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前川泰之さんが向かったのは北海道・えりも。襟裳岬は岸には波の侵食によってできた断崖が広がるが、この厳しい岸は暖流と寒流が交わることでプランクトンが豊富でありゼニガタアザラシや鳥も魚を狙って多く駆けつける。
「野生王国!釧路湿原を探検!」「希少なサケの絶品メシ!」「躍動!アイヌ伝統舞踊」「自然と共に生きるアイヌの家族のもとへ」のラインナップを伝えた。
まず向かったのはえりも港。親潮と黒潮が交わる海産物の宝庫として知られマツカワガレイやマダラとともに季節外れの時期に現れる希少なサケ・トキシラズも網にはかかっていた。前川さんはトキシラズをごちそうしてもらうことに。さっぱりしながら旨味が強いのが特徴で、北上に備え油を蓄えることが美味しさの理由なのだという。
襟裳岬から海岸線を北上し、釧路湿原へ。手つかずの自然が残る日本最大の湿原として知られ、エゾシカが元気な姿を見せていた。1300種以上の動物の中には天然記念物のオジロワシや特別天然記念物のタンチョウもいる。カヌーの先端をタンチョウに向けると攻撃してくると想定して逃げるが、カヌーの先端を向けなければタンチョウが逃げることはないのだという。
続いて向かったのは阿寒湖周辺。阿寒湖アイヌコタンはアイヌの生活を知ることのできる集落となっている。ニタユンクルは木彫りの店となっていて渡辺さんは道具は手先が器用でないと作れないと話していた。マキリと呼ばれる小刀なども売られているが、中には人を超える大きさの物もあった。阿寒湖アイヌシアター イコロではアイヌの古式舞踊を見学することができ、この日は弓の舞という鳥の美しさに矢を射ることのできなかった狩人がその一幕を伝えるために踊ったとされる舞や、空を舞う鳥の優雅な姿を表現した鶴の舞、自然の荒々しさを表現した黒髪の踊りなどを披露した。平澤さんはアイヌの考えでは木の1本1本などありとあらゆる物に神様がいて常日頃感謝しながら行きてきたと話した。
天内重樹さんのお宅を訪問した。先祖代々白糠町で暮らしてきた。本職であるハンターをしながら白糠アイヌ協会の会長も務めアイヌ文化の伝承にも取り組んでいる。ウレシパチセを訪問した。伝統衣装の着付けも体験できる。自然界の全てのものに神が宿ると考えるアイヌ民族。なかでも生活に欠かせない火の神への祈りは特に大切なのだそう。ニリンソウ採取をした。家に帰って夕食の準備をした。餃子作りなどをした。オンカミは神様に祈る前の礼儀作法とのこと。ユクカムとオハウキナのいためものなどを頂いた。
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