基が開湯した言い伝えがあるという。お湯は湯船から2・3メートルほど下で湧いている共同源泉で源泉そのままの36度ほどのお湯がかけ流しで注がれている。大正棟の向かいに佇む薬師堂では昔から湯治の祈願が行われていた。樹齢400年を超える子持杉をまたぎ、夫婦欅をくぐると子宝に恵まれるとの言い伝えもある。ゆっくりとぬるいお湯に浸かったら、最後に41度ほどに温められた小さな湯船でさっと身体を温めていく。大正棟の前を通り50mほどのところにある1984年に作られた2つ目の共同浴場へ行ってみることとなった。「霊泉 うえの湯」にも栃尾又温泉の共同源泉が満たされている。
エンディング映像が流れた。